20220410春季東京都大会4回戦 郁文館×関東一

朝から厳しい日差しが照り付ける、屋根なし駒沢球場。はっきり言って暑い。こんなとき、懐かしく思い出す神宮第二ゴルフ場の屋根下席。もうずっと昔のことのような気がするよ…ご観戦の皆様も、そろそろ熱中症にお気をつけください。

 

ベスト8を賭けた4回戦の相手は郁文館。好投手・姚(ヨウ)君を擁し、シードの八王子を破って勝ち上がってきている。初戦では3巡目までなかなか繋がらなかった関一打線、今日はどうか。

 

先攻:関東一

1サード増尾

2ライト柳瀬

3センター井坪→ピッチャー

4キャッチャー富岡

5ショート秋葉

6セカンド須藤

7レフト田野→ファースト→センター金子

8ファースト小堀→レフト三浦

9ピッチャー桝川→大葉→H八嶋→ファースト白井

 

今大会エースナンバーを背負った左腕の桝川君が先発。打線はいきなり増尾君が1番に入っていて驚く。前の試合で1番だった須藤君が当たってなかったのと、姚君が左ピッチャーだというのもあってのことかと思います。いつも4~6番あたりのイメージだったので意外でしたが、うまく機能してくれますように!

 

後攻:郁文館

1ショート高橋

2セカンド林

3ファースト松山

4キャッチャー大熊

5サード若林

6レフト千葉

7センター水野

8ライト岡田

9ピッチャー姚→清野→林→H遠山

 

こちらもサウスポーエース・姚君が先発。

 

関東一の先攻で試合開始。マウンドの姚君は、左のサイドスロー。身体はそんなに大きくないし、ものすごく速いというのではありませんが、低めのコントロール良く、テンポ良いピッチングで関一の攻撃をあっさりと三者凡退に抑える。

しかしその裏、桝川君も2三振の三者凡退に抑える上々の立ち上がり。負けてない。

2回表は三者凡退ながら、ちょっと捉えた当たりも出てきた…かな?

そして3回表。先頭の7番田野君が四球を選ぶと、送りバントで1死2塁とした後、9番桝川君が1-2と追い込まれながらも1・2塁間を抜くタイムリーで1点を先制!更にはすかさず2盗を決め、びっくらぽん。息もつかせず1番増尾君のレフト前タイムリー、2番柳瀬君のバントヒット、井坪君のセンターオーバータイムリー3ベース、更にシングルヒット3連打でこの回一挙7点をあげる。

怒涛の攻撃!のキーとなったのは桝川君のタイムリーと盗塁だったと思いますが、立ち直るスキを与えずバントヒットや盗塁でかき回し、長短打をとぎらせず繋いだのが大量点に繋がったと思います。初戦では(使う情況になかったというのもありますが)脚や小技を使う場面が少なかったのでやっぱり嬉しかった。

4回表からは姚君が降板、背番号11の右サイド吉田君がマウンドへ。

しかしやや制球の定まらない吉田君から井坪君のセンターやや左中間よりの3ランなどで関東一は4点を追加、11-0と点差を拡げる。

4回裏からは関東一もピッチャー交代。背番号11の左サイド、大場君がマウンドへ。公式戦初登板です。1死から3番レフト前ヒットを打たれますが、ストライク先行のピッチングで後続を抑え、無失点。

更に5回裏には井坪君がマウンドへ。やっぱ、球威あるなあ…いきなり先頭打者四球で歩かせますが後続を抑え、11-0のままゲームセット、5回コールドで関東一が準々決勝進出を決めました。おめでとう!

 

守っては3人の完封リレー、打線はまだベストの形を模索中という感じに思えましたが、初戦では後半までつながらなかったのに今日は1巡目の終わり頃から好投手姚君を捉え始め、繋がりもよかったのが心強い。井坪君の3ランの後の6連続凡退はちょっぴり残念だったけど…まあそう思い通りにはいかないよね…

勝ち進めば更に強い打線、凄い投手と対峙することになりますが、どう立ち向かっていくのか、楽しみにしています。

 

【試合スコア】

関東一:007 40 11 H9 E0

郁文館:000 00 0  H2 E0

【バッテリー】

関東一:桝川(3)、大場(1)、井坪(1)ー富岡

郁文館: 姚(3)、吉田(1)、森(1)ー大熊