20220917埼玉県大会開幕!県営大宮の3試合

新人戦と地区予選は無観客開催でしたが今日開幕の県大会からはいよいよ有観客試合、一方、東京大会ではまだ一次予選で無観客。というわけで今日は県営大宮へ。

 

第1試合 川口市立4-2川越東【1時間47分】

川越東は名取君、川口市立は上村君、両エース右腕が先発。上村君はサイドスロー、名取君もスリークォーターくらいかな?

川口市立は初回から3番西澤君がフェンス直撃(たぶん)の2ベースを放つなど打力のありそうなところを見せますが、先手を取ったのは川越東。2回裏、四球のランナーを1塁に置いて、2死から8番竹野谷君の2ランで2点を先制します。その後は双方ランナーを出しながら無得点が続き、5回表の川口市立の攻撃も2アウトランナーなし。9番ピッチャー上村君の打席ですが、ここで川口市立は上村君に代えて、大道君を代打に送ります。ここまでの上村君はまだ4イニング、球数も50球ちょっとだし、2ラン打たれたとはいえ打ち込まれてるわけでもないし、アクシデントがあった様子もなかったし…攻撃の方も2死ランナーなしだから得点チャンスでの代打というわけでもない…ともあれ大道君は見事、起用に応えて左中間への2ベース、しかし後続はなく、2-0のまま。

5回裏からは川口市立は背番号18の左腕・飯出君がマウンドへ。飯出君も打たせて取るピッチングで、毎回ヒットを打たれながら後続は抑える。

対する川越東は先発の名取君も度々ランナーを出しながらも無失点で凌ぎ続ける。

しかし8回表、川口市立は1番鈴木君のレフト前ヒットでこの試合初めてのノーアウトのランナーを出すと、バッテリーエラーも絡みましたが3番西澤君、5番篠田君とヒットを重ねて同点に追いつく。

2-2となった8回裏、川口市立はマウンドに3人目、背番号11の宇田川君を送ります。(えっ、前の回代打出なかったよね??)宇田川君は見るからに力投派という感じの右腕。ベンチの褒め方がなんか具体的?で面白い ♪ リリースポイントがどうとか…

宇田川君は力が入り過ぎて上ずった球もありましたが、力強い投球で川越東の2番からの好打順を三者凡退!(川口市立としてはこの試合初めてとった三者凡退でした)

9回表。1死から、今日途中出場の8番水澤君が内野安打、3バント失敗で2死1塁、バッターボックスには今日2安打の1番鈴木君。ここでランナー水澤君が初球スチール!1死2塁。守る川越東は空いた1塁ベースを利用して申告敬遠に切り替える。2死1・2塁で今日ノーヒットの2番石橋君。しかし石橋君への初球がまたもバッテリーエラーとなり、2・3塁。2死とはいえ、ミスが絡んでの大チャンス、川口市立としては絶対に得点したい、川越東としては絶対に抑えたい場面でしたが石橋君の打球はセンター前に抜け、ランナー2人が生還、土壇場で川口市立が勝ち越しの2点をあげる。

9回裏も宇田川君が三者凡退に抑え、4-2で川口市立が逆転勝利!

え?もう交代するの?という感じの先手先手の継投が見事にハマっていましたね。打線もイイ感じで、これから楽しみです。完投した川越東の名取君もナイスピッチングでした。これから春夏にかけて、リリーフ投手陣や打線もまた充実してくると思うので、こちらも期待。

 

第2試合 武南2ー3東農大三【1時間42分】

武南は右腕の石嶋君、東農大三は左腕の金井君、両エースが先発。

先制は武南。2回表、4番の坂本君のレフトスタンドへのソロHRでした。

しかし農大三の方も3回裏、1死から8番金井君の内野安打、9番関根君のファーストグラブをはじくヒット、1番長島君の四球で満塁として2番寺山君のスクイズ…がファースト悪送球で2塁ランナーまで還り逆転!でもこのときの2塁ランナー関根君は1塁送球の時点ですごい勢いで3塁回っていたような…ファーストが送球捕れていても、2ランスクイズ成功してたんじゃないかと思いました。

