20220926 秋季埼玉県大会準決勝 山村学園×浦和学院

第1試合では昌平が東農大三を7-0の7回コールドで破り、決勝進出&関東大会出場を決めている。

第2試合の勝者はもちろん関東大会出場が自動的に決まりますが、今年の秋関は地元埼玉で開催されるため、敗れた方も3位決定戦に勝てば関東大会に進める。とはいえ、3位決定戦に回ればもう後がないわけで、やはりこの準決勝が正念場。

 

先攻は浦学。山村学園の先発は昨日の準々決勝と同じく、エースの鹿島君。昨日の3イニング継投も準決勝のためだったはずなので、今日は継投するにしてもふつうの継投になると思いますが…西武台もそうだったけど、鹿島君はサイドスローなので強打のチームにとっては少し打ちづらいはず。たぶん。

さて初回。鹿島君は1死から連続死球を出したりしますが後続は抑え無失点。

1回裏、浦学の先発は左腕エースの伊藤君。落ち着いた立ち上がりで内野ゴロ3つの三者凡退。

2回表、浦学は先頭の6番名波君がレフト前にうまーく運び、初ヒット。しかし後続はなく無得点。

2回裏。山村は先頭の4番横手君が初球をレフト線深く、フェンス近いところまで飛ばす大きな2ベースヒット、送りバントで3塁へ。6番三上君は落ちる変化球に空振りの三振、しかし7番山崎君の打席でバッテリーエラーがあり山村学園が1点を先制します。

3回表、浦学も反撃。先頭の1番喜屋武君が逆らわないバッティングで左中間への2ベース!2番篠塚君のバントがちょうど1塁線沿いに綺麗に転がり、焦りがあったか1塁送球が逸れて2塁ランナーが生還、バッターランナーも2塁へ。後続は3人連続で凡退に打ち取りますが、それだけに勿体なかった…

しかし3回裏には2死から1番高野君、2番今岡君の連続長打で山村学園が再びリードを奪う。

5回表。1死から前の打席左中間への2ベースを放っている1番喜屋武君が今度はライトフェンス直撃の2ベース!さすがです。続く篠塚君も三遊間を綺麗に抜くタイムリーで浦学が再び同点に追いつく。更に2死から4番三井君のライト前ヒットで1・3塁。5番渡辺君はボテボテのサードゴロ…でしたがこれが災い、待って取った分焦りがあったのかボールを取り落とすエラーがあり、3-2と逆転。勿体なかった…でもやはり浦学も三巡目に入ると捉えてくるな~

5回裏。山村1死から8番山田君がライト前ヒットで出ますが、9番鹿島君の代打小松君がセカンドゴロダブルプレーに倒れ、無得点。1・2塁間のゴロってダブルプレーが結構取りにくいと思うんだけど、難なく取る…

6回表。代打を送られた鹿島君に代えて、左腕の西川君がマウンドへ。今日はおそらく2人の継投になるのでしょう。

西川君は危なげないピッチングで789番を三者凡退。

6回裏には浦学もピッチャー交代。ていうかバッテリーごと交代。背番号20の右腕・田中君がマウンドへ、キャッチャーの轟君に代わり、斉藤君がマスクを被ります。田中君はなんか…えらく威力のある球を投げてきて、先頭の高野君にはセンター前ヒットを許しますが、その後の上位打線を抑えて無失点。この試合、球速表示も出ていたのですが、試合通じて130台中盤~後半ぐらい出てたかな。県営大宮のスピードガンは割と辛めだし、かなりの速球派の模様。

7回以降は西川君は四球1被安打も内野安打1のみ、田中君もすべて三者凡退と好投を続け、3-2のまま浦和学院が勝利、決勝進出&関東大会出場を決めました。おめでとう!

 

うーむやっぱり鹿島君西川君は良いピッチャーなのだなーと思うと同時に大会後半に入って浦学の打線がやや湿り気味なのではないかという心配もちょっとあったりして、昌平との決勝は予想が難しい。好試合を期待。背番号20の田中君のことは知らなかったので驚いた!

山村学園は今日勝っていれば昨日のリスクテークが十二分に報いられたことになったのでしょうが…エラー2つがどちらも失点に結びついてしまったのが惜しかった…農大三との3位決定戦は投手起用も含め楽しみです。

 

【試合スコア】

浦和学院 001 020 000 3 H6 E0

山村学園 011 000 000 2 H5 E2