090919 埼玉県東部地区予選代表決定戦 春日部共栄×越谷西

今日は埼玉県東部地区の代表決定戦。8月の新人戦も、東部地区予選の初戦も行けなかったので、共栄の新チームを見るのは今日が初めて。牛島で共栄を見るのも久しぶりです。

連休初日、天気もまずまずで、小さなスタンドは例によって一杯。トンボにクロアゲハ、アカタテハがふわふわとバックネット裏を過ぎり、三塁側の芝生では、所どころ黄色く色づき始めた桜の木の下で寝そべってくつろぐ人々の姿も(笑)ああ、やっぱり、牛島っていいな~~

そう、このアナウンスさえなければ……

名前がほとんどわからないのはもちろん、ポジションすら聞き取れないことも(汗)スコアボードも選手名表示がないので頼れないし。結局わかったのは旧チームから試合に出てて名前を知ってた3番ショート鎌田君、4番キャッチャー池内君、9番ピッチャー静君ぐらい。もちろん相手の越谷西のスタメンもサッパリ。先発はアライ君…かな?たぶん…うー、せっかく出身中学やら控え選手まで発表してくれてるのに、勿体ない。

ともあれ、共栄の先攻で試合開始。ちなみに試合前の挨拶で先頭に立ったキャプテンは鎌田君。

初回、越谷西の先発・右腕の新井君の不安定な立ち上がりをついて、4番5番の連打と犠牲フライで共栄が4点を先取。長打も出たし犠打もありでイイ感じ。幸先の良い滑り出しです。

しかしその裏、マウンドに上がった静君の投球練習を見ると、力が入ってるのかな?少し不安定な感じでちょっと心配になる。球威はあると思うんですが…

不安は的中、先頭打者に四球、その後も送りバントを挟んで死四球の連続でたちまち満塁、更には犠牲フライでノーヒットで1点を返される。その後は三球三振に切って取りますが、このままだとちょっと怖い。立ち直ってくれるといいのですが…

2回表、新井君も初回に引き続き四球のランナーを出しますがこの回は後続なく無得点。

2回裏、先頭打者がライト前に落ちるヒット、更に2死2塁でレフト前に抜けようかという当たりを鎌田君が何とか抑え、内野安打にはなったものの1・3塁。このときのプレーで鎌田君が足を痛めて少し試合が中断。心配しましたが交代はなく、大丈夫なようでホッとする。

結局、後続は断ってこの回は0点に抑えます。ただ、四球こそ出さないけど、まだ何か危なっかしい感じ。

3回表、先頭打者四球から連打で2点。しかし5番のセンター大久保君(翌日の埼玉新聞で確認)は初回と同じような左中間への連続3塁打!頼もしい♪ちょっと西武の斉藤君を思い出させる期待感。

6-0となったところで越谷西は右サイドスローのフクオカ君(?)に交代。代わったばかりのフクオカ君に対し共栄は、パスボールでノーアウト2塁となった後、送りバントスクイズで更に1点を追加。共栄でこういう攻撃は見た記憶があまりない。珍しいような気がします。今の静君の様子では、1点でも多く欲しいのは確かだけど。

共栄は4回にも四球で出たランナーを3番鎌田君のレフト線への2塁打で返し、1点を追加しますが、その後はヒットに死四球にエラーと、チャンスを作りながらもなかなか得点できません。

一方、大量リードをもらった静君も、不安定さはあまり変わらないながら、好守備にも助けられながら次第に調子を上げたというのかエンジンがかかったというのか、死四球も多かったし逆球も目立ったのですが、最後の方は力で抑え込んだような感じで、7回で9奪三振。失点は初回の1点のみ、8-1の7回コールドで共栄が勝利、県大会出場を決めました。おめでとう!

課題も多くあるでしょうし、これまで以上に厳しい戦いになると思いますが、関東大会、そしてセンバツ目指して頑張って下さい。10月2日からか~うまいこと休日に試合が配置されますように。

帰り道、古利根川沿いをてくてく春日部駅に向かう道すがら、赤いバッグを前に乗っけた共栄の自転車部隊が、次々と橋を横切っていくのが見えました。やっぱり、牛島はいいなあ…