素面のハシゴ~9月17日 春日部工業×春日部共栄、小金井工×関東一

今日は予定をまったく違えず、贔屓チームの梯子で、まずは朝から牛島へ。11時には出ないと江戸川球場の第2試合に間に合わないので、多分中盤までしか観戦できません。その分、いつもより早めに来たのですが、着いたときには既に、スタンドはかなり混雑気味。もちろん座れないというほどじゃないけど、座ろうとすると両脇に必ず人がいる、という状態でやや窮屈。さすが春日部ダービーです。三塁側の芝生席には控え部員がびっちりまとまって座っている(こっちもちょい狭そう…)。

シートノックを見る限り、やはり守備では共栄に分があるかな?という印象ですが、どうかな。今日の先発は…とブルペンを見ると長身右腕。でもって背番号1と10はシートノックのお手伝い。

例によってほとんど聞き取れない場内アナウンスが終わり(共栄の方は元々名前を聞いたことのある選手も多いのでまだわかるのですが、初めての工業の方は???でした。しょっちゅう使う球場なんだからあの音響設備は何とかして欲しいなあ。これさえなければ凄く好きな球場なんだけどなー)、試合開始。

先攻は共栄、1番のヤナガワ君が幸先良くレフト前ヒットで出ると、2番カワズ君は死球、3番の加崎君のピッチャーゴロで3塁フォースアウトになりますがファーストへの送球が逸れて1死1・3塁に。ここで4番の村山君が、ピッチャーのグラブの脇を掠めるようなセンター前タイムリーで2点先制。次のキャッチャー(聞き取れず)君の当たりも同じようなセンター前でしたが2塁ランナーはホームタッチアウトになってしまいます。うーん…結局この回は2点どまり。

1回の裏、マウンドには背番号11のマツモト君(ありゃ共栄も…)。

先頭打者にセンター前を打たれますが、送りバントの後、3番4番を空振りの三振にとって上々の滑り出し。コントロールも安定しているみたいで、とりあえずホッとします。

しかし2回裏は1死からエラーで出塁するものの、後続なく無得点。3回には3番加崎君のレフトオーバーの2ベースと四球、相手の連続エラーで2点を追加しますが、4回も四球2つもらいながら無得点と、やや打線が目が覚めてない感じ。でもマツモト君のピッチングは快調で、1回にセンター前を打たれた以外は4回までノーヒット、三振6、四死球なし。これなら何とかなりそうだけど、打線はちょっと心配かなあ…もうちょっとバッティングを見たいところですが、時間切れ。席を立って、江戸球へ向かいます。試合も電車も予定通りの進行ならば、ギリギリ関東一の試合開始に間に合うはず。

*この後、共栄は7-0のコールドで春日部ダービーを制して県大会出場を決めています。おめでとう!突出した選手もおらず、戦力的に今年はかなり厳しいのは見ていて思うけど、だからこそ頑張って欲しい。平日中心なのでいつもは見られない試合の多い秋の県大会ですが、今年は休みとるから、最後まで応援行くよ!ガンバレ共栄!

しかし、電車に乗っている間にネットをウロウロしていたら、紅葉川のコールド勝ちの報せ。11時半過ぎ頃でした。焦りますがどうしようもなく、結局着いたのは1回裏の途中、4番江川君の2ベースで3点目が入るあたりでした。その後も連打とエラーで更に3点が入りますが、相手守備に相当アシストしてもらっているような…スクイズバントがピッチャーもろ真正面に転がったりというミスもあり、手放しでは喜べない。

2回表、今日の先発は坂巻君、右のサイドスローの選手です。先頭の5番・アイダ君への初球はセカンドの頭上を破るヒットになりますが、6番7番は凡退、8番はフルカウントから四球になりますが、続く9番は三振にとり3アウト。

2回裏、先頭の江川君、5番の片岡君の連続長打で1点追加、ノーアウト3塁。なのになんと後続は、0-2、1-0、0-2というカウントから三者連続で外野フライを打ち上げてしまい、1点止まり。うーん…初回もこの回も、ヒットになったけど上手い外野なら捕られてたっぽい当たりも結構あったし、ちょっと大きいの狙い過ぎでは…(汗)と心配になる。

