20190420 春季東京都大会準々決勝 関東一×國學院久我山

いよいよ準々決勝、國學院久我山との対戦。今季は試合は見ていないけれど、打撃力がかなり高いと評判のチームで、土屋君・谷君の投手陣とバックの守備でどう抑えていくか、そして、前の日大二戦でなかなかつながらなかった打線が、取られる以上に点を取れるのか。1週間弱の間に修正してきてくれればいいのですが…

 

日大二戦に続いて、今日も先攻。そして予想通り、前回と変えて今日は谷君が先発の模様。

先攻:関東一

1ショート渋谷

2センター大久保

3ライト平川

4キャッチャー野口

5ファースト平泉

6セカンド村岡

7レフト根崎→H重政→レフト

8ピッチャー谷→H谷口→ピッチャー土屋

9サード金森

これまたかなり変えてきましたね…変わらないのは野口君の4番とピッチャー8番9番金森君だけ。中でも、渋谷君が1番というのは初めて見る気がする。ハマッてくれるといいのですが。

 

後攻:國學院久我山

1ショート神山

2サード青木

3センター西川

4キャッチャー宮崎

5ピッチャー高下

6レフト坂口

7ファースト中澤知

8サード伊藤→H馬躰

9ライト岡田

久我山の先発はエースの高下君。選手名簿によれば、188cmの長身右腕です。

 

初回、表の攻撃を三者凡退で抑えられた1回裏。先発の谷君は難なく2死をとりますが、3番西川君のショートへのゴロの打球がそのまま左中間へ…と思ったら2塁に来てるし小柄ながら要注意のバッターという情報はネットの記事などで知っていたのですが、確かに…更に4番の宮崎君は四球で歩かせますが、5番の高下君は三振に取り、無失点。

2回表。1死から、今日は5番の平泉君が初球を叩いてレフト中段へのホームラン!1点を先制します。更に2死から根崎君、谷君の連打で1・2塁としますが後続は倒れ1点どまり。

2回裏は1死から連続四死球で1・2塁となりますが後続は抑えここも無失点。ただちょっと、ボール先行だったかと思うと2ストライクに追い込んで次がデッドボールとか、ちょっとリズムが気になる。

3回表、2死から3番平川君がライト前に落とすヒットで出ると、4番野口君がレフトオーバーの2ベースを放って1点を追加、2-0とします。

3回裏は2死から4番宮崎君への四球とバッテリーエラーで2塁まで行かれますが5番の高下君は三振に取り、ここも無失点。

そして4回表。先頭の6番村岡君の打球は右中間に落ち、外野がちょっと後逸仕掛ける間に村岡君は2塁へ。ここは何としてももう1点欲しいところ、続く根崎くんは3塁に進める送りバントを試みますがキャッチャーフライとなり、送れません。後続も倒れ、チャンスを逃す。ま、またしてもバントの失敗が…(泣)

チャンスの後にピンチあり、とでもいうのか4回裏。1死から7番中澤君がセンター前に落ちるヒットで出ると、久我山は送りバントを選択、2死ながら2塁に進めます。続く9番岡田君は鋭いライナーでのセンター前ヒット、それが幸いしたのかランナーは還れず3塁で止まり、1・3塁。更に1番神山君は四球で2死ながら満塁のピンチ!(ここで土屋君が伝令に走る。)

タイムが解けた直後。2番の青木君はライトフライに打ち取り、何とかピンチを切り抜ける。でも、さすが強打の久我山打線、かなり捉えられてきている感じ…

5回表をあっさり三者凡退に抑えられた5回裏。久我山は打順よく3番の西川君から。そして西川君の右中間方向へのライナー性のヒットを皮切りに、クリーンナップの3連打で1点を返され、なおもノーアウト1・2塁。送りバントでキッチリ2・3塁とされ、前の打席でもセンター前ヒットを放っている7番中澤君には走者一掃のタイムリー2ベースを浴び、3-2と逆転されます。送りバントを挟んで4連打で逆転、なおも1死2塁と苦しいところでしたが谷君も踏ん張り、後続は抑える。

