20211010秋季東京都大会2回戦 早稲田実業×関東一

早実が相手ということもあり、試合開始1時間半前に到着した時には、既に結構な行列ができていた。結果的には外野開放もなかったので、観客数上限の2千人弱までは行ってないと思いますが、なかなかの盛況。

 

今日は先攻。たぶんジャンケンには敗れたらしい…

 

先攻:関東一

1センター井坪

2ライト柳瀬

3ファースト須藤→セカンド

4サード増尾

5キャッチャー富岡

6ショート秋葉

7レフト三浦

8セカンド西川→H田野→R小堀→ファースト→H玉田→ファースト

9ピッチャー成井

前回登板がなかったエース成井君が先発で、井坪君は背番号通りセンター。成井君が入った関係で入れ替えはありましたがそれ以外は打順含め初戦とほぼ同じ。長丁場の大会だし先は長いので今後の調子によっては変動もあるでしょうが、昨秋の毎試合ぐるぐる変わる猫の目打線と比べるとえらく落ち着いた感じがする。

 

後攻:早稲田実業

1レフト山本→永谷→H齋藤→ピッチャー→レフト

2センター三戸

3ファースト壽田

4ピッチャー石島→レフト→ピッチャー

5ライト細谷→レフト

6ショート深谷

7キャッチャー江崎

8セカンド箭原→H堀川→セカンド

9サード大野

石島君はエースで4番!名簿を見るとベンチメンバーの8人が1年、今日の試合でも1番の山本君、キャッチャーの江崎君、箭原君深谷君の二遊間と、4人が攻守の要としてスタメン出場している。そしてなんか、左バッターがやたら多くないか?右は4番の石島君と6番の深谷君だけ。

 

 

 

それにしても概ね晴れの予報だったはずなのに、かなり雲が重い…と思ってたら試合開始前には小ぬか雨が降り始める。見た感じミスト状みたいな雨なので、プレーに大きな影響はないだろうけど、関一の雨降られ率の高さよ(体感であってデータ的な検証はしていませんが)

 

1回表。マウンドに立った石島君は178㎝72キロと中肉中背の右オーバースロー。本当にオーバースローで真上から腕を振り下ろしてきて球威ある感じ。

今日もトップバッターの井坪君は1ボールからの2球目を打ってセカンドへのゴロ。それほど強い打球には見えませんでしたが、イレギュラーしたのか?セカンドの箭原君がはじいた打球はライト前へ。

続く柳瀬君の送りバントもピッチャー前に転がり、石島君が素早く2塁送球しますが少し高くセーフに。どちらもエラーこそつきませんでしたが思わぬチャンスを貰った形になり、打順はクリーンナップへ。

ところが3番須藤君がバント失敗などもあって1-2と追い込まれ、結果三振に倒れると、4番5番も凡打に討ち取られ、無得点。うーん…初戦の打線を思えばそんなにチャンス作れないだろうし、早実相手だからある程度打たれることも覚悟しなくちゃならないし、貰ったチャンスはきっちり活かしたかったな…

けど終わったことは仕方がない、と切り替えて1回裏。

本大会初登板となる成井君は落ち着いた立ち上がりで難なく2アウト。しかし3番壽田君を四球で歩かせると、続く4番の石島君の三遊間への打球にショート秋葉君が逆をつかれ、レフト前ヒット。この間に1塁ランナーは3塁へ到達、2死ながら1・3塁。

しかし5番の細谷君はセカンドゴロに打ち取り、こちらもピンチを無失点で凌ぐ。表の攻撃で貰った大チャンスを活かせなかっただけに、ここを無失点で凌いだことで流れを五分に戻した感じ。

2回表。雨はだいたい上がった感じかな。

先頭の秋葉君がレフトオーバーの2ベース!良い当たりでした。

ここはやはりランナー3塁に進めたいところでしたが、7番三浦君はバントの構えを見せながらもストライクを2球見逃し3球目をバント空振りの三振。うーん初回もだけど、石島君が少し荒れ気味な感じだったから、揺さぶろうとしたのが仇になってしまったのかな。

後続も打ち取られ、またもチャンスを逸してしまいますが、秋葉君の2ベースはもちろん、西川君成井君も当たりは悪くなかったので、ちゃんと抑えていければ戦えそう。

2回裏。6番深谷君のライト前に落ちるか?という打球をライト柳瀬君がナイスダイビングキャッチ!後続も抑えて三者凡退。

3回表は再び井坪君から。初球を叩いた井坪君の打球はライナーでレフトスタンドに飛び込むホームラン!!1点を先制。やったー、凄い当たりだった。

3回裏。先頭の9番大野君がレフト前ヒットでノーアウト1塁。1番山本君は連続バントファウルさせて追い込み、最後はセカンドゴロで2塁フォースアウト、続く三戸君もピッチャー前バントで2塁フォースアウトといずれもゲッツーは取れないものの2塁進塁は阻止。

