新型インフルエンザの影響で、一時は順延・中止も心配されましたが、一部のリーグの日程変更はあったものの、何とか期限までに２６代表が決定、選手権も予定通り行われることとなりました。
今年の春季リーグは、東都の開幕戦を見ただけで、あとは結果を確認することしかできませんでしたが、個人的に嬉しいこと＆楽しみなことがいろいろ。順番に列挙すると…
１ 東海大北海道キャンパス[旭川]（北海道学生野球連盟） ６月９日（火） １６：３０～ ＶＳ 九州国際大 （神宮球場）
飯岡君（04卒）をはじめ、関東一ＯＢが在籍しているという理由で注目し始めたチームですが、関東出身者が多く、昨年のエース佐藤君は大宮武蔵野出身、０４関東一にとっては最大のライバルだった二松学舎の森下君や恩田君もいたりして余計に親近感を持っていました。最近はなかなか優勝に手が届かず、紆余曲折を経てチームの立て直しを図り、一昨年の秋に優勝したときには本当に嬉しかった！でもその後の北海道・東北地区の代表決定戦では敗れて神宮大会への道は閉ざされ、昨春は優勝候補にも挙げられながら、後半失速して4位に終わり、昨秋も３位。
この春も下馬評は高くなかったと思いますが、エース久保君（前橋育英）の力投もあってリーグ終盤まで首位を保ち、最後は８勝２敗で旭川大に並ばれたものの、プレーオフを制して、ついに神宮への切符を手にしました。ここ数年のチームの改革への努力は、遠くから見ている私にも痛切に感じられ、それでもなかなか手が届かない全国の舞台。やっぱり難しいんだろうか…と思ったこともありましたが、（ファンの風上にも置けませんね）本当に良かった！
個人成績ではエースの久保君が７勝を挙げＭＶＰ、主将の今関君（東海大浦安）がＤHでベストナイン、そして今では唯一の関東一ＯＢとなった０５卒の萩原君もベストナイン…って、３塁？いつコンバートしたんだろう？私が初めてみたリーグ戦ではライトからのストライク返球、その後もずっと外野だったはずなのに…でも、見たことないポジションでどういうプレーを見せてくれるのか、楽しみでもあります。
心配なのは勝ち点制でない（つまり、１０試合しかない）このリーグで久保君が７勝を挙げている通り、投手層が薄いことですが、久し振りに見る旭川のタテジマがどんな活躍を見せてくれるか、今からワクワクです。
２ 桐蔭横浜大（神奈川大学野球連盟） ６月９日（火） １１：３０～ ＶＳ 大阪教育大（東京ドーム）
こちらも関東一ＯＢが多く在籍し、特に０７卒の津久井君はセカンドで５番を打ち、昨秋に続き２度目のベストナインを獲得しています。
創部４年目、創部当時新入生で、何もないところから部を創り上げてきた選手たちが４年になったときに初のリーグ優勝＆全国切符を手にするという快挙（目標は全国優勝だと思うので、失礼かもしれないけど）。
リーグ加盟後すぐに２部優勝・入替戦に勝利して一部に昇格、でもすぐに最下位→２部降格という浮き沈みも経験しながらその後は着実に力をつけ優勝争いに絡むまでになりますが、昨秋はリーグ優勝を目前にしながら最後は３位に終わり、関東地区代表決定戦への出場権も逃す。この春も勝点４の首位で最終節を迎えながら第１戦を関東学院大に敗れ、次負けて勝点落とせば逆転２位というプレッシャーも乗り越えて第２・３戦を連勝し見事、初優勝を完全優勝で飾りました。試合を観戦できたのはまだ昨秋の１試合だけですが、これまでの経緯やこの春の戦績を見ると、切り替えもよく、粘り強いチームなのかなという気がします。選手権は初の全国大会でもありますが、初めて経験するトーナメント形式の大会でもあるはずなので、どんな戦い方をしてくれるか楽しみです。
３ 東海大湘南キャンパス（首都大学野球連盟） ６月１０日（水） ９：００～ ＶＳ東海大海洋学部or松山大
２年連続選手権準優勝の苦杯を味わった本家・東海大。同じく今春はまったく試合が見られなかったのですが、投打の主力が抜け下級生中心となった新チームは戦績こそ城西大に１敗を喫しただけの完全優勝、しかも他チームが星を食い合ったため最終節を待たずに優勝が決まりましたが、中身を見ると打線が奮わず苦戦の連続。それでもMVPに輝いた高山君をはじめとした投手陣が目を見張るような頑張りを見せ、接戦をものにしていったのは収穫だったと思います。といっても、選手権ではもっとレベルの高い投手を相手にしなくてはならないでしょうから、伊志嶺君や近藤君をはじめ、攻撃陣の奮起に期待したいです。やっぱり東海には強打であって欲しいもの…そして今度こそ、先輩たちの果たせなかった日本一の夢を果たして欲しいです。
そして個人的に嬉しいのは、鈴木翔君（春日部共栄）が捕手でベストナイン獲得！久しぶりにあの強肩強打が見たいな～。
ちなみに、シードの東海大は、２回戦からの登場ですが、東海大海洋学部（東海地区大学野球連盟）が松山大を破れば、東海対決。実現するとしたら、これも楽しみです。
４ 東洋大（東都大学野球連盟） ６月１１日 １４：００～ ＶＳ九州共立大×国際武道大（東京ドーム）
言わずと知れた、全国大会４連覇を目指すチャンピオン。開幕第１戦の青学大戦を見たときは、強い！という感じはあまりしなかったのですが……共栄出身の佐藤君がいきなりキャッチャー４番で登場したときには驚きましたが初回から先制されるなど何か危なっかしい感じ。それでもその後は抑えてくれて、中盤で追いつき引き分けに持ち込むしぶとさは流石と思いました。結局、中大に勝点を落としたものの、亜細亜大との直接対決を制してリーグ５連覇（強すぎ）。組み合わせ的には、昨秋神宮大会決勝で対戦した東北福祉や昨春選手権で延長１５回を戦った近畿大、決勝で対決した東海大との再戦もあり得ます。返り討ちロードとなるのか？それとも？
個人的には、坂井・佐藤の春日部共栄コンビの活躍に期待したいし、乾君や鹿沼君もだけど、（浦学時代から好きだったけど）東洋に入って急成長した内山君のピッチングを見たいです。
いつもは平日中心の開催で、贔屓チームしかなかなか見られませんが、今回は生観戦はできない分、暇はあるので、あまり知らないチームもできるだけたくさん見たいと思っています。
＊記載誤りや予定変更もあり得ますので、試合予定・TV放映予定は必ずお確かめ下さい。
〔連盟公式〕
http://www.jubf.net/alljapan/index.html
〔JSPORTS放映予定〕
http://www.jsports.co.jp/search/sys/kensaku.cgi?kwd=%91%E5%8Aw%96%EC%8B%85