すぐに追いつきたい6回表。先頭の野口君がストレートの四球で出ますが続く平泉君はサードへのフライ…サードは落球しますが1塁ランナーは2塁には間に合わず、ランナーが入れ替わっただけ。続く村岡君の三振で2死となりますがこの間に盗塁に成功、2死ながら2塁としたところで7番根崎君に代えて重政君が代打に送られます。2回戦では途中出場したものの打順は回ってこなかったので、初戦以来の打席になるでしょうか。ここで重政君は見事!センター前タイムリーを放ち、3-3の同点に追いつく。バックホームの間にバッターランナーが進塁していたので2死2塁とまだチャンスは続く。8番の谷君にも谷口君が代打に送られますが、セカンド神山君のナイスプレーに阻まれ同点止まり。

6回裏のマウンドには土屋君。久我山の打順は1番の神山君から。

立ち上がりの土屋君は少し球が高くボール先行、センター前ヒットでノーアウトのランナーを許すと、2番青木君は送らず強攻、これが1・2塁間後方へのいやらしいフライとなりますが村岡君が懸命に追って好捕、ファースト転送でダブルプレーに打ち取る。やった…!と思ったら次の西川君には初球デッドボールとリズムがちょっとアレですが、4番の宮崎君は三振に取り、無失点。

7回8回、関一はヒットでノーアウトのランナーを出すも送りバント失敗で遅れなかったり、レフトフェンス直撃の打球で2塁を狙うもアウトになったり(これは跳ね返り方が良かったというか悪かったというかなので仕方ないのかもしれませんが)と、なかなか攻撃がつながらず無得点。一方の土屋君も危なげなく三者凡退に抑える。

そして最終回。9回表の攻撃があっさり三者凡退に終わり、ついに9回裏を迎える。

マウンド上の土屋君は、先頭の2番青木君はサードゴロに打ち取りますが、3番西川君はレフト前に落ちるヒット。4番の宮崎君は2ボールからの3球目をレフト方向への大きな飛球…ヒヤッとしますがフェンス手前で重政君がキャッチ、後続も抑えてサヨナラは回避。心臓に悪すぎる…

試合は延長に入り、10回表。こちらも打順よく1番から…しかし今日の渋谷君はノーヒットだし送りバント失敗とかもあったりして…頼むよキャプテン!

ここまで四死球1つの高下君ですが、さすがに130球近く投げて来て疲れもあるのかボール先行。それでもフルカウントまで戻しますが、6球目を打った渋谷君の打球はレフト中段に突き刺さるソロホームラン!!やったーナイスキャプテン!1点を勝ち越します。

さらに2死を取られてから4番野口君がストレートの四球で出ると、続く平泉君がこれもレフトスタンドへの2ラン!土壇場で6-3と突き放す。

10回裏は先頭の坂口君にレフト前ヒットを打たれますが、続く中澤君はショートゴロゲッツーに打ち取り、後続も抑えて6-3のまま関東一が勝利、準決勝進出を決めました。おめでとう!準々決勝からの校歌演奏って中途半端な感じがして好きではないのですが、今回は何だかジンとしてしまった。

 

久我山の強力打線に苦しめられ、攻撃のミスもあったりして苦しかったと思いますが、とにかくよく耐えた…6回表にすぐ追いつけたのも良かったし、リリーフした土屋君もナイスピッチングでした♪バントがとかバントをとか、いろいろ言いたいことはあるけれど、耐えて勝てて本当に良かった(しかし久我山もそうだし他チームはあんなにキッチリ決めているのに、なんであんなにバントが決まらないんだろう…)。

次は秋・春では2年半ぶりの準決勝。得られるものも多いと思うので、(今日の不味かった点は修正して)全力でぶつかっていってください!

 

【試合スコア】

関東一 011 001 000 3  6  H11 E0

久我山   000  030 000 0 3  H10 E1

関東一:谷(5)、土屋(5)ー野口

久我山:高下ー宮崎

高下君、ナイスピッチングでした。