20190407 春季東京都大会3回戦 日大鶴ケ丘×関東一

4月も第2週に入り、桜もそろそろ葉桜の緑が混じり始める頃。

初戦では小平西の9回の猛追を受けながらもなんとか4-2で振り切った関一。シード権を賭けた3回戦は日大鶴ケ丘との対戦。私は一度も勝ったのを見たことがない相手。今大会では一次予選を連続5回コールドで勝ち上がり、1回戦2回戦共に10点近く得点している。数字だけで判断できないとはいえ…怖すぎる。でも、それだけに、ここで勝てば得るものも大きいはず。

 

先攻:日大鶴ケ丘

1ファースト中島→レフト

2センター出口

3ピッチャー清野→セカンド

4ライト谷口

5レフト渡辺→ファースト中阿地

6ショート金野

7サード樋口

8セカンド原田→ピッチャー松田

9キャッチャー森→H田中→村内

背番号11の長身右腕・清野君が先発。1回戦2回戦共に先発しており、2回戦の日大一戦は7回コールドながら完投だった模様。

 

後攻:関東一

1センター大久保

2レフト根崎→H谷口→重政

3ショート渋谷

4ライト平川

5キャッチャー野口

6ファースト平泉

7セカンド村岡

8ピッチャー谷

9サード金森→長嶋

関一の方は、この春は背番号10の谷君が先発。野手はスタメン自体はレフトが重政君から根崎君になっただけですが、初戦では打線が奮わなかったことを受けてか、大久保君を1番、平川君を4番に持ってくるなど、打順はかなり組み替えてきている。日鶴には打たれることも覚悟しないとけないので、とにかく打線に頑張ってもらわないと…

日曜とあって、江戸球もかなりの賑わいの中、試合開始。中でも元気いっぱいのショッキングピンク軍団にはいつものことながら圧倒される。

先発の谷君は投球練習を見たときの、今日はわりと大丈夫そうかな?という期待通りの立ち上がりで、2死から3番の清野君にライト前に上手く運ばれますが4番の谷口君は三振に取り、ほっとする。

1回裏、長身右腕の清野君に対して大久保君はファウルで粘りながらも最後は三振。でもいい粘りだったと思う。続く根崎君はショートゴロ、3番渋谷君もレフトへのフライ…かと思いきや、レフトがやや目測を誤ったのか(2回裏開始時に交代してたし)、頭上を越えて2ベースに。そして今日は4番の平川君が、今度は文句なしの2ベースをレフト線に放ち、1点を先制。さすがです。

2回表は1死から6番金野君に1・2塁間寄りへのセーフティバントを決められますが続く樋口君の三遊間を抜けそうな鋭い当たりにサードの金森君が飛びつき、セカンド送球でフォースアウト。後続も抑えて無失点でしのぐ。

しかし2回裏の攻撃は、6番平泉君がライト前ヒットで出るも、送りバント失敗やら牽制アウトやら攻撃のミスが出てランナーを進められず、無得点に終わる…

3回表は1死から1番中島君にレフト線への2ベースを打たれますが、後続は抑える。良い当たりもされてるからちょっと怖いけど、ボール球は少なめで来ているのは有難い。

4回裏。先頭の4番平川君がセンター前にぽとりと落ちるヒットで出ると、送りバントで2塁に進めた後、6番平泉君が右中間を破る2ベースベース!1点を加えたところで日大鶴ケ丘はピッチャー交代。背番号1の左腕・松田君がマウンドに上がり、清野君はセカンドへ。しかし代わった松田君からも村岡君がレフト前に運ぶタイムリーを放ち更に1点、3-0と突き放します。

グラウンド整備を挟んでの6回表。この回はややボール先行になり、1死から初めての四球も与えますが後続は抑える。少し苦しいところですが、守備陣も良く守ってくれています。

そして7回裏。先頭の8番谷君がストレートの四球で出ると、送りバントで2塁に進めた後、1番大久保君のセーフティバントがサードの1塁悪送球を誘い(記録は1ヒット1エラー)、2塁ランナーが生還!!ここで2番根崎君の代打に送られた谷口君が左中間への大きな2ランHR、更に2点を加え、6-0と終盤に来て大きな追加点が入ります。久しぶりに見ることができたこの一連の流れ…なんかすごく嬉しいぞ。

8回表。1死から四球でランナーを歩かせ、続く1番中島君にライト方向への特大ファウルを打たれてヒヤッとしますが、最後は三振ゲッツーでここも無失点。野口君の送球が素晴らしかった♪

8回裏。守りのいい流れもそのままに、その野口君がレフト線への2ベース(エンタイトル2ベースだったみたい)。こうなったらあと1点取ってコールドに持込みたいところでしたが、続く平泉君はショートフライ、村岡君は三振、谷君はセカンドゴロと、まったくランナー進められずに終わる…うーん…ここでのあと一点が……

それでも9回表の谷君は危なげないピッチングで三者凡退に抑え、6-0のまま関東一が勝利、4回戦進出&夏の東東京大会のシードを獲得しました。おめでとう!

 

これまでの経緯もあり心配だった谷君の先発でしたが(じっさい、土屋君が試合前からブルペン行ってたし…)、終わってみれば被安打3、四死球2の完封勝利ということで、本当にナイスピッチングでした。ヒヤッとするような当たりも結構ありましたが、守備陣もよく守りで支えてくれてました。そういう意味では、点差ほど楽な感じの試合ではなかった。

打線も、打ちまくるという感じではなかったけど、ちゃんとタイムリーも出たし、四球でもらったランナーから点取る流れを作って実際点取れたのは本当に良かった良かった。 

ずっと勝てなかった日鶴に勝つことができたというのも勿論だけど、何よりこんな形で投打が噛み合って勝てたことが、会心の勝利というものが久しく得られなかったチームにとって、ひとつの自信になってくれたらいいなと思います。次もガンバレ関一!

 

【試合スコア】

日大鶴ケ丘 000 000 000  0  H3  E1

関 東 一   100  200 30x  6  H9  E0

日大鶴ケ丘:清野(3 1/3)、松田(4 2/3)―森、村内

関東一:谷―野口