花咲ける青少年

夕方の風が初めて心地よく感じられる今日は立夏

去年は田舎に引きこもっていたので見られなかった分、今年のGWは見るぜ見るぜ俺は見るぜっ、てな感じで。

埼玉県大会は1日の準々決勝(坂戸西×昌平、成徳大深谷×川越東@上尾)と3日の準決勝を見ましたが、印象に残ったのは坂戸西のエース・長島君の力投と、徳栄の強さ。結局徳栄は決勝で浦和学院を破って優勝したわけですが、県大会通じて失点はわずか1、川越東との準決勝でも7-0のノーノーコールド(しかもエース五明君ではなく橋本君で)、決勝も2-0の完封だもん。応援にも常に熱気があり、チームだけでなく学校全体として非常に充実した状態にあると思います(いいなあ…)。徳栄が関東大会でどこまで行くのか、夏の埼玉で他校がどう巻き返すのかが非常に楽しみ。もちろん、春の状態がそのまま夏まで続くとは限らないのが高校野球。今はまだまだ力が足りないチームでも、これからの2ヶ月で如何様にでもなる。共栄も頑張ってくれ~本当に、頑張ってくれ!!

坂戸西もすごくいいチーム。追いつ追われつの浦学戦・延長13回はまさに死闘でした。勝ち越した直後の12回裏のエラーがなければ…と悔やまれます。延長11回表の2死3塁で、8番ピッチャー(でも準々決勝とこの試合を見る限り、打者としても相当力があると思う)の長島君が敬遠される場面はゾクゾクしました。夏また見たいチームです。

埼玉大会の合間の日曜日は、東京六大学の明治×立教戦。1回戦を落としている明治が序盤に3点をリードし楽勝かと思われましたが、中盤で先発した西嶋君がつかまるとエラーも絡んで逆転、7回にはエースの野村君が登板するも立教の3番田中君に右翼へのHRを浴び6-3。明治も9回裏の土壇場で意地を見せて1点差まで詰め寄りますが一歩及ばず連敗で勝ち点を落とす。この日、バックネット裏が売り切れで、1塁側から見ていたのですが、反対側の立教スタンドは終始凄い盛り上がり☆ノリノリでした(笑)明治は序盤に簡単に点が入り過ぎたのがかえって良くなかったかな…?9回裏の反撃まで、ちょっと後手後手に回ってしまったような気がしました。これで慶應が俄然有利になり、更に早稲田にも可能性が残る混戦になりましたが、明治の巻き返しに期待です。

4日・5日はなかなか見られない東都。東洋×中央の首位対決と、注目の東浜君を擁する亜細亜対今季昇格の国士舘というカード。特に第1戦は中大のドラフト候補の澤村君と、東浜君が登板見込みというのもあってか、かなりの混雑。

2日間の結果は、東洋×中央は1勝1敗で決着は明日に持ち越され、亜細亜×国士舘はいずれも亜細亜の逆転勝ち。昨日の澤村君東浜君といい、今日の東洋の藤岡君といい、良い投手がホントざくざく出てくるなあ。でも個人的に一番印象に残ったのは、今日の亜細亜×国士舘の第2戦で先発した国士舘の左腕・坂寄君でした。球速は130前後だけどカーブは100キロ切ってるし。フォームが綺麗でコントロールが良く、ピンチや気持ちが切れそうな場面でも淡々と投げてくるのが何とも言えません。また見たいなあ…今日は残念な結果でしたが(亜細亜の試合運びの上手さも凄い…)、国士舘は高校時代を知っている選手も多いし、それだけではなく何となく応援したくなるチーム。残りのカード頑張って、1部残留して欲しいです。

それにしても明日の東洋×中央の一戦が見られないのは残念!行ける方が羨ましい…

今の時期は、高校野球も負けてもまだ夏があるし、大学野球のリーグ戦も負けても次があるので、悲壮感なく晴れやかな気分で見られるのがいいなー。大学だと4年の春で引退する場合もあるから、いちがいには言えないけど、まだ今の時期は最終節までは少し間があるし。季節の美しさと相まって、大好きなシーズンです(今年は4月が寒すぎたけど)。今週末はどこへ行こうかな~?