20191019秋季東京都大会1回戦 日大鶴ケ丘×関東一

ただでさえ近県に比べ本大会の開幕が遅い東京ですが、体育の日の3連休に襲来した台風の影響で、更に後ろにずれ込んだために序盤戦は結構きつい日程になっている。関東一の初戦も当初予定からちょうど1週間遅れの19日。勝ち進めば中2日、中3日で試合が続くことになる。が、それも来週の雨マークの並びを見るとアヤシイ…以前に比べ本大会の試合数が格段に増え、10月中旬以降も天候が崩れがちになっているので、大会日程も開幕を9月にするとかの見直しがあってもいいんじゃないかな…来秋からは雨天上等神宮第二もなくなることだし…というのは置いといて。

 

明け方までかなり強かった雨も第1試合開始前にはほぼ上がり、問題なくできそうなグラウンド状態。さすがにノックはベンチ脇でのサイドノックですが。

 

初戦の相手・日大鶴ケ丘とは、春季大会3回戦で6-0で勝利して以来の対戦。それより前は負けた記憶しかないわけですが…

先攻:日大鶴ケ丘

1センター寺田

2セカンド原田

3レフト西岡

4キャッチャー森

5ライト保坂→R山際

6ファースト長田→R木村(啓)

7ショート木村(颯)

8ピッチャー中條→近藤

9サード田中

 

後攻:関東一

1セカンド初谷

2ライト小野寺→H福田→R柳→ピッチャー今村

3センター重政

4サード東

5キャッチャー渡邊

6ファースト岡澤

7レフト藤田

8ショート五十嵐

9ピッチャー星→H町田→ピッチャー領家→H出利葉→ライト

び、びっくりした…初谷君がセカンドで渡邊君がキャッチャーで…というか一次予選のときと同じポジションなのはセンターの重政君とレフトの藤田君くらいだし、背番号とポジションも一致しているのもこの2人ぐらい。ここまで背番号が合ってないのは初めて見る気がする…それだけまだ手探り状態だということなのでしょうが、この試合、そして次と、試合を重ねていくことでチームの在り方を掴んで欲しい。

 

1回表。関東一のマウンドには右サイドスローの星君。一次予選で登板はありましたが今日が初先発です。

星君は難なく2アウトを取りますが、日鶴の3番西岡君にはややコントロールを乱してカウントを悪くした後のライトオーバーの2ベース、更に死球と打ち取った当たりではありましたがライト前に落ちるヒットで1点を先制されます。

やや苦手意識が(私に)あるだけに、すぐに取り返して欲しい1回裏。

日鶴の先発は背番号15の右腕・中條君。先頭の初谷君がライト線に鋭い当たりの2ベース!流石ナイスバッティング!!続く小野寺君のナイス送りバントがピッチャーの送球エラーを誘い、ノーアウト1・3塁。3番重政君のショートゴロゲッツー崩れの間に3塁ランナーが還り同点、盗塁で1死2塁として4番東君。東君の打球は左中間よりの捉えた打球…はセンター寺田君がナイスキャッチで2アウト。しかし続く渡邊君のやや詰まった感じながら左中間へ運び、2-1と逆転!

2回表。日鶴の先頭、7番木村君が初球をライト前ヒット、続く中條君はバントの構え尾しながらも2球見逃して2ストライクに追い込まれた後のレフトフライ、9番田中君のセカンドゴロの間にランナー2塁となって打順は1番の寺田君。寺田君の打球はセンター前に抜け、ホームはアウトにできそうなタイミングかと思われましたがセンター重政君の返球が握り直したのかやや遅れてセーフ。あっという間に同点に追いつかれる。

再び突き放したい2回裏。先頭の7番藤田君が右中間を綺麗に破る2ベースで出ると、続く五十嵐君が送って1死3塁(ナイスバント♪)。9番星君がきっちり犠牲フライを打ち上げて3-2と再びリードを奪う。

これまでのところスコアボードに全然ゼロが入らず、このままゴルフ場的乱打戦になってしまうのか?と危ぶまれた立ち上がりでしたが3回以降はまた違った展開。

3回表は星君がクリーンナップを三者凡退に抑えると、裏の中條君も2~4番を三者凡退。

4回表は1死から7番木村君のセンター前ヒットでランナーを出しますが渡邊君が素晴らしい送球で2盗を刺し、8番中條君の難しい当たりのショートゴロも五十嵐君が見事に捌いて無失点で凌ぐ。

4回裏に星君に代打が送られ、5回表から背番号14のやや小柄な右腕領家君がマウンドに上がります。領家君は一次予選では出場がなく、これが初登板。

領家君は毎回ノーアウトのランナーを出しますがキャッチャー渡邊君の2つの2盗刺殺を始めバックにも助けられつつ要所は抑えて7回までを無失点で切り抜ける。

関一も5回にノーアウトのランナーを出しながらも途中からマウンドに上がった日鶴のエース右腕の近藤君に3番4番を打ち取られ、チャンスを活かせませんでしたが、6回裏に先頭の5番渡邊君がライト前に落ちてボールがファウルグラウンドに跳ねるラッキーなヒットで一気に3塁を陥れると、6番岡澤君のセンターへの犠牲フライでようやく1点を追加、4-2とします。しかし7回裏も代打出利葉君のサードへの内野安打でノーアウト1塁、盗塁でノーアウト2塁のチャンスを作るもあと一本が出ず4-2のまま。

8回からはエース左腕の今村君がマウンドに上がります。

今村君は日鶴の先頭・1番寺田君をファーストゴロエラーで出しますが、続く原田君の送りバントを好フィールディングで2塁アウトにすると、後続も打ち取り無失点。

しかし9回も先頭の5番保坂君をストレートの四球で歩かせ、またもやノーアウトのランナーが(汗)それでも、ゲッツーは取れませんでしたがショートゴロとライトフライで2アウトまで漕ぎつけ、8番近藤君にはレフト前ヒットを打たれて1・2塁のピンチを迎えますが9番田中君はショートライナーで3アウト。4-2のまま試合終了、関東一が2回戦進出を決めました。おめでとう!

 

いったい何点取り取られるのかと心配になった立ち上がりでしたが、終わってみればロースコアの接戦。両チームともエラーや微妙な守備もないわけではなかったけれど、雨上がりで足元も滑りやすい中、随所に好プレーがあり、四死球も2個ずつ、ピンチでも投手陣バックが踏ん張り、締まった試合でした!いきなりスタメンマスクの渡邊君の2塁送球や五十嵐君のショートの守備が特に印象に残りました。

攻撃面では特に近藤君に代わってから、捉えた当たりが少なかったしまだまだ改善の余地はあるのでしょうが、まだ新チームは始まったばかり。次の試合ではどう変えて、変わっているのか、楽しみです。

 

【試合スコア】

日大鶴ケ丘 110 000 000 2 H9E1

関 東 一 210 001 00x 4 H7E1

日大鶴ケ丘:中條(4 1/3)、近藤(4 2/3)ー森

関 東 一:星(4)、領家(3)、今村(2)ー渡邊