やっぱりエール交換ていいですね。久しぶりに聞くとじんとしてしまう。春季大会開幕2日目、関一の初戦に行ってきました。
選手名簿を見ると、秋は背番号18だった坂井君(2)が背番号1、ベンチ入りメンバーには3~4名の入れ替わりがあり、20番の位置が空欄になっている。私が見てきた中で最速ベンチ入りは2016年の春関での石橋君宮田君だったけど、都大会から入る予定の選手がいるらしい。関一としては珍しいことです。
見ていて若干不安を残すシートノックも終わり(初戦ですしですし)、両チームのスタメン発表。
先攻:工学院大付
1ショート植松
2ファースト吉武
3キャッチャー間野
4レフト千葉
5ライト藤永
6サード柏原
7セカンド荻島
8ピッチャー大友→H小松→ピッチャー杉田
9センター会田
後攻:関東一
1セカンド西川
2ショート小島→H徳山→R市川→ショート
3ライト松山
4キャッチャー衛藤
5ファースト高橋
6サード佐々木
7センター倉品
8レフト成井→H松本→レフト土田
9ピッチャー畠中→H大村→ピッチャー坂井
先発は昨秋最後の試合となった世田谷学園戦と同じく、背番号10の左腕・畠中君。外野だった小島君がショートに回り、新たにベンチ入りした松山君と成井君が外野でスタメン起用されている。
1回表。1死から2番吉武君が右中間への2ベース、エラーも絡んでピンチを迎えますが何とかしのいで無失点。
1回裏。工学院大付のエース大友君は180㎝の右サイドスロー。スラッとした長身ですが軟投という感じではなくて、かなり球威もある感じ。
先頭の西川君が詰まりながらもライトポール際に落ちる当たりで3塁へ。ところが後続は三者凡退で無得点。守備の不安も見えただけに、ここは1点欲しかったな…
しかし2回は表を三者凡退に抑え、裏には6番佐々木君の3ベースなどヒット4本で2点を先制。捉えた当たりが多いし盗塁やバックホームの間をついた進塁もあり、これなら何とかなるかも…と少し安心しかける傍から3回表は4連打で2失点、あっという間に同点に追いつかれる。これも捉えた当たりが多かったけど、特に第1打席で右中間への2ベースを打ってた2番吉武君が今度は左中間への2ベース。ナイスバッティングでした。スコアブック見返してみると、もう少し早く間を取ったり、けん制入れたり、ボール球多くしてもよかったかな…
それでも中盤に入るとキャッチャー衛藤君の送りバント阻止、西川君のナイスセカ~ン♪の多発など守りの良いとこも出て落ち着いてくる。
5回裏には2死から連続四球で貯めたランナーを4番衛藤君の右中間への3ベースで返し、再び2点を勝ち越す。7回8回にも1点ずつを加え、9回にはエース右腕の坂井君がマウンドへ。公式戦初登板ながら落ち着いたピッチングで球に力もあり、四球1つ出すものの(この試合当たりまくりの吉武君だったのそれでいいと思う)、後は抑えて6-2のままゲームセット。2回戦進出を決めました。おめでとう!
とにかく工学院打線が打ちまくるので終盤までヒヤヒヤし通しで怖かった!特に2番の吉武君、中間左中間センター返しと、ナイスバッティングでした。それでも、打たれるしミスやヒヤッとするプレーがありながらも、中盤以降無失点でしのげたのは今後に向けて良い経験になったのではないでしょうか。攻撃は、たぶんいろいろ反省点あるでしょうが、次に活かしてくれたらいいなと思います。地味な話ですが8回にリリーフした杉田君から四球→盗塁→進塁打→犠牲フライで1点もぎ取ったのが良かった。7回に大量点取れるチャンスを潰していたのもあるし、どんな状況であれ、交代した投手からすぐ得点するというのも大事だと思うので…いやそりゃ、7回は大チャンスから大量点、8回もタイムリーで追加点とかが理想なんでしょうけど。
久しぶりのノーシードスタートとなった今春のチーム。まだ初戦なので軽々には言えませんが、この試合を見る限り、その立ち位置どおり現時点での個々の力は例年に及ばないかもしれないし、チームとしてもの強みというか方向性というのもまだよく見えてこない気もする。この春を通じて個々がどう成長し、どんなチームになっていくのか。期待しつつ次戦を待ちます。
【試合スコア】
工学院大付 002 000 000 2 H11 E0
関 東 一 020 020 11x 6 H11 E1
工学院大付:大友(7)、杉田(1)―間野
関 東 一:畠中(8)、坂井(1)ー衛藤