本日月曜日に順延となった関東一の初戦を観に、江戸川区球場へ行ってきました。この半年あまり、いろいろあったけど、やっぱりこうして生観戦できるのは嬉しい…
1 新型コロナ対策
まず最初に、球場での新型コロナ対応について、球場によって多少の違いがあるかもしれませんが、参考までに。
◆チケット売り場
チケット販売方法は例年どおり。行列になるほど人がいなかったので、列をつくる際の間隔の空け方等は不明。とりあえず今後に備えて余分に買っておく。準決勝決勝は、前売り買うことになりそうだ。(11/2追記:今年は前売りはなく、当日券のみと発表がありました。ご注意ください)
◆入場口
・おでこの辺りを非接触型の体温計で検温。37.5度以上だと入場不可。
・チケットの半券は自分でもぎって箱に入れる(神宮に東都観戦に行ったときはチケットもぎりは省略だったのでここは違う)。これはコロナ抜きにしても効率的で良いのかもしれぬ。
・メアド登録用紙の配布(都高野連のHPから登録することもできます)
◆トイレ
・入口に消毒液(私がプッシュしたのはヒリヒリ感がなかったので、アルコールではないのかもしれない)
・手洗い場では液体せっけん常備+「手洗い30秒」の表示アリ。30秒はかなり長めですね。
◆座席
1つおきにテープが貼られており、そこは着席不可(言う方はさらっとだけど、貼って回る係にとっては何百席もあるわけで、お疲れ様です…ありがとう…)。
今日のバックネット裏は空いていて快適でしたが、今後、観客が集中しそうな試合できちんとソーシャルディスタンスを保てるかはちょっと心配。特に、内野席に収まらないような場合は…観客ひとりひとりにも自制と配慮が求められることになるかもしれません。
そして、座った座席は移動しないよう、座席番号は記録しておくようアナウンスがあります。試合が始まると焦りまくり興奮しまくりで忘れがちなので、席着いたらすぐ記録しましょう…(経験者は語る)
2 試合について
詳細については一球速報という素晴らしいサイト様もできたのでそちらにお任せするとして、場面場面で感じたことを中心に書き留めておこうと思います。
パーフェクトピッチングVSゲッツー&ゲッツー
関東一は市川君、駒大高は林君、ともにエース右腕の先発。
序盤の市川君は3回までランナーを一人も出さないパーフェクトピッチング。
対する林君は初回は連続四球、2回は6番岩見君のヒットでいずれも1死からランナーを出しながらもゲッツーで切り抜け、3回もエラーでノーアウトのランナーを出しながらも後続は断たれ、無得点。林君は初回こそ連続四球があったけど、その後は立ち直って3ボールになることすらない。あと、インコース使うのがうまいのかな…それにしても、こういうのってちょっと嫌な展開。
均衡やぶれる…
なーんて嫌な予感が的中、3回までパーフェクトだった市川君の中盤は、一転して四球に始まるピンチが多くなります。それらはいずれも好守備でどうにか切り抜けるのですが、5回表(この回は逆に四球はなかったけど)7番矢崎君に初球をレフトスタンドに運ばれ先制を許す。
関一打線も中盤に入って前よりは捉えて来てると思うんだけど、走塁死などもあって決定的なチャンスは作れずに前半を終える。
逆転!
この試合で1番ハラハラしつつ面白かったのが、1点ビハインドで迎えた6回裏。
先頭の3番初谷君がフルカウントから四球を選び、ノーアウト1塁。
次は1年生4番の井坪君。井坪君は前の打席でレフト前ヒットだったのですが、それでも関東一はここで井坪君に代えて三浦君を代打に送ります。同じ1年生ながら177㎝90㌔の井坪君に対し173㎝60㌔と細身の三浦君。井坪君のケガのようでもなかったし、三浦君のバッターボックスの所作を見ても、バントで2塁に進めるための代打のようです。
こういう代打はちょっと記憶にないなあ…もちろんまだ終盤3イニングはあるわけですが、これまでの攻撃を見ても、そして市川君の中盤のピッチングを見ても、何としてもここで1点返さないといかん、という危機感があったように思いました。三浦君のプレッシャーも相当だったと思いますが……見事成功!!(よ、良かった…)
続く5番楠原君は死球で1死1・2塁となって今日2安打の石見君。
ところが岩見君は変化球2球続けて見送りで、あっという間に2ナッシングと追い込まれ、最後は低めのストレートを見逃し三振で2アウト……バッテリーが上手いんだろうなあ…ヤラレた感が半端ない。何しろここまでの関一は4安打、うち1安打の井坪君はもうベンチに下げられてるし、残りの1安打は7番市川君の内野安打なので、今日一番当たってる岩見君が打ち取られたのはちょっと痛い。ひょっとすると、駒大高バッテリーも少しホッとしたのかもしれません。
しかしここで次の市川君がちょっと甘く来た初球を見逃さず、右中間へのタイムリー2ベース!2-1と逆転し、中継からのホーム返球が乱れる間にバッターランナーも3塁まで行きます。やった~
これまで毎回ランナーは出しながらも繋がらず、決定的な形はつくれないままリードを許すというイヤな雰囲気を払拭する一打でした。
そして好投してきた駒大高のエース林君もここで降板となり、リリーフの安達君からも三連打で2点を追加、この回一挙4点をあげ、4-1とします。
最後まで…
7回裏にも1点を追加して5-1とし、守っては7回8回を三者凡退に抑えて迎えた9回表でしたが、8回裏をわずか5球で終わらせた駒大高も意気高く、すんなりとは終わらせない。
3番程原君、4番梅澤君の連打でノーアウト1・2塁、5番近藤君はセンターフライに打ち取りますが6番榎君は2ストライクと追い込みながら死球で1死満塁。続く今日ホームランの7番矢崎君はショートゴロゲッツー……コースだったと思いますがボールが手につかずセカンドアウトのみ。5-2とされ2死ながら1・3塁。続く8番安達君の代打に山崎君が送られ、山崎君は詰まりながらもライト線ぎりぎりに落ちるタイムリーで2点差に詰め寄られる。しかし後続は打ち取り、5-3で試合終了となりました。
初戦突破!
1年夏から登板している市川君。公式戦で長いイニング投げるようになったのはこの秋から。一次予選でも完投した試合はあったそうですが、これだけ苦しい展開を投げ抜いたのは初めてだと思うので、きっと今後の糧になると思います。それなりにランナー出しつつもピンチというほどにはならない…みたいのができると安心して観ていられるのですが…
守備には本当に助けられた…駒大のヒット数は7でしたがアウトになった打球でも捉えた当たりが結構多くて、好守備がなければもっと点差拡げられていたかもしれません。助かった…
打線も駒大高のエース林君に要所を抑えられて苦しみましたがそれでも9安打。課題もいろいろあるのでしょうが、6回のように繋がりが出たときは点取れる打線だと思うのでこれからに期待してます。
やはり生観戦はいいものです。ほぼ1年ぶりの観戦だし、新チームを見るのはもちろん初めてなわけですが、(良いところもハラハラさせられるところも)ああ関一だな~と思うところも、ちょっと新鮮な感じがするところもあって、これからどういうチームになっていくのか、とても楽しみです。引き続き健康には十分注意して、ガンバレ関一!
【試合スコア】
駒大高 000 010 002 3 H7E2
関東一 000 004 10x 5 H9E0
駒大高:林(5 2/3)、安達(2 1/3)ー近藤
関東一:市川ー楠原