それはともかく3回の表、2回の裏に代打を送られた坂巻君に代わって、押久保君がマウンドへ。背番号20、やはり右のサイドスロー…というか、アンダーハンド気味にも見える。もちろん公式戦初登板です。押久保君の投球は球威はそれほどないと思いますが低めにコントロールされているようで、セカンドゴロ、センターライナー、ライトライナーと三者凡退に討ち取る上々の滑り出し。守備の動きも良かった♪

3回裏、先頭の9番土屋君はサードへのファウルフライ……(汗)1番田辺君はショートの脇をかすめるレフト前…そしてレフトが打球を逸らした間に3塁へ。大きなチャンスを貰いましたが2番新井君のスクイズバントは1塁線のファウルフライになってしまい、追加点が上げられません(しかしファーストのアズマ君もナイスキャッチでした)。結局後続もサードファウルフライでこの回は無得点。

4回表、押久保君は死球1つは出すものの、他は凡退に討ち取り快調なピッチング。

4回裏は江川君から。打ち上げる打球が多いのをそろそろ修正して欲しいところ。ベンチの声からもちゃんと意識はしているのはわかるので、大丈夫だとは思うのですが。期待に違わず、2-1からの江川君の放ったゴロ(ようやく!)の打球はやや鈍い音と共に、大きく空いた二遊間をセンター前に抜けていいます。音の鈍さのからすると、たぶん芯には当たってなくて、無理矢理感があるというか、強引なセンター返し(そんなのないか…)。打ち方としての良し悪しは私にはわかりませんが、意識して修正しようとして、それが会心の出来ではないにせよ、ちゃんと出来てしまったという意味で、前の2打席で放った長打よりも、印象に残った一打でした。

しかし続く片岡君はセンターライナーに倒れ微妙な(小金井工にとってはややホッとした)雰囲気が漂うなか、次のバッターは中村君…と思ったらここで1塁ランナーの江川君がディレードスチール!が、2塁に送球され盗塁失敗。中村君は結局死球。ややチグハグな感じはしますが、狙い自体は悪くなかったと思います。チームの経験も浅いし、実戦の場でいろいろやってみることも必要だと思うしね!しかしそんなこんなでこの回は、ノーアウトのランナーを出しながらも無得点に終わります。

5回表、押久保君の方は依然として安定したピッチング。先頭のタケダ君には粘られますが最後はフルカウントから見逃しの三振に取り、後続も三振とショートゴロでこの回は三者凡退。しかし8番ピッチャーのタケダ君、今日は2打席死球1(このときはピッチャー坂巻君)三振1という内容ですが、2打席ともファウルで粘ってフルカウントまで行ったのが印象に残りました。こういう姿勢は好き(いや、イヤというべきなのか…?)だなあ。

5回裏はその押久保君の初打席。押久保君は右中間への2ベースを放ち、送りバントの後、田辺君のタイムリー3ベースで8-0。2番新井君の四球で1死1・3塁となり、3番広瀬君のセカンドゴロエラーで9-0、4番江川君のセカンドフライ落球(野手が触ってないので記録上はヒット)で10点目が入り5回コールドが成立。初戦に引き続きスカッとはしない幕切れでしたが、関東一が第7ブロック決勝進出を決めました。

初戦から2戦連続完封コールド勝ち。守りの方は今のところ上々だし、打線の調子も土曜日よりは今日の方が上向いているわけだし、あまりあれもこれもと言っては贅沢ですよね。気になるところはあったけど、意識して修正しようとしていたし、次はもっとよくなってくれると思います。今週末は江戸川ダービー、紅葉川は良く鍛えられていて、組し易い相手ではない。強い気持ちと意識をもって臨んでください。完勝続きのスコアとは裏腹に、今が決して楽な状況ではないことは観ていても感じるけれど、苦しい中だからこそ非常に重要な何かを掴むこともできると思います。負けずにガンバレ!