輝ける青春

今、遅ればせながらアニメDVDをGETして、久方ぶりにあのスーパーボクシング漫画「リングにかけろ」にマイブーム再燃中であります。

なんでいきなりこんな話になるのかというと、神宮球場に向かう道すがら、三々五々、同じ方向へ歩いていく、それぞれの校名入りバッグを担いだ野球部員たちを観てて、ふと思ってしまったのですな。「剣崎さんや竜児って、最期はこのくらいの年代だったんだ…」と。剣崎順なんて、その18年と4日の短い生涯の間に、世界チャンピョンなって、5回防衛して、年上の女との間に子供こさえて、ベルト失って無冠になって結婚式…生き急ぐにも程がある。まあこの人、中学生時代の選手宣誓で「…いわば殺し合いとおんなじよ!…血ヘドを吐いてリングの上をのた打ち回りたくなかったら、今のうちに棄権するんだな!」などとのたまう御方ですからね(んでもって穏健派の主人公・高嶺竜児でさえ、「そうだ!ボクシングは相手を憎みきらなききゃ勝てっこない…」などと内心で同調する漫画であるから、他は推して知るべしである)。……なんて選手宣誓を聞きながら思い出してたり。ゴメンね池永君(@日大三高)。真摯で素晴らしい宣誓でした。

もちろん少年漫画の常で、その言葉とは裏腹に、剣崎も竜児も相手を憎むどころか闘いの中で友情の輪!を拡げまくり深めまくってたわけだし、一方、どんな勝負事にも(憎悪は不要としても)非情さやぜったいに相手を倒す!という気概は必要だろう。

どちらの宣誓にも、真実の一面があるのでは…と感じる私は、四半世紀を過ぎてもなお、剣崎ファンなのだなぁ。…って、まともな話はまた、別記事で。