20190721 東東京大会準々決勝 立正大立正×関東一

第1試合では関一と並ぶ第1シードの小山台が、初回の速攻で一挙4点をあげて主導権を握り、守ってはエース安居院君が高島打線の反撃を9回裏の1点に抑えて快勝している。

第1試合の途中でも少し雨粒が風に乗ってきたけど、第2試合開始の頃には少し小雨がパラつく感じになっている。そんな中、今日はブラバン&チアが出動!ありがとう!やっぱり両チームいると盛り上がります(特に関一の西部警察、立正のサクラ大戦は ♪ )。

先攻:関東一

1センター大久保

2ライト藤松→H岡澤→ファースト→ライト重政

3レフト平川

4ファースト平泉→ライト→ファースト

5キャッチャー野口

6セカンド村岡

7サード初谷→H根崎→R金森→サード

8ショート渋谷

9ピッチャー谷

順番通り、今日は谷君が先発。打順は下位打線にまた少し入れ替わりがある。

 

後攻:立正大立正

1センター渡部

2ショート大口

3レフト本庄

4ファースト小坂

5サード亀山→ピッチャー谷口

6ライト蔵本

7セカンド藤縄

8キャッチャー溝口

9ピッチャー吉良→濱→サード久保園

こちらも昨日の5回戦で完投したエース谷口君の先発を回避、背番号18の吉良君が先発。

 

どちらのチームも昨日今日の連戦。夏に中1日も取れないのは結構珍しい事態だと思いますが、それがどう影響してくるか、あるいはしないのか。

1回表。吉良君は小柄な右腕ですが球には力があり、球速表示を見ると(準々決勝から表示されるようになっている)130中盤くらい出る感じ。その吉良君に対して関一打線は捉えた当たりもありましたが三者凡退。

1回裏。先発の谷君は、ううっ…球が高い…(汗)先頭の渡部君を四球で歩かせると送りバントで1死2塁。後続はサードゴロと三振に討ち取りますが、コントロールに苦しんでいるのがありあり。

こうなると何としても早めに点を取っておきたい2回表。先頭の4番平泉君は初球をフルスイング、ボールはレフトスタンドへ!!なんと、2試合連続HR!さすが4番!続く5番野口君もライト線に落ちる2ベース、その後送りバント失敗などもありましたが四死球4つをもらったおかげで3点目が入る。ここで立正はピッチャー交代、背番号11の右サイド濱君がマウンドに上がります。濱君は右のサイドスロー。かなりのスローボールで打ちづらそう…バッターボックスの3番平川君はライトフライに倒れ、3点どまり。

2回裏。3点もらった谷君は、球は高いながら三者凡退に抑える。

3回表。この回も平泉君から。平泉君は3塁線ギリギリを抜く2ベース、送りバントで1死3塁として今日は6番の村岡君のレフト前タイムリーで1点を追加しなおも1死1塁。続く8番初谷君のセンター方向へのゴロを立正のセカンド藤縄君が好捕して踊るように(としか言いようがない…)トス、セカンド封殺、後続も倒れ1点止まり。

その後は関一打線は濱君にタイミングが合わず打ちあぐね、谷君は制球に苦しみ四球やヒットで時折ランナーを出しながらもキャッチャーの野口君やバックの守りにも助けられ。得点は許さず、4-0のまま試合は終盤へ。

8回表。この調子ならこのまま勝つこともできるかもしれないけど、この先のことを考えれば、このまま終わりたくない。やはり追加点が欲しい、中盤好投している濱君を崩さなくては…という願いが通じたのか?先頭の野口君が死球で出ると、送りバントで2塁に進めた後再び死球でランナー1・2塁。ここで8番渋谷君が2ストライクと追い込まれながらもセンター前に抜けるヒット(やっと出た!)、2塁ランナーはホームを狙いますが返球良くホームタッチアウト!うーん…1死だったけど次が谷君だから回したのかな…ともかくこれで2死1・2塁となり、バッターは9番の谷君。チャンスは遠のいたかに見えましたが、谷君はストレートの四球で満塁となり、1番大久保君に回ります。そして大久保君も初球死球(小さくガッツポーズ♪)。ようやく追加点が入り、5-0。それにしてもちょっと死球が多い…そんな剛速球って感じじゃないのでそれほど痛そうには見えないけど…

ここでバッターボックスには7回裏の守備から入った2年生の重政君。昨日の試合でも代打で目の覚めるような当たりのレフト前ヒットを放っている重政君ですが、今日も積極的に打ち、今度はレフトフェンス直撃の走者一掃タイムリー2ベース!!3点を追加し8-0。

ここで立正は濱君がマウンドを降り、エース谷口君にピッチャー交代。

しかし3番平川君は代わり端の谷口君からレフト前タイムリーを打って9-0、送球間に2塁を狙ってタッチアウトとなりますが、この回一挙5点。

コールド点差がついた8回裏は谷君が危なげなく三者凡退に抑え、9-0のまま関東一が準決勝進出を決めました。おめでとう!

 

攻撃のミスもあったし2番手の濱君のスローボールに苦しみましたがついに8回、追加点をあげられたのはヨカッタ!谷君もどうなることかとハラハラしましたが2安打完封ということで、調子はよくなかったかもしれませんが粘って抑えてくれたのも…

うまく言えませんが、この夏の試合展開は、ここ2,3年の「9回終わって最後に勝っていればいい」というちょっと受けに回ったスタンスから、常に試合の主導権を握り続けようとする姿勢に変わった(戻った)ような気がして、そこは凄く嬉しい(そりゃ夏に甲子園で勝ち進んだ先輩方に比べりゃまだまだ甘い…のかもしれないけど、たぶんそれがチームの個性なんだろうな…)この先の準決勝・決勝は更にレベルアップした相手になることは間違いないわけで、思い通りの展開にならないことも出てくるでしょうが、そこをどう耐えて勝機を掴むのか。甲子園まであと2つ、ガンバレ関一!

 

【試合スコア】

関 東 一 031 000 05  9 H9 E0

立正大立正 000 000 00  0 H2 E1

関東一:谷ー野口

立 正:吉良(1 2/3)、濱(6)、谷口(0 1/3)ー溝口