2死1塁から3番壽田君には初球をセンター前に運ばれ、ランナー1・2塁。かと思いきや、外野からの返球の連携が乱れ、ボールが内野を転々…この隙をついて2塁ランナーが3塁を狙う!しかしボールに駆け寄った成井君からサードへの送球が間に合い、タッチアウト!助かった…けがの功名といえばそうですが、ランナーの2塁進塁を阻止できていたが故のアウトでもありました。

5回表。1死から1番井坪君がレフト前ヒットで出ると、盗塁で1死2塁。続く柳瀬君はフルカウントからファウルで粘る粘る。難しそうな球にも何とか食らいついてカットして、一球ごとにスタンドから思わずどよめきが。そしてついにフェアゾーンに弾き返した打球はライト前へ。井坪君が生還、貴重な2点目をあげる。1点目の初球HRとは真逆の、シングルヒット→盗塁→シングルヒットという繋ぎ方、ファウルで粘り勝ちしてタイムリーというもぎ取り方も良かった ♪ 

6回表。早実は代打から1番レフトに入っていた背番号11の右腕・齋藤君がリリーフ、石島君は代わりにレフトへ。5回までで石島君は2失点、球数も70弱でしたが、捉えた当たりは結構あったし、5回には連打もあったから、という判断でしょうか。

リリーフの齋藤君に対してこの回先頭の増尾君はセカンドへのゴロ。しかしこれがグラブをはじくヒットとなり、富岡君の送りバントで1死2塁(キッチリ綺麗な犠打でした。ようやく成功!この試合、ここまで結果オーライを含めて3~4回失敗か失敗に近いバントしてたからな~)。

そして6番秋葉君の打席の1球目、バッテリーエラー(※一球速報だと3盗になってるので、私の見間違いかも)の隙をついて増尾君が3塁を狙い、キャッチャーからの3塁送球が逸れる間に一気にホームへ!ホームクロスプレーとなりましたがセーフとなり、3点目。

そしてランナーなしから秋葉君もレフト前ヒットでランナー1塁。続く三浦君のバントが処理したピッチャーの手に着かず、ランナー1・2塁。

ここで8番西川君に代えて、背番号18の田野君が代打に送られます。田野君は見事!右中間を破る2ベース!2塁ランナーが還り4点目。しかし1塁ランナーの三浦君は3塁を蹴り、ホームタッチアウト。うーんこれは…3塁コーチャー止めてたぞ。止まって1死2・3塁になっても追加点取れる可能性は(味方打線のバッティングや打順、三浦君自身の脚を考えると)高かったと思うし…

ともあれ、成井君もレフトオーバーのエンタイトル2ベースで5点目となったところでエースの石島君が再びマウンドに戻る。

しかし井坪君はここでもレフトオーバーの2ベースを放ち、6-0。

7回以降は双方ランナーは出すものの無得点に終わり、6-0のまま試合終了、関東一が勝利、3回戦進出を決めました。おめでとう!

 

 

成井君の好投とバックの好守、井坪君の5打数4安打1HRを始めとした打線の活躍で快勝といってよい結果となりました。初戦はなかなか打てなくて心配だったので、今日の12安打は嬉しかったしホッとした~

もちろん今日ほど打てないこともあるだろうし、ビハインドから追いかける展開もあるかもしれない。バントの時はキッチリ決めるとか走塁の積極さとリスクのバランスとか、いろいろ課題もあると思いますが、これまでの試合を踏まえてどう変わってくるのか、再来週の城東戦も楽しみです。

 

【試合スコア】

関東一 001 014 000 6 H12E1

早 実 000 000 000 0 H6E2

関東一:成井ー富岡

早 実:石島(5)、齋藤(0 2/3)、石島(3 1/3)ー江崎

※一球速報では関東一はエラー0となっていますが、5回裏の齋藤君の打席のセカンドゴロ送球エラーが、一球速報では内野安打とされているため。送球は確かに大きく逸れたけど、そもそもよく追いつけたなという打球だったし2塁進塁もなかったのでエラー判定はちょっと厳しいなと私もスコアボード見て思ってました。

 

<一球速報.comによる試合経過等>

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関東第一 vs 早稲田実 試合経過-2021(令和3)年度秋季東京都高等学校野球大会 : 一球速報.com | OmyuTech