大会４日目にして初出動。迷いましたが今日は神宮→神宮第二（ゴルフ場）にハシゴてきました。最後に見たのが日比谷×江戸川の一戦でした。
日比谷は右の吉田君、江戸川は左の三浦君、両エースの先発で始まった試合は、５回までは双方ランナーを出しながらも決定的なチャンスは作れず、０－０で進みます。江戸川はしばしばベスト８～１６にも進出する実力校だし、日比谷はベンチ入り１７人のうち１年生が６人という構成なので、大方の予想に反した展開だったかもしれません。
結局無得点に終わった５回裏のこと。日比谷の先頭バッター７番キャッチャーの山本君が初球デッドボール。ヘルメットにもろに当たって大きな音が響きわたり、山本君は支えられて治療のためベンチへ。臨時代走が出ますが後続は強攻策で三振、１死となった後、９番ピッチャー吉田君の送りバントがキャッチャーフライとなり、１塁ランナーも戻れずゲッツーが成立、３アウトとなります。
そしてベンチに下がっていた山本君が無事に戻ってきた６回表、江戸川の攻撃。先頭の２番岡田君でしたがこちらも死球（頭部ではありませんが）でノーアウト１塁。直前の回と同じシチュエーションで日比谷は強攻もバントも失敗している。
では、江戸川は？１回も４回もノーアウトから強攻で無得点に終わっているし、試合ももう後半戦だし…このまま強攻を続けるのか、それとも、２塁に進めるのか。
３番若林君は初球はバントの構えから引いてボール。しかし２球目、バントの構えからでしたが甘く入ったところをライト前に打ち返し、１・２塁！ここで４番新見君がセンター前ヒット、江戸川が１点を先制します。その後もピッチャーゴロのフィルダースチョイスと７番小川君のセンター前ヒットで２点を追加、。３－０と江戸川がリード。失点には繋がりませんでしたが、日比谷には送球が逸れてゲッツーを取り損なったりする場面もあり、やっぱりちょっと浮足立っていたかな…
大きな３点が入った、わけですがその裏。
日比谷は先頭の１番三谷君がセンター前ヒットで出ると、２番野口君は初球をバントファウル。しかし２球目をバスターでとらえてライト前へ！さっきのお返しのような攻撃ｗそして３番溝西君がレフト前ヒットでノーアウト満塁になると１塁側スタンドから手拍子が…ここから内野ゴロとラッキーな内野安打、６番尾島君のレフト前ヒットで立て続けに３点を返し、日比谷が同点に追いつく。
７回は共に無得点でしたが内容は対照的。表の江戸川は先頭の１番渡辺君の２ベースに四球２つも絡んで１死満塁のチャンスを作りますが後続は倒れ無得点、浦の日比谷は２三振を含む三者凡退。
そして８回裏。今度は日比谷が、２死満塁のチャンスを作る。江戸川の三浦君も疲れからか、ちょっとボール球が増えてきた感じ。バッターボックスには７番の山本君。１ボールからの２球目、捕りづらかったのか、何か違和感があったのか、捕球したキャッチャーの新見君が…バッターや３塁にちょっと背を向け気味にしたとき、
あれあれあれあれえええええええええ？？？？
３塁ランナーの溝西君が突っ込んできた！！！
新見君も慌ててタッチに行きますが間に合わずセーフ！！！
生ホームスチール…初めて見たような気がする………
９回表。思わぬ形でリードを許した江戸川ですが、先頭の２番岡田君がセンター前ヒットですかさず出塁。盗塁で２塁まで進みますが３番４番は凡退で２アウト。５番の福島君も２ストライクと追い込まれます。
あとストライク１つで勝利、というところでしたが福島君は３球目をライト前に打ち返し、土壇場で同点に追いつく。
９回裏。江戸川は選手発の三浦君に代えて、背番号１０の右腕・船津君をマウンドに送ります。178cmということなので、そこまで大柄ではないはずなんだけど、大きく見える…手足が長いのかな？船津君は威力のあるボールを投げ込んできて、日比谷打線を２三振を含む三者凡退に切ってとる。これはそう簡単には打てないかも…
そして１０回表。日比谷のエース吉田君にも疲れが見え始めたところを江戸川打線が捉えて７安打３四球と攻めて一挙８点を挙げてそのまま勝利、３回戦進出を決めました。
最後は力尽きて大差になりましたが、ナイスゲームでした。６回表・裏、８回裏＆９回表と、まさに取られたら取り返す！！の試合。両エースの力投、バスターの応酬、まさかのホームスチール、あと１球と追い込まれたところからの同点打など、手に汗握る展開でした。スタンドも熱かったですね！やっぱ神二は（グラウンドとしてはよくないのかもしれないけど）好きだなあ…
江戸川は次も頑張ってください。日比谷はお疲れさまでした。３年は進路に向けて、残る１・２年生は秋に向けて頑張ってください。
【試合スコア】
江戸川 000 003 001 8 12
日比谷 000 003 010 0 4
江戸川：三浦(8)、船津(2)ー新見
日比谷：吉田(9 2/3)、足立(0 1/3）ー山本
