090920 秋季東京都ブロック予選 第7ブロック2回戦 関東一×山崎

連休2日目の今日は、関東一の初戦。先週の初めくらいは雨予報だったので心配したけど、素晴らしい秋晴れ。うーんやっぱり、関一のユニは明るい太陽の下がいい。

球場に着くと関東一のノックの最中、今日は後攻です。相手の山崎は西東京、町田にある学校です。この予選では先週行われた1回戦で、六郷工科を19-1の5回コールドで破ってきている。

シートノックも終わり、やがてスタメンを告げる江戸球名物(?)ウグイス坊の声が。去年まで聞いてた声とは違ってる?ああ、代替わりしたのかなあ…お疲れさまでした(初々しさを感じさせる声が個人的に好きでした)。新しい担当の方も、不慣れな感じはしましたが、頑張ってましたね!スコアボードの表示がないので、観客にはアナウンスだけが頼り。たいへんだと思いますが頑張ってください。

スタメンは、

先攻:山崎

1センター松田

2サード山中

3ショート藤本(→ピッチャー)

4ファースト井上

5レフト獅子井

6キャッチャー原澤

7セカンド佐藤(→ショート)

8ピッチャー藤井(→セカンド恒吉)

9ライト正木

※スタメンはみんな夏もベンチ入りしていたようです。名前は聞き取った内容と夏の選手名簿を見比べての推測なので、間違いがあったら申し訳ありません。

後攻:関東一

1サード斉藤

2ライト渋沢(→PH石井→小野寺)

3レフト宮下

4キャッチャー本間

5ショート伊藤

6セカンド山下

7センター羽毛田(→PR鈴木→センター)

8ファースト小山

9ピッチャー井手

初戦なのでエースの白井君先発かな?と何となく思っていたのですが、井手君が先発。今年からブロック決勝がなくなり、中一日で代表決定戦になるせいもあるのかもしれません。井手君はベンチ入りはしていたものの、春も夏も登板がなかったのでどんなピッチングをしてくれるか楽しみです。

その他のスタメンは、旧チームが下級生中心だっただけに、ライトの渋沢君は初登場ですが、宮下君がレフトに回ってセンターに羽毛田君、ファーストに小山君が入ったぐらいで大きな変更はない。ただ打順は、ずっと4番だった宮下君が3番に入り、本間君が4番になってます。ちなみに、試合前の挨拶で先頭に立ったキャプテンは、噂どおり本間君。

さて初回。久しぶりに見る井手君は、かなりストレートが走ってるような?1番2番を連続三振、3番もライトフライと、上々の立ち上がり。

その裏、山崎の先発右腕・藤井君はコントロールに苦しみ、先頭の斉藤君にフルカウントから死球。2番渋沢君の打席で2盗時の連携ミスでノーアウト3塁、渋沢君はファーストゴロに倒れますが3番宮下君が右中間に綺麗に2ベースを放ち先制、続く本間君のセンターへの大飛球もセンターが何とか追いつくも捕れず2点目。うーん、あれ、エラーなんですか…ヒットでいいと思うんだけどなーダメ?

2回表の井手君は、初回よりやや力が入っているのかボールが少し増え、1死から四球、更に盗塁を決められ1死2塁となりますが後続は抑え、2-0のまま。

2回裏、先頭の7番羽毛田君が左中間に落ちるヒットで出ると、立ち上がりから不安定だった藤井君がここでも制球を乱し5連続四死球。その後はヒットにエラーも絡んでこの回一挙10点。

3回表も三者凡退。裏は無得点でしたが12-0、そろそろ投手交代もありかな?と思いますが井手君が続投。4回表は先頭の2番・山中君はいい当たりのピッチャー返しでしたが井手君がグラブに当てて落ち着いて処理し1アウト、後続も抑えてこの回も三者凡退、未だノーヒット。これはひょっとして…

4回裏、先頭の7番・羽毛田君がサードゴロエラーで出ると、次の小山君の送りバントもエラーでノーアウト1・2塁。ここで代打か?と思いましたがやはり井手君がそのままバッターボックスへ。送りバントで1死2・3塁。ここで山崎は先発の藤井君からショートの藤本君にピッチャー交代。しかし藤本君も斉藤君にストレートの四球で1死満塁、2番の渋沢君の代打で石井君が左中間へのタイムリーで2点を追加、14-0とします。続く宮下君はサードへのファウルフライに倒れますが(ちょっと力が入ってるのかな…)、4番・本間君は右中間を破る大きな当たり!走者一掃のスリーベース!!かと思いきや、あれ、あれれ?山崎の外野手が両手を掲げてバツ印。本間君は2塁で止まり、1塁ランナーが3塁に戻される。どうやらエンタイトル2ベースになってしまった模様。くそーっ惜しい…!1点追加のみ。初回のセンターへの飛球といい、何か微妙にツキがない(笑)15-0となりますが後続はなく5回表へ。

5回も井手君は三者凡退に抑え、9奪三振四球1、5回参考記録ながらノーヒットノーランを達成しました。おめでとう!!

私がこれまで見た中で、純粋なノーヒットノーランは昨年東都で中央が一部昇格したときの入替戦での澤村君だけ。参考記録でも、06年の夏の埼玉県大会5回戦での春日部共栄の大竹君(記録よりも翌日の準々決勝、と思って7回で降板したら、その裏でコールドになった。そして、同じ頃、準々の相手の鷲宮の増渕君も、別の球場で9回ノーノーやってたんだよなあ…)だけ。

実力差のある対戦もかなりたくさん見ているはずなのですが、やはりヒット1本も打たせないというのは難しいし、だからこそ嬉しいし名誉なことなんだろうな…最後、井手君が、両拳を握り締めて、小さくガッツポーズする姿が印象的でした。真価が問われるのはこの先だと思いますが、これからも自信を持って頑張って欲しいです。

次は第2試合で接戦をものにした早大学院との代表決定戦。

左腕のエース千葉君はコントロールよく9回完投で死球1のみ。打たせて取るタイプのピッチャーらしく、どんどんストライクを投げ込んで来るし、多少ボールが先行しても崩れる気配がない。攻撃も早いカウントから積極的に振ってくるし、バントヒット2つにはちょっとびっくり。相手の芝もランナーを出しながら良く粘ったのでヒット12本で3点しか入りませんでしたが……いいチームだと思います。スタンドの応援もにぎやかだし(汗)

関東一の先発はたぶんエースの白井君でしょうし、早大学院も中1日空くし千葉君の球数もそれほどではないので左腕エース対決になるのかな?この試合では四死球やエラーにだいぶ助けられたけど、次はそうはいかないだろうし…いずれにしても楽しみ♪そして、今年は何としても勝って、本大会出場を決めてくれ!ガンバレ関東一!