春分の日の連休から始まった春季大会も、この週末で終わり。真冬並みの寒さの日も多かったけど、やはりこの１ヶ月、春は行きつ戻りつしながらちょっとずつ歩んできてる。
今日はいよいよ準決勝、５月に茨城で行われる関東大会への切符を賭けた２試合が行われます。
朝、信濃町の方から神宮球場の外縁まで来ると、「チケット売り場が大変混み合ってますので臨時のチケット売り場で～」とかメガホンで案内してる声が聞こえる。でもそこは、チケットあるし！春だし！早実は第２試合だし！慌てず騒がず走ったりせずに入場口へ。中へ入ると予想に違わずバックネット裏にも余裕で空席がありますが、どこぞの少年野球チームのコが「３０席ぐらい取っとけって！」とか叫んどる。さ、さんじゅっせきですか…（汗）でも、試合が始まる頃には確かに埋まっていたみたい。
３塁側のスタンドをみやると、今日はチアガールのポンポンが！！！しかし制服や管楽器のきらめきは見えず…今日もブラバンはなしらしい…１塁側の日鶴も、今日はチアやブラバンはないらしい。珍しい…土曜日だからかな？
今日も関東一は先攻、練習の様子を見るに、先発は先週の日大二戦に続いて白井君の模様。順番？や、昨秋日鶴を相手に好投していることから、井手君の起用もあり得るかもと思っていましたが、今大会好調のエースが先発です。そして日大鶴ヶ丘はもちろん、左腕エースの岡崎君が先発。
スタメンは、
先攻：関東一
１セカンド山下
２ファースト小山
３レフト斉藤（→ピッチャー井手）
４サード宮下
５キャッチャー本間（→レフト）
６ショート伊藤
７ライト小野寺
８センター羽毛田（→キャッチャー）
９ピッチャー白井（→Ｈ柏原→Ｒ渋澤→レフト→センター）
もう、そらで書けるこの春のスタメン。今日は小山君が２番ファーストに戻っています。
後攻：日大鶴ヶ丘
１センター三田
２ファースト榎本
３サード石田
４キャッチャー上村
５レフト志賀（→中井）
６ショート佐藤
７ライト奥田
８セカンド東濱
９ピッチャー岡崎
初回、今日も制球よさげな岡崎君。関東一の上位打線を難なく三者凡退に抑えます。
その裏、日大鶴ヶ丘の攻撃。白井君も立ち上がりは上々、簡単に２アウトをとりますが、３番石田君にはボール先行、それでも最後はレフトへの飛球に討ち取った…かと思いきや、目測を誤ったのか間に合わず、更には後逸、ランナーは一気に３塁へ！これで突然リズムは苦しくなり、４番上村君には四球で２死ながら１・３塁、５番志賀君のセンターへの飛球も捕れない当たりとは思えませんでしたがセンター前に落ち、１点を先制されてなおも１・３塁、更に四球で満塁となったところで走者一掃のタイムリー３ベースを浴び、初回に４点リードを奪われる。思わぬ守りの乱れから大量失点を喫しますがまだ序盤、まずは少しずつ返していって欲しいところ。頼むぞ４番！というわけで宮下君は１－３から左翼にたたき込みます。やったー！なかなか会心の当たりが出なかった宮下君のホームラン♪３塁側も沸きます。
さあ続け本間君！と行きたいところですが岡崎君の変化球に合わず、三振。しかし続く伊藤君はレフト線深いところに綺麗に落ちる当たり…なのですが、このときのレフトの打球処理、これがシングルヒットになってしまったことが、嬉しい中にも、ちょっと心に影を落とす。岡崎君相手でこれだけ点差あって、あの当たりで外野を抜けないのは、少し辛いんじゃないだろうか？
結局、後続はなく１点どまり。しかしとにかく１点返して３点差、ＨＲ以外にもヒットも出たし、ここから抑えればまだまだわからないはず！
２回からは白井君もたち直りますが岡崎君も手強く、４回に３番伊藤君の四球。４番宮下君の必死の内野安打でノーアウト１・２塁の場面でも５番の本間君が三振、後続も抑えられる。点差を縮めることだけを考えたら、本間君に送りバントで後は外野フライでも内野ゴロでも…だったかもしれませんが、強攻！しかし対峙する岡崎君はどんどんストライクを投げ込んでくる強気な投球。バットを振らないままに２ストライクに追い込まれ、最後は三振。良い球ではあったと思うけど、ファウルでもいいから、追い込まれる前に振っても良かったかな…どうかな。後続も凡退で、ノーアウトのチャンスを活かせません。
４回裏。先頭は第１打席で満塁から、１塁線を抜く３ベースを放っている７番奥田君。２ストライクと追い込みますが、勝負を焦ったのか、外そうとした球が内側にいってしまったのか、センター前にはじき返されます。送りバントで２塁に進められた後、９番岡崎君はライトフライに打ち取りますが、その間にランナーは３進。返球がよければ刺せていたタイミングに見えましたが、何かこう、ひとつひとつ噛み合ってない感じ（汗）と思うそばから、続く１番三田君のショート正面の打球を伊藤君がはじき、１塁セーフ、１点を追加されてしまいます。
