090922 秋季東京都ブロック予選 第7ブロックA代表決定戦 関東一×早大学院

やや曇りがちですが暑すぎず寒すぎず、野球には最適な日和。今日は第7ブロックの代表決定戦。A組は第1試合で関東一×早大学院、B組は第2試合で駿台学園×小岩という組み合わせ。今年は24ブロックから2校ずつ代表が出、本大会は48チームで行われるとのことで、今日の試合で勝った方が本大会行き。AB間の決勝は行われないので、ブロック予選は今日で終わりということになります。ということは、今年最後になるかもしれない江戸球です(本大会で来る可能性もあるんだけど、何故かいっつも立川とか神二になっちゃうんだよなー)。

今日も関一は後攻、一塁側の様子を見ると、今日の先発は予想通り、白井君の模様。

両チームのスタメンは、

先攻:早大学院

1ショート中谷

2セカンド セキ

3キャッチャー岸

4ファースト タマキ

5レフト ヒシクラ

6ライト ナガノ

7 センター シバタ

8 ピッチャー チバ

9 サード イマコマ

※夏のベンチ入りメンバーのほとんどが3年なので、名簿ではほとんどわからず、アナウンスが頼り。聞き間違いもあるかも…申し訳ありません。間違い等あればご指摘ください。オーダーは、芝戦で1番だったライトのモリタ君がスタメンから外れ、代わりに代打出場だったナガノ君が入っていて(共に左ですが)、それに伴い打順の入替があった模様。

 

後攻:関東一

1ショート斉藤

2ライト渋沢

3レフト宮下

4キャッチャー本間

5センター羽毛田

6セカンド山下

7サード小野寺

8ファースト小山

9ピッチャー白井

こちらも前の試合からオーダー変更があり、サードに小野寺君を入れ、斉藤君をショートに。ショートの伊藤君はベンチスタートになってます。

投球練習も終わり、試合開始。しかし…今日の白井君、あまり調子が…と思うそばから、先頭の中谷君への投球はボールが続き1-3。3塁側の声援も凄くて、1球ボールになるたびにわぁっと沸くのが守備側としてはちょっとイヤ(汗)。中谷君は5球めをサードの頭上を越すライナーでレフト前にもっていき、ノーアウト1塁。つづくセキ君に対しては、送りバントを失敗させ2-2と追い込みますが5球目で中谷君が盗塁、2塁送球はアウトのタイミングでしたがショートのグラブからボールがこぼれ、セーフに。投球の判定もボールで2-3、ノーアウト2塁。いきなりピンチです。しかしここで白井君も粘りをみせ、セキ君はピッチャーゴロ、続く岸君もショートゴロに討ち取り、3塁まで進まれますがこれで2アウト。4番のタマキ君もライト前に落ちそうなヒヤっとするライナーでしたが渋沢君が好捕、無失点でしのぐ。

1回裏。早大学院の先発はやはり、一昨日に引き続き左腕エースのチバ君。コントロール良く、打たせて取るタイプという印象で、芝戦では9回を93球で完投しています。

しかし今日の立ち上がりは球数は多めで、先頭の斉藤君はフルカウントからセカンドゴロ。2番の渋沢君は初球セーフティバントですがサードの処理が間に合い2アウト。そして今日も3番の宮下君もボール先行、0-2からの3球目は高く舞い上がってレフトスタンドのそのまた向こうへ!特大の……場外ファウル。惜しかったけど、凄い当たりでした。宮下君はその後もレフト方向へのファウルを続け、フルカウントまでいきますが最後はレフトフライに倒れ、無得点。でもこれなら、まったく打てないということはなさそう…守りで流れを相手に与えたりしなければ…との願い通り(?)白井君も落ち着いてきたのか2回表は内野ゴロと三振で三者凡退。

2回裏は4番の本間君から。本間君はスイッチヒッターであるらしく、私も両方の打席で見たことあるのですが左打席に。まあ、左打席の方が得意、とも聞くし…そういうものなのかな?

さてその左対左の本間君は、ボール球は見極め、ファウルで粘った末に、フルカウントから右中間を破る2ベース!やっぱ左のがいいのか…

これでチバ君も制球を乱し、5番羽毛田君の打席でパスボールでノーアウト3塁。更に4連続四死球、押し出しで2点を先制します。しかし9番白井君はサードへのファウルフライで1アウト。うーん本間君の2ベースの後は打って取った点じゃないので、ここで終わるわけにはいかないよな、やっぱり…というところで打順はトップに還り斉藤君。

斉藤君は1ボールからの2球目をいきなり、レフトスタンドへライナーで飛び込む満塁ホームラン!!やったー!!これで6-0.。続く渋沢君もセンター前ヒットで出るとすかさず盗塁、キャッチャーからの送球が逸れる間に3塁へ!ここでバッターボックスには宮下君。宮下君の打球は大きな当たりでしたががセンターフライ。しかしこれが犠牲フライとなり1点追加。この回一挙7得点。

3回表、大量援護を得た白井君も、テンポ良く三人を内野ゴロに仕留める。

3回裏、先頭の山下君がライトオーバーの2ベースで出ますが、次の小野寺君のサードゴロの際に帰塁が遅れ2・3塁間に挟まれタッチアウト。しかしその間に小野寺君が何とか2塁まで辿り着き、1死2塁に。8番9番の連打で2点を追加し、パスボールに四球、宮下君の右中間に抜けるヒットなどで更に2点、11-0となったところで早大学院はピッチャー交代。背番号13の右のサイドスローのセキグチ君がマウンドに上がります。

迎えるバッターは本間君(右打席)あれれ?右サイドには左打者が有利、と聞きかじった覚えがあったのですが…左腕のチバ君には左だし、聞いてるのと逆なんですが……そう単純なものでもないのかな。

