思い出話~須田君と小松崎君~

私が高校野球を見始めた2003年の秋、関東大会はタイミングよく地元・埼玉県での開催でした。このとき、茨城代表として出場したのが土浦湖北と下妻第二で、須田君と小松崎君ももちろん、両チームのエースとして出場していました。本格派の大型右腕として評判も高かった須田君を擁する土浦湖北は関東大会で優勝、神宮大会にも出場しますが初戦敗退(関一の選抜出場もかかっていたので二松と湖北は力いっぱい応援していたのですが…)。でも力入りすぎだろ(汗)という須田君の強気なピッチングは印象に残りました。関東大会は連投、神宮大会では怪我でずいぶん心配させられたものです。

一方の下妻第二は関東大会で初戦敗退、選抜出場を逃してしまいます。このとき、選手名簿の身長体重が目に止まり(←小柄投手フェチwまあ、イガラシファンになった四半世紀前からですもの仕方ありません)、試合見たかったのですがこのときは埼玉代表の試合と被って見られず、でもずっと気になっていました。夏、常総学院を破って甲子園出場を決めたのは、辛かったあの年の7月、初めて嬉しいと感じたことでした。スカイAで県大会の決勝が放映されて、もちろん録画したのですが、買って間もないDVDレコーダーの操作を誤って消してしまったのは痛恨事でしたが今となっては懐かしい思い出。

そして何より、甲子園での初戦、大会屈指の好投手岩見君を擁する熊本工業相手に、好投しながら自らのボークなどもあって敗れた翌日の新聞に載った、「今日の試合を誇りに、野球を続けていきます」という静かなコメントが今も強く心に残っています。

あの二人が神宮でここまで来るなんて。準決勝はふたりともナイスピッチングでした。決勝でも、素晴らしい投球を見せてくれると信じて、楽しみにしてます。