更に3番高野君のセンター前タイムリーで3点目、農大三が3-1とリード。

しかしその後は試合は膠着状態に。時々ランナは出るものの、スコアボードは0行進。8回表は武南がノーアウト2塁からライト前に落ちるヒットでノーアウト1・3塁になるか!?と思いきや、ホームに突入しかけて3塁を大きく回ってしまい、3本間に挟まれタッチアウト、裏の農大三も1番長島君の3ベースでノーアウト3塁のチャンスを作りながら、2~4番が凡退で無得点。共に大チャンスを逃してしまいます。

そして最終回。武南は1死から6番渡君がライト前ヒットで出ると、農大三は四球と連続バッテリーエラーで1点を失いなおもランナー3塁のピンチを迎えますが後続はうちとり、3-2で逃げ切り勝ち。

第2試合は両チームエース完投。序盤は点の取り合いになるのか?と思いましたが締まった投手戦になりました。8回の大チャンスでは、どちらも点取ってあげたかったと思うでしょうが…

それにしても、第1試合もそうだったけど、終盤のバッテリーエラー多発というのは疲れてキャッチャーが反応できなくなるのも影響してるのかな…屋根下で観戦するぶんには快適な日だったけど、グラウンドで試合してる身にとってはまだしんどすぎる暑さでもあるだろうし…

 

第3試合 星野1-11武蔵越生(6回コールド)【1時間29分】

星野は背番号18の右腕・伊藤君、武蔵越生は左腕エースの山畔君。

3回裏、1死から四球に盗塁、そしてエラーが絡んで武蔵越生が1点を先制。

しかし星野は直後の4回表、ファーストゴロエラーと6番栗山君のラインの石灰を白く跳ね上げてレフト線を抜けていく2ベース、更に四球でノーアウト満塁の大チャンス。対する山畔君は8番今井君を三球三振、1アウト。続く伊藤君は1ストライクからライトファウルゾーンに大きなフライ、ライトが追いかけますが、背後から「捕るな~!」と指示が。タッチアップされればたぶん確実に1点だけど2アウトになるし、打ち直しで走者一掃とか打たれるよりは…という判断もあり得たと思いますが点はやらずに抑えこむ方を選択、結局3球目は空振りにとり、連続三球三振で2アウト!1番の星野君もライトフライに打ち取り、ノーアウト満塁のピンチを凌ぎます。すげー。

5回表も1死1塁から4番5番の連打で同点に追いつかれるものの、なおも2・3塁の逆転のピンチからサードライナーゲッツーと同点止まりに抑える。ツキももちろんあったと思いますが、ピンチでも相手に向かっていく姿勢がそれを呼び込んだような感じもしました。

そして5回裏には1死から8番小柴君のセンター前、9番石井君のレフトへの2ベースで2・3塁のチャンスを作ると、ショートゴロエラーと内野ゴロで2点をあげ、3-1と再びリードを奪う。

連打を浴びたこともあってか6回裏の星野は背番号10の稲田君にピッチャー交代しますがコントロールが定まらなかったりして武蔵越生の打線に火がつき止められなくなり、この回一挙8点、5回終了時には思いもしなかった6回コールドで試合終了となりました。ここまでの力の差はたぶんなかったと思いますが、星野はエラー3を含め守りのミスがちょっと多かったかな…むさおごはやはり中盤のピンチを切り抜けたのが最後の攻勢に繋がったと思います。この先が気になるチームです。

 

おそらくは今大会でも貴重なすっきり晴れの日。久しぶりの3試合観戦でしたが風の通る日陰にいるとちょうど良い体感、試合もサクサク進みながらもそれぞれ見所があって面白く、いい1日でした。