20230423 春季埼玉県大会1回戦 花咲徳栄×鷲宮、浦和×松山

あ、あぶねー。2試合日でも9時開始なんだった。のんびりコーヒー飲みながら県高野連HPで日程チェックしてて気づいて、慌てて家を飛び出しスタンドに滑り込んだのは試合開始直前。

 

【第1試合:花咲徳栄×鷲宮】

鷲宮はサイドかな?スリークォーターかな?という感じの右腕・林君、徳栄はすらっとした長身右腕、ワインドアップの木田君、両エースが先発。

試合は前半、徳栄はシングルヒットやエラー四球で塁上をにぎわすものの、その都度鷲宮が凌ぎ無得点。一方鷲宮は、初回こそ2番北島颯君のライト前ヒットが出ますがその後はノーヒット。4回裏には送球エラーでランナーが一気に2塁まで進み、内野ゴロで1死3塁という最大のチャンスをつくりますが後続は抑えられ無得点。木田君の球威に押されて、自力で突破口を開くのも難しいし、チャンスをもらっても得点にはなかなか結び付かない。

徳栄としてはもどかしい、鷲宮としてはよく凌いでるけど苦しい展開でしたが、5回。先頭の1番田中君がレフトオーバーの2ベースで出ると、長打攻勢で一気に5点、リリーフした黒須君も止められず更に4点。1イニング9得点を挙げます。徳栄らしいといえばらしいんだけど、1イニング3塁打4本というのは初めて見た…っていうか1試合両チーム合わせてだってたぶん見たことない。しかも3本は左中間への打球。守備位置とかの問題もあるんだろうけど、両翼でも99mという県営大宮の広さもあるし、大きさ故に3塁打になりやすい、って頭に入ってれば、最初から3塁狙うぞって意識にもなるだろうしな…とにかく見事な猛攻でした。

6回にも4点を追加してコールド目前となった徳栄は裏から背番号10の左腕・飯島君がマウンドに上がり、いきなり連続四球を出すものの、後続は抑え、13-0のまま花咲徳栄が勝利、2回戦進出を決めました。

秋は初戦敗退だったこともあって、徳栄の試合を観るのも久しぶりだったけど、やっぱ相手にするの怖い打線ですね。この先が楽しみです。鷲宮の林君も5回には力尽きた感がありましたが、前半は粘りのピッチングでした。また見てみたいチームです。

<試合スコア>

徳栄 000 094 13 H13 E1

鷲宮 000 000 0  H1 E3

徳栄:木田(5)、飯島(1)-柴田

鷲宮:林(4 1/3)、黒須(2)、千葉(0 2/3)ー内田

 

【浦和×松山】

第2試合は伝統ある県立男子校同士の対決。

松山の先発・右サイドの山岸君は背番号5。じゃあエースナンバーはと見ると、背番号1の小山君はサードに入っている。打順も小山君2番、山岸君3番ですから、攻守の中心的存在なのでしょう。

浦高は背番号1の右腕・荒川君が先発。

試合は序盤から活発に動き、まず先攻の浦高が1番亀井君の内野安打で出ると、2死から5番関根君のセンター前に落ちるヒットで先制。

松山の方は、初回こそノーアウトのランナーを出しながらも無得点に抑えられますが2回にはややボール先行の荒川君からヒット3本、四死球2つで2点をあげ、逆転に成功。

ところが直後の3回表には先頭の亀井君がまたも内野安打、2番井原君のライト前で亀井君が良く走り1・3塁、3番塚田君の打席で1塁ランナーの井原君も2盗成功、塚田君の犠牲フライで浦高がすぐに2-2の同点に追いつく。

4番菅原君はファースト後方深いところのファウルフライですが、3塁ランナーがホームを狙う様子を見せたりするのも面白い。かなり走塁を意識してる感じ。

これで2アウトとなりましたが、5番関根君のレフトへの打球はフェンスを越え、4-2と浦高が再逆転。

3回裏には松山も1点をあげて4-3と1点差に迫りますが、4回5回は少し試合が落ち着き、四死球のランナーは出るものの、双方無得点に終わる。

しかし6回表、前の打席でツーランを放っている関根君が左中間をやぶるフェンス直撃の2ベースで出ると、送りバントで3塁にすすめ7番鶴井君のタイムリー2ベースで1点を追加、5-3とします。

さらに1番からの好打順で迎えた7回表には、3塁打→2塁打→内野安打で1点を追加しバッターボックスには4番の菅原君。菅原君は内野ゴロで、3塁ランナーが動かないのを見て1塁へ送球…しますがなんと、1塁送球間に3塁ランナーがホームに突入、ファーストも慌ててバックホームしますがタッチは間に合わず、セーフに!その後も6番和田君のレフト前タイムリーで2点を追加、9-3と大きくリードを広げる。

8回表には松山のエース小山君がリリーフしますが浦高の攻撃は止まらず、再び山岸君をマウンドに戻すことになりますが、この回4点。

17安打5盗塁の猛攻を見せた浦高が13-3の8回コールドで勝利、2回戦進出を決めました。南部地区予選で大宮高校との試合を観た時も、よく打つな~とは思っていましたが、今日は脚を使う場面も多く、とても面白い攻撃だなと思いました。次の立教新座戦ではどうなるか見たいのに、用事があって行けないのが残念…

 

【試合スコア】

浦和 103 001 44 13 H17 E2

松山 021 000 00 3 H6 E2

浦和:荒川ー菅原

松山:山岸(7)、小山(0 1/3)、山岸(0 2/3)ー荒井

 

点差は離れたけど、2試合とも面白い試合でした。