20190523 春季関東大会決勝 東海大相模×東海大菅生

地元埼玉開催の関東大会の決勝は、神奈川1位の相模対東京1位菅生の対決となりました。ユニも良く似た東海大系列対決ということになりますね。見た感じ、相模のユニの方がブルーグレイの色味が少し濃くて、菅生の方が白に近く見える…かな?

先攻:東海大相模

1センター鵜沼

2ライト金城

3レフト西川

4ファースト山村

5ショート遠藤

6ショート茂谷

7セカンド松本→H井上→加藤

8キャッチャー萩原

9ピッチャー石田→H谷川→野口→H高嶋→佐竹→紫藤

 

後攻:東海大菅生

1センター今江

2キャッチャー小山

3ショート成瀬

4ファースト杉崎

5レフト西垣

6ライト外岡

7セカンド玉置

8サード中村洸

9ピッチャー新倉→杉浦→H渡邉→藤井→H鈴木→広瀬→H杉山→新村→H中村晃

 

という両チームの選手起用。つまり、総力戦です。というか、どちらも沢山ピッチャーいますね(汗)

 

1回表。菅生の先発・2年生左腕の新倉君に対して相模のトップバッター鵜沼君は初球をフルスイング、打球はそのままレフトスタンドへ…先頭打者初球ホームラン!!これで立ち上がりのリズムを狂わされたのか、2番金城君のセカンドゴロを準々決勝の春日部共栄戦で素晴らしい守備を見せた玉置君が弾くエラー(強い打球だったと思いますが)、3番西川君にはストレートの四球でノーアウト1・2塁。1死から5番遠藤君が外角低めの球を上手くライト前に運び、2点目、更に犠牲フライでこの回3点を先制した相模が、結局この試合を終始優位に進めることになります。

1回裏、相模の先発は1年生の長身左腕・石田君が先発。球速表示は130前半なんだけど、速く感じる…菅生も先頭の今江君がセンター前ヒットで出ますが、なんと2番小山君への初球に入る前に牽制アウト!3点差つけられていたし、ランナーもちょっと前がかりになっていたかな…見ている私も不意をつかれました(汗)ところが小山君は初球デッドボール………攻める方も守る方も、なんかチグハグな感じがしてるかもしれません。

ここで今日誕生日なのかハッピーバースデートゥーユー♪ に送られてバッターボックスに立った成瀬君がセンター前ヒットで1・2塁としますが後続は倒れ無得点。

2回表に菅生は2番手に背番号10の右腕・杉浦君を送ります。杉浦君は球速はそこまで速くないと思いますが緩い変化球も使って2回3回を無失点で抑える。

菅生の反撃は2回裏、6番の外岡君のライト前ヒットでノーアウト1塁とすると、続く玉置君のサードへの強いゴロを相模のサード遠藤君が好捕、ところがゲッツーを狙った2塁送球が悪送球となり、ノーアウト1・3塁。1死後、9番杉浦君の打席に入るところでリードの大きい1塁ランナーを挟んだ挟殺プレーの間に3塁ランナーがホームを狙い、ホーム送球が逸れて3塁ランナーが生還、送球エラー2つで菅生が1点を返す。

しかし4回表には、7番松本君がレフトスタンドへのソロホームランを放って再びリードを3点差に拡げる。

以後4回裏から6回裏までの中盤は、相模も菅生も小刻みな継投。しかしそれに対する打線の対応は相模に分があり、相模は5回に四球でもらったランナーをタイムリーで還して1点、6回には長短4安打を集めて2点を上げたのに対し、菅生は5回6回に1点ずつ。5回には1死1・2塁から4番の杉坂君のタイムリーで1点をあげたところで、1塁ランナーが3塁を狙ってタッチアウト、2アウトランナーなしになってしまったり、6回には四球4つ貰いながら犠牲フライの1点のみだったりしたのはちょっと勿体なかった感じがしました。6回裏のは2死満塁のピンチでリリーフして、3番の成瀬君を三球三振に仕留めた相模のエースの紫藤君が見事だったのですが。紫藤君は右サイドスローで130キロ代後半くらい。バッターとしてはかなり速く感じるんじゃないかな。バットに当たりませんでした。

7回以降は双方ランナーは出すものの無得点に終わり、7-3のまま東海大相模が勝利、関東大会初優勝を果たしました(初めてとは意外!)。おめでとうございます。菅生は残念でしたが、戦績以上に得られたものは大きかったのではないでしょうか。夏に向けて頑張ってください。

 

今日は最初から双方気合の入った試合ではありましたが、連戦で選手、特に投手陣の疲労もあるし夏を見据えての選手起用も必要で、チームとしてはいろいろ制約のある中での戦いだった(だからまだ力のすべてを見せてるわけじゃない)と思いますが、その中では相模の総合力、特に打力が優っていたかなという感じを受けました。菅生のエース中村君は登板してないとはいえ(9回裏2アウトから代打で登場…)、出てくる投手を次々攻略して終始試合を優位に進めてました。いずれにしても、両チームの力の充実を感じさせられた試合。そして、こういうチームに勝てなければ、全国で勝ち進むことは難しいのだ、と改めて感じてみたり。

これで関東の春は終わり。今年はどんな夏になるのでしょうか。今から楽しみです。

 

【試合スコア】

東海大相模 300 112 000  7 H14 E2

東海大菅生 010 011 000 3 H7  E1

相模:石田(3)、野口(2)、佐竹(0 2/3)、紫藤(3 1/3)ー萩原

菅生:新倉(1)、杉浦(3)、藤井(2)、広瀬(1)、新村(2)ー小山