20190718 東東京大会4回戦 紅葉川×東京、岩倉×日体大荏原

第1試合(青学×関東一)に引き続き、第二・第三試合を観戦。

 

◆第2試合 紅葉川10-3東京

紅葉川は初戦の日大一高戦と酷似した試合展開。序盤ランナーを出しながらも好守で守り抜き、中盤の集中打でビッグイニングを作り、その後も効果的に追加点を挙げてコールド勝利!今回はビッグイニングとなった4回に2ランHR2本ですから驚きです。東京先発・エースの小野君も、点取られた4回と6回以外はピンチらしいピンチのない、ナイスピッチングだっただけに、余計に怖い(汗)4回に1死、2ストライクと追い込んでから3番藤川君に四球、その直後に4番の込山君にちょっと甘い球を投げて2ラン…その後も四死球とヒットが止まらずこの回8点。どこかでタイム取って落ち着かせても良かったんじゃないかな…

しかし5回裏には東京も反撃、3本のヒットにエラー、犠牲フライで3点を返し、8-3と詰め寄る。ところが直後の6回表、簡単に2アウトをとり、バッターボックスの9番齋藤君も2ストライクと追い込みながらそこから四球。ヒットとショートゴロエラーで紅葉川が2点を追加。10-3と再びコールド点差となる。点差をつめた矢先のこれは、東京にとっては相当堪えたと思います。

その後は双方無得点で10-3のまま試合終了、7回コールドて紅葉川が勝利、5回戦進出を決めました。

とにかく紅葉川の、序盤を好守でしのぎ、ここぞというところのフルスイングでビッグイニングを作り、効果的な追加点をあげてコールドに持ち込む、という初戦をなぞったようなゲーム展開が印象的でした。逆に言うと、それを崩せればまた、違った展開もあるはずだと思うのですが…

 

◆第3試合 日体大荏原0-4岩倉

岩倉・宮里君、荏原・宮下君、共に181cmの長身右腕(ただし体重は宮里君が10キロ重いだけあって、体格・ボール共にずっしり感がある)の先発。

試合は1回裏に岩倉が2本のヒットで1点を先制するものの、序盤はほぼ拮抗した形で試合が進みます。

しかし5回裏、岩倉の先頭、8番宮里君(8番といっても第1打席でレフト前ヒットを打っている)がレフトフェンス直撃の2ベースでノーアウト2塁とすると、送りバントで1死3塁。そこからセカンドゴロで2死2塁まで漕ぎつけるものの、2番3番の連続2ベースと4番のレフト前タイムリーで3点を追加、岩倉が長打攻勢で4-0とリードを拡げる。

その後は双方ランナーを出しながらも得点には至らず、4-0のまま試合終了、岩倉が5回戦進出を決めました。

荏原は他は抑えていただけに、5回裏の3失点を何とか防げていればまた違った展開もあったかもしれませんが、とにかく岩倉のエース宮里君がナイスピッチングでした。散発6安打、死球1のみ。正直崩せそうな感じはなく、ピンチらしいピンチは6回表に自らのボークも絡んでノーアウト2塁とされたときぐらい。それも結局抑えてしまうし。現チームの岩倉の試合は初めて見ましたが、投打に力強さを感じるチームでした。