空晴れ渡り、夏日の予報。埼玉県大会初日の今日は、春日部共栄の試合がある県営大宮公園球場に行って来ました。
第1試合 細田学園6-7慶應志木〇(延長10回タイブレーク)
南部地区予選ノーシードからの勝ち上がりながら南部地区代表決定戦では好投手冨士君擁する大宮東を破って県大会出場を決めた慶應志木と、南部地区予選シードで代表決定戦を圧勝した細田学園の対決。
慶應志木は大宮東戦で完封勝利をおさめた正野君、細田学園は斉木君、共に左腕エースが先発。
1回表に慶應志木が斉木君の立ち上がりをついて3本の長短打に足を絡めて2点を先制した後は、両投手の好投でスコアボードに0が並ぶ投手戦となる。9回表になってようやく、慶應が斉木君を打ち込み4-0とリードを拡げるも、その裏には細田学園も打線爆発、エラーも絡んで一挙4点を挙げ同点に追いつく。
タイブレークでは打順1番からで強攻策をとった慶應がタイムリー2本と犠牲フライで3点を先行。細田学園もバント処理エラー等で2点を挙げ1点差に迫り尚もノーアウトランナー3塁という絶好のチャンスを作りますが何と後続3人を正野君が見事に抑えきり、慶應志木が1点差を何とか守って勝利。
両投手の好投やタイブレーク時の戦術選択など、見応えある試合でした。両チーム共にエースがタイブレークまで投げて完投。ナイスピッチングでした。
第2試合 川口工業0-6春日部共栄〇
川口工業はエース古川君の完投、共栄はエースの保坂君、左腕の大野君、背番号11の松村君のきっちり3イニングずつの継投。
共栄は2回3回で4点を挙げながら、中盤は立ち直った古川君の前になかなかランナーを出せなくなりますが、4回からマウンドに上がった2番手の大野君も6回までの3イニングをパーフェクトに抑える。7回からの3番手松村君に対しては、川口工業の4番佐々木君がいきなり左中間への2ベースを放ちますが焦りもあったのか3塁を狙ってタッチアウト。ピンチを脱した共栄はその裏更に2点を追加し6-0とし、勝負を決定づけました。
昨秋は殆ど見れなくて、すごい久しぶり感あった共栄の試合。低反発バットになってどうなることかと心配もあったのですが結果は快勝。長打も含めてそれなりに打てていたのでちょっとホッとした。3投手の継投は最初から計画していたものと思いますが、3人ともナイスピッチングでした ♪ 中1~2日で試合が続くのでこの先の投手起用もどうしていくのか気になるとことです。
第3試合:八潮南1-5叡明〇
叡明が毎回ヒットを放ち着実に加点し、八潮南の反撃を9回裏の1点に抑えて快勝。叡明は打球鋭くヒット数14、6番吉川君のソロHRを含め長打5本で長打力もある上にバントも綺麗に決めるし走塁も積極的で、かなり力あると感じました。が、それと同じくらい印象に残ったのは、打たれまくりエラーも3で少ないとは言えない八潮南が毎回ピンチを迎えながら大きく崩れずに何とかしのいでいった、その粘りでした。叡明が積極走塁過ぎたせいもあるのかもしれませんが…どちらもこの先また見てみたいチームです。
今日は地区予選の頃に比べると気温も高いし日差しも強くて、日向で観戦しているとぼーっとしてくる初夏の暑さ。
ましてグラウンドでは、鼻血を出した選手もいたみたいだし、脚がもつれてボールを終えなかった外野手もいた。もちろんそれが熱中症由来なのかどうかはスタンドで観てるだけじゃわからないわけですが、とにかく暑さへの備えが必要な季節になってきたので選手関係者観客の皆様も、対策は万全にしてください…もちろん自戒も込めて。