20221008秋季東京都大会1回戦 立川×関東一

原則無観客の一次予選を経て、今日からいよいよ一般客を入れての本大会。関一の櫓を見ると江戸球の試合は初戦の今日だけ。残暑厳しい江戸球でのブロック予選、名簿もなく聞き書きで選手名を書き取っていた日々を、時ならぬ寒風の中で思い起こす。何もかもが懐かしい…

 

それはともかくとして、昨日の雨の影響でグラウンド状態はあまりよくなく、ノックはサイドノックのみ。しかも途中からスタメン発表のアナウンスが始まってしまう(ちなみに第2試合はシートノック有でしたがやはりノック中にスタメンのアナウンスが始まっていた。それなりの理由はあってのことなのでしょうが、個人的にはちょっと残念。スタメンメモに力を割かれてノック見れなくなるし、結局ノック終了後の時間余るし。これが統一的な仕様になるのか、今回たまたまなのかは明日以降の観戦で明らかになるはず。少なくとも埼玉県大会はこれまでどおりだったから、全国的に統一されたわけではないのでしょうが)。

 

先攻は立川。

1ピッチャー関→サード

2ショート宮台

3セカンド岩山

4センター鈴木

5ファースト藤本

6キャッチャー吉野

7サード村岡→ピッチャー

8レフト岡田

9セカンド住吉

立川のベンチメンバーは12人。なのにキャッチャーが背番号7というのも珍しいなと思ったのですが、帰宅してから名簿をよくよく見てみると背番号2の鎌田君は主将でもある。ベンチの様子とか見落としてしまったのでわからないけど、もしかすると怪我とかだったのか…

 

後攻:関東一

1セカンド西川

2ライト松本→レフト→H徳山

3キャッチャー衛藤

4サード佐々木

5ファースト高橋

6レフト堀江→ライト小島

7ショート市川→H熊谷

8センター倉品

9ピッチャー栗原→菊地

 

先発のエース・桑原君は、166㎝90キロという小柄ながらどっしりした体格の右腕。旧チームで公式戦出場経験があるのはセカンド西川君、代打出場の多かった高橋君がファースト、そしてファーストで出ていた衛藤君がキャッチャーに。

それにしても、今秋のメンバーは1年が多いと聞いてはいたけど、確かに20名中9名というのは記憶にない。あと、小柄な選手が若干多めかも(小柄な選手と言うのは個人的にはポイント高い)。ちなみに新キャプテンは背番号15の大村君。関一の主将は04の蓑田君とか05の有村君とかは2ケタ背番号だったときもあったと思うけど、それ以来ずっと主力選手だったはずなので新鮮ではある。もちろんこれから背番号もどう変わっていくかわからないわけですが。

 

試合開始。マウンドにあがったエースの栗原君は、166/90という体格のとおりの力投派のイメージ。初回は先頭のピッチャー関君に初球センター前ヒットを浴び、盗塁成功されたりとバタバタしながらもコントロールを乱すことはなく、相手の走塁ミスもあって無失点に抑える。

1回裏。立川の先発は関君、オーソドックスな感じの右ピッチャーです。先頭の西川君が当たりは良くなかったと思いますがレフトへの2ベースヒットで出ると、2死から4番佐々木君のセンター前ヒットで1点を先制。

2回表はセカンドの送球エラー(内野安打かなと思ったけど、記録ではエラーみたい)を出しながらも今度はキャッチャー衛藤君の2塁送球が綺麗に決まって盗塁阻止、後続も打ち取り無失点。それにしても立川、初回もそうだったけど送らずどんどん積極的に走ってくるな…

2回裏。先頭の6番堀江君のレフト前ヒット、8番倉品君のタイムリーで1点を追加するもバッターランナーのオーバーランで2アウトランナーなし、となったところから、9番栗原君、1番西川君の連続長打で1点、さらに相手エラーで1点、この回3点を追加する。ミスで2アウトランナーなしになったところから得点できたのはヨカッタ。

3回表はテンポよく三者凡退。だいぶ落ち着いてきた感はある。

3回裏は相手エラーや連続バントヒットなどで作ったチャンスを犠牲フライやタイムリーできっちり活かして4点を追加。

4回表からは背番号11の2年生・菊地君がマウンドへ。192㎝73キロという長身でスラっとした体格。ワインドアップからサイドスローに近いフォーム。すごい球威があるとかではないのですが、滑らかさがあっていい感じ。打順1番からでしたが7球で三者凡退に切って取る。ちなみに菊地君は公式戦では初登場だけど、6月の横浜との親善試合のときに1イニング登板したのを見たことがあって、その時は打たれまくりで散々だったしフォームもサイドじゃなかったような…

4回裏。前の回途中、サードからリリーフに入った右サイドスローの村岡君から、先頭の衛藤君がレフトオーバーの2ベースを放ちますがその後は外野フライ3つで無得点。うーんピッチャー代わったばかりだし、打順も良かったし1点欲しかったな…

5回表も菊地君が三者凡退に抑える。

5回裏には1死から8番倉品君のレフト前ヒット、2死は取られますが西川君の死球(この試合4打席3安打1死球と、全打席出塁です ♪ )、バッテリーエラーで2・3塁となると、代打徳山君のレフト前タイムリーで2点を追加し10-0となり、5回コールドで関東一が勝利、2回戦進出を決めました。おめでとう!

 

攻守にミスはあったし相手のミスに助けられた部分もかなりあったし攻守の力強さみたいなものはまだ…スコアとは裏腹に、まだまだこれからの、そしてどう成長していくかもわからないチームなんだと感じた試合でした。1試合1試合の経験を大切に、自分たちのチームを作っていってほしい。ガンバレ関東一!

 

【試合スコア】

立 川 000 00   0 H1 E3

関東一 134 02x 10 H12 E1

【バッテリー】

立 川:関(2 2/3)、村岡(2) ー吉野

関東一:栗原(3)、菊地(2)ー衛藤