ともあれ、本間君はサードゴロに倒れ、11-0のまま4回表へ。

4回表、初回の中谷君に打たれた後は、ずっと早大学院打線を抑えてきた白井君ですが、1死から3番4番に連打を浴び、1・2塁に。しかしここは後続を断ち、無失点。

4回裏は先頭の羽毛田君がライト前ヒット、ノーアウトのランナーが出ますが、山下君はレフトフライ、小野寺君はセカンドゴロダブルプレーで無得点。ノーアウトのランナーを活かせません。うーんちょっと嫌な流れ。

5回表はいい当たりもありますが簡単に2アウト。杞憂だったかな、と思いかけたところへ早大学院も最後の粘り、次の9番イマコマ君はレフト前に抜けるかという良い当たり!!ショートへの斉藤君もナイスキャッチ、1塁へも抑えた送球が!!これで試合終了かと思いましたが間一髪セーフ!客観的に考えれば、むしろよく止めた!という感じなのですが、試合終了かと思われた一球がこの結果、関東一側は少し落胆、早大学院側は力を得た、というのはあるかもしれません。もしかしたら、普通のヒット以上に。

次のバッターはトップに還って初回でレフト前ヒットの中谷君。しかしランナー出たとはいえ、2アウト。この後を抑えればいい、と切り替えて臨んだはずですが、中谷君は1ボールからの2球目を、思いきり引っ張りライト線を抜く3ベース!1点を返され、なおもアウト3塁(最後の最後で「紺碧の空」を赤ペラで聴かされるはめに(泣))。3塁ランナーが還れば9点差となり試合続行、何とかここで食い止めたいところでしたが続くセキ君もライト前に抜けるヒットで2点目。土壇場でコールドを遠ざける素晴らしい粘りですが、関一側としては、何とも嫌な流れ。早大学院はこの回、2番手投手のセキグチ君に代打を出しているし、次のピッチャーが全く打てないことはないでしょうが、反撃くらって押し込まれたままズルズル行くのは避けたい…ここで4回に連打を食らっているクリーンナップに繋がりますが、今度はファーストゴロに討ち取り5回裏へ。

早大学院は3番手の右腕・背番号11のサイトウ君がマウンドへ。しかし急な登板だったこともあってか、制球が定まらず、連続四球でノーアウト1・2塁となったところでショートの中谷君にピッチャー交代。1番斉藤君はきっちり送りバントを決め1死2・3塁、一打サヨナラコールドの場面で2番の渋沢君に代打・加藤君。

ところがここで早大学院のキャッチャー岸君は立ち上がって………敬遠です。次は3番の宮下君ということもあって、ネット裏もちょっとざわつく。うーん確かに、3塁ランナーが還れば試合が終わってしまう場面、仮に加藤君を討ち取ったとしても、結局宮下君と勝負することになるわけで、それなら満塁にして併殺を狙った方が

抑えられる可能性が高いということなんでしょうが…今日の宮下君は3打席でヒット1犠牲フライ1、悪い成績では全くないのですが、会心のバッティングというのではないだけに、敬遠でリキんだりしなければいいんだけど……と、心配する傍から宮下君の打球は、ライトの前方に高く上がる。ちょっと浅いか!?それでも、ライトが落下点にうまく入れず補球のときに少し態勢を崩したこともあって、無事3塁ランナーが生還、12-2の5回サヨナラコールドで関東一が勝利、2年ぶりの本大会出場を決めました。おめでとう!!良かった~

5回でヒット9本、久しぶりにホームラン(しかも満塁!)も見られたし♪(ちょっとスッキリ)良い当たりも多く見られて、久し振りに関一らしい試合だったように思います。

相手の四死球による自滅、という見方もできるかもしれませんが、それも初回の宮下君の特大ファウルとそれに続く2回の本間君の粘った末の2ベース、そして羽毛田君以下の後続の揺さぶりが呼び込んだものだと思います。ピッチャー心理なんて私にはわからないけど、ひとつひとつには気持ちを切り替えて対応できても、これが繋がって来られるのは、やっぱり苦しいだろうなー。形としてはアウトで終わった打席でも、打線のつながりというのはあるのかもしれない、とちょっと思いました。宮下君は、今度は神二のポールの内側へ!とファンとしては期待してしまいますが、焦らずやっていけば、いずれ見られると信じてます。

先発の白井君はあまり調子は良くなかったのかもしれませんが、初回のピンチをしのぎ、2回はきっちり抑えて流れを引き寄せてくれました。初回にあのまま失点していたら、だいぶ違った展開になっていたかもしれません。

最後の2失点は、一昨年の秋の東実戦をちょっと思い出してしまったな(笑)ああいうとき、キッチリ終わらせるのがもちろん一番いいのでしょうが…それでも、2失点で済んだのは、連打されて苦しくなっても、四死球は出さなかったのが大きかったように思います。ああいう場面では見る側もつい、必要以上に焦ってしまうけど、もっとじっくり付き合うつもりで大らかに(?)構えなくてはとちょっと反省(汗)

守備はちょっと変更もありましたが、エラーもなく落ち着いていたと思います。初回、渋沢君がライト前に落ちそうな当たりを捕ってくれたときは心底ホッとしました。

これで本大会出場。もちろん課題も多いと思いますし、本大会では更に強い相手と戦うことになるわけで、今日のようには行かないかもしれませんが、再びあの舞台で見られるのがとにかく楽しみです。センバツ目指してガンバレ!!あ、それと、くれぐれも怪我やインフルエンザには気をつけて!手洗いうがいは忘れずに!!(って、大きなお世話)みんな元気で、開幕を迎えてください。