U18、次の大会は…?

第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ5位という結果で終了。日本代表の選手そしてスタッフ関係者の皆様お疲れさまでした。いろいろいろいろありましたが、個人的には日本チームに限らず凄い!と思った選手アリ、エエッとビックリした場面アリで、国際大会ならではの収穫でした。それはそれとして。

 

気になるのは来年。ワールドカップは隔年なので、その予選を兼ねたアジア大会が開催されるはずですが、これも毎回8月末か9月頭の開幕なんですよね。一方、東京オリンピックの日程を考慮して2020年の高校野球選手権大会の日程は後ろ倒しになり、8月10日開幕、決勝は8月25日の予定となっている。ただでさえタイトな日程が…更に雨で1日2日順延する可能性だって低くないわけで、一体どうなるんだ…アジア野球連盟にアジア大会の開幕を遅らせることを要請するのか。と言っても、どの国も学校があるだろうから(ちなみに、日本以外はみんな9月から新年度かと思ったらそういうわけでもないんですね。結構バラバラで面白い)そんなに遅らせられないだろうし…と心配になりましたが、ふと思ったのは、

 

これだけ日程が詰まっていればこそ、「今回は夏の甲子園とは切り離して進めます」と言えるんじゃないか?

 

切り離せるとなれば、8月を丸々チームづくりに充てることができる。候補選手をあらかじめ幅広に選んでおいて8月上旬にトライアウトを実施、8月後半に代表合宿をやれば、木製への対応力の見極めとか守備の連携、国際球への慣れとかはかなり改善されると思うんだけど。今回みたいな無茶なコンバートももちろん不要になるし。夏休み期間中だから合宿期間も長く取れ、即席には変わらないけど今よりはチームとしてまとまってくるんじゃないでしょうか。夏の甲子園組は、早期敗退チームから必要な(つまり、トライアウトで選ばれたメンバーだけでは手薄な部分の)メンバーを数人選んで追加招集して合宿に合流させるとか。

 

 

オリンピックの余波で甲子園も後ろ倒しになり、U18に向けた準備にもしわ寄せが…というのは困ったことなのでしょうが、この状況を逆手に取って、新たな手法を試す、ってのもありなんじゃないかな。イヤな言い方ですが、失敗したときの言い訳もたつし(エラい人用)、相当失敗したとしても(これまで通りアジア大会3位までOKだとすれば)ワールドカップの出場権を逃すリスクもかなり低いと思いますしね。