20180928 秋季埼玉県大会3回戦@市営大宮

朝から素晴らしい青空。昨日までずっとぐずぐず天気、明日からもまた崩れるのが信じられないくらいの快晴です。

2日間の順延があったため、本来なら2回戦から中1日か中2日で行われるはずの3回戦が中3日か中4日、準々決勝までも1週間あるので当座の日程は楽になったわけで、これがどう影響するのか。そして準々決勝は10月にずれ込み5日、準決勝6日、決勝は1日空けて8日と後半戦がタイトになることは…いや、それはまだ先の話。

◆第1試合 浦和実業×武蔵越生

両チーム共にブラバン・チアが出動、応援部員も30くらいはいるんじゃないかという大部隊で、この時期としては頗るにぎやかな雰囲気の中でのプレイボール。

試合の方は、浦実が2回に5番水谷君のライトオーバーの2ベースにエラーが絡んでノーアウト3塁の大チャンスを作ったのを皮切りに、タイムリーと連続スクイズで3点を先制、5回と8回にも1点ずつを加え、守っては背番号20の豆田君―エースの三田君のリレーで武蔵越生打線を豆田君が打たれたシングルヒット2本、失点0に抑え、5-0で快勝。ちなみに浦実の5回と8回の追加点は、3番センターの長谷川君のタイムリー2ベースとソロホームランによるもの。その他の打席も第1打席2ベース、第2打席シングルヒットと4打席4安打の大活躍でした♪

【試合スコア】

浦和実業 030 010 010 5 H9 E1

武蔵越生 000 000 000 0 H2 E2

◆第2試合 正智深谷×春日部共栄

共栄の3回戦の相手は正智深谷。初戦ではエースの北田君が市立川越を完封して息詰まる投手戦を制し、2回戦の武南戦ではその北田君を温存しながら5-1で勝利。新人戦からこの方、打線好調な共栄ですが、好投手と評判の北田君を打ち崩せるか。守りの方は、村田君も初戦の2回戦完投とはいえ日にちも空いているし、正智もそこまでバカスカ打ちまくるチームでもなさそうなので、四死球やエラーがなければ…なければ…ありませんように。

しかし村田君は立ち上がり、正智の先頭・藤村君にセンター前ヒットを打たれると、2番関口君の1塁側への送りバントが絶妙な転がりを見せ、誰も拾えず内野安打となったばかりか、転がる打球の処理が少し遅れる間に、藤村君はすかさず3塁へ。いきなりノーアウト1・3塁の大ピンチ!それでも3番長滝君のライトへの打球は犠牲フライにとどめ(大きな当たりでヒヤッとしましたが)、1点を失うも1死1塁。しかし村田君の制球はまだ定まらず、4番篠原君は四球で1・2塁、5番幕田君はピッチャーゴロで2死2・3塁。ピンチとはいえようやく2死まで漕ぎつけ、何とか切り抜けたいところでしたが、6番岡登君は三振振り逃げ、しかも悪いことは重なるもので、バッターやら球審やらの足元に隠れてキャッチャーがボールを見失っている隙をついて3塁ランナーがホームイン、0-2。しかもこれで終わらず、直後の7番森君はショートゴロエラーで3点目…初回から3点ビハインド、特に2点目3点目は防げた失点だったのがちょっと悔やまれる。

2回以降は村田君も落ち着いてきて5回まで無失点に抑えますが、正智の北田君も好投を続け、なかなか反撃の糸口を掴めない。やっぱりちょっとフライアウトが多い感じ。

しかし中盤に入った5回裏、共栄はヒットと死球で出たランナーを9番森君の左中間への2ベースで還し、2-3と1点差に迫る。

さあ後半勝負、と思った6回表、難なく2アウトをとりバッターボックスの7番森君も2ストライクと追い込み、アウトコースへの3球目。マウンド上の村田君はおろか、内野も一瞬ベンチに帰りそうになるくらいの際どい球でしたが判定はボール。更にファウルが続いた後、グリップ近くの手の辺りに当たったのか、死球で森君は1塁へ。ちょっと嫌なランナーの出し方だなー。次の北田君は8番だけど見逃し三振とショートフライだけど、結構大きい当たりのファウルも打ってたし…と心配するそばから、北田君の打球はセンターの頭上を大きく越えるタイムリー2ベースとなり、2-4と再び点差を拡げられる。でもまだ2点差、攻撃は4イニングある。

6回裏は三者凡退に抑えられ、これ以上点はやれない7回表、1死から討ち取った当たりがレフト前に落ちるヒットで1死1塁とされると、村田君は気迫のピッチングで3番4番を連続三振に切ってとる。

そして7回裏はその村田君から。ショートへのボテボテの当たりでしたが必死に走って1塁セーフ!続く打線は凡フライ→ヒット→凡フライ→ヒットと2アウトを取られながらも下位打線の強攻で1点を返し、前の打席で2点タイムり2ベースの森君がレフトスタンドへの3ランを放ち、ついに6-4と逆転に成功♪

8回裏にも長短打5本の集中打で5点をあげ、11-4の8回コールドで共栄が勝利。初回の3失点の場面は過去のもろもろの似たような場面が走馬灯のように頭を過ぎってどうなることかと思ったけど、2回以降は村田君のナイスピッチングと後半の打線の粘りは素晴らしかった(特に、9番の森君は2点差に迫るタイムリー2ベース、逆転3ラン、サヨナラコールドを決めるライトオーバーと、獅子奮迅の活躍でした。)。

あとは初回のようなピンチでも慌てず最少失点に止めるようにしてくれたら…

【試合スコア】

正智 300 001 00 0 H6 E0

共栄 000 020 45X 11 H13 E2

※8回コールド

◆第三試合 東農大三×栄北

第三試合のスタンドは共に明るい緑色。

東農大三は背番号1の右腕・飯島君のナイスピッチングで7回まで栄北打線をわずか1安打1四球に抑える素晴らしいピッチング。内野ゴロに打たせて取るピッチングらしく、守りも堅くノーエラー♪

一方の栄北は背番号9の右サイドの野口君が先発。序盤は2回に4番井口君にソロHRを浴びるものの、それ以外はヒットや四球でランナーを出しながらも何とか凌ぐ。

ところが4回裏、先頭打者のファーストゴロでピッチャーベースカバーとの連携ミスで出塁を許すと、送りバントを挟んで6連打を浴び一挙6失点。

結局この後は双方無得点のまま7-0で7回コールドが成立するのですが、この回以外はバックの守りも良く何とか抑えていただけに、4回のピンチはどこかで落ち着く時間が取れていたらどうだったろうか?とちょっと勿体なかった感じがしました。

それにしても農大チアの大根踊りを久しぶりに見られたのは何だか嬉しかった♪

【試合スコア】

栄  北 000 000 0 0 H1 E1

東農大三010 600 X 7 H10 E0

※7回コールド