いつでもどきどきしてるんだ(作詞:サトウハチロー 作曲:佐藤勝)

図書館で借りてきたCD「サトウハチローの詩ごころ~ちいさい秋みつけた~」を聴いていたら、突然野球の歌が。

 

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タイトルの一文で始まるこの歌は、草野球やってても守るのも打つのもへたっぴで、ボールが怖くて仕方がないのに、それでも野球が好きながきんちょ(性別は明記されていないが、昭和45年という時代を考えれば男の子想定だろう)の心情を鮮やかに描き出してます。

 

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昭和45年、文字通り国民的スポーツで、男の子といえば野球するものと決まっていた時代に、「みんなのうた」で放映された曲だそうです。隔世の感はありますが、怖くても、がっかりしても、情けなく辛くても、「それでも」いうところは、たぶん今での時代も変わらない気持ちなのじゃないかと思います。ちょっと「半ちゃん」(ちばあきお)にも通じるところもあるよなあ…

CDの解説書によれば、サトウハチローは野球が上手くていつも4番でキャッチャー、中日ファンで、他にも野球をテーマにした詞をたくさん書いていたとか。ついでに、とんでもない不良少年だったそうで、「ちいさい秋みつけた」のような繊細な詞からすると意外というべきか、なるほどと思うべきか。

 

※歌詞掲載についてJASRACと許諾契約をしてくれていたseesaaからはてなブログへの移転に当たって、記事から歌詞を削除しました。でも本当にしみじみと良い歌なので、機会があったらどうぞ聴いてみてください。