５回は両者共に三者凡退で６回の表。先頭の小山君が初球をセンター前に返すと、続く斉藤君の送りバントが見事、内野安打に！絶好のチャンスでバッターボックスには４番・宮下君。宮下君は０－２からセンター方向へのライナー気味の打球を放ちますがやや伸びすぎ、センターライナーに。ゲッツーにはしたくなかっただろうし、狙いは良かったと思うので惜しかった…そして後続の本間君。やはりなかなかタイミングが合わず、おまけに指にでも自打球をぶつけたのか、いったんベンチに戻り、「選手治療のため……」のアナウンス。大丈夫かなと心配しますが、ほどなく出てきたのでホッとする。しかし、ここでも本間君は落ちる変化球に空振り三振。それでもスタートを切っていたランナーがそれぞれ進塁して２死２・３塁になり、ここで何とか１本出れば…というところですが、続く伊藤君もセカンドゴロに倒れ、４回と同じくノーアウト１・２塁のチャンスを活かせません。
６回表、６番佐藤君はライトフライ…しかし、序盤のばたばたがあったせいか、平凡なフライでもなんだか怖い（汗）しかし後続も凡退でこの回も白井君は危なげないピッチング。
何とか好投に報いたい７回表、１死から８番羽毛田君がセンター前に抜けるヒットで出塁、ここで白井君に代打が告げられ、背番号２０の柏原君がバッターボックスへ。柏原君は見事期待に応え、センター前への痛烈な当たり！ちょっとドライブがかかったみたいな凄いライナーでした。代打が生んだ１死１・３塁の大チャンスに盛り上がる３塁側スタンド。続く山下君もセンター返しで３連打！ようやく１点を返し、なおも１死１・３塁。
何としてもここでもう１，２点欲しいところでしたが小山君はファーストへのファウルフライ、斉藤君もライトフライに倒れ、１点止まり。畳み掛けるところまではいきません。うーんここで１点で凌がれたのは辛いなあ…
７回裏、代打を送られた白井君に代わって、井手君がマウンドへ。昨秋とは逆の継投になりました。どんなピッチングを見せてくれるのか。それと、７回表に柏原君の代走で出た渋澤君がレフトに入っています。
井手君は先頭の岡崎君を見逃しの三振にとりますが、その後は制球が定まらず四球、フルカウントからのライト前、四球で１死満塁。それでも４番の上村君はダブルプレーを取れそうな内野ゴロでしたが、ランナーと被ったのか２塁から１塁への送球ができず、この間に３塁ランナーが生還、１点を追加されます。これで６－２と再び４点差に。
８回表、打順は４番の宮下君から。宮下君は２－１から１塁側へのファウルフライ。大丈夫、切れる……と思いきや、追いかけたファーストの榎本君がフェンスぎりぎりでキャッチ！ナイスプレーでした。
続く本間君はこれまで３打席連続三振。殆どバットに当たることもなかったような気がしますが、この打席ではようやく捉えかけてきたかな？最後は（当たりはよくなかったと思いますが）セカンドへの内野安打に。
続く伊藤君の当たりもセンターへ抜けるかも？というコースでしたがちょうどセカンドベースの真上当たりで捕球されてそのまま２塁フォースアウト、１塁送球でダブルプレー。最初ののファウルフライといい、まさに流れが…（汗）という感じ。
８回裏、守備位置にいろいろ変更があり、センターの羽毛田君がキャッチャー、本間君はレフトへ。前の回にレフトに入っていた渋澤君がセンターに入る。羽毛田君のキャッチャーって、初めて見る…ていうか、関一でキャッチャーが交代するのって、初めて見るような気がする…共栄はよく交代させてるけど。
本間君もベンチに下がったわけではないので、怪我とかではないと思うけど、どうしてだったのかと気になる。ともあれ、井手－羽毛田のバッテリーで迎えた６番佐藤君…はいきなり初球デッドボール（汗）しかし後続は凡退に打ち取りここは無失点に抑え、最後の攻撃に望みを繋ぎます。
９回表は７番小野寺君からですがショートゴロ。続く羽毛田君は０－３からフルカウントまで戻され、最後はやはりショートゴロに討ち取られ、次の渋澤君の打席で加藤君が代打に送られますが、三振に倒れ、６－２のままゲームセット。関東一は昨秋に引き続き日大鶴ヶ丘の岡崎君の好投の前に敗れ、準決勝で敗退。０４年以来の決勝進出はなりませんでした。
これで関東一の春季大会は終わり、お疲れさまでした。最後の試合こそ悔しい終わり方でしたが、秋よりも確実に力をつけてきてるなーと感じられる大会でした。試合を見ていて感じたことについては、別に書きたいと思います。
日大鶴ヶ丘はやはり、岡崎君の好投を堅実な守備が支える良いチームでした。スタンドも常に元気一杯！明日…いやもう今日か、優勝目指して頑張ってください。
本当は、決勝も見たいんだけど、仕事がなあああ…予定では土曜日の夕方から夜までやって終わらせるつもりだったのだけど、さすがにそういう気分になれず、今日に持ち越してしまったのでちょっとやっぱり、無理があるかな（汗）
