20230405 春季東京都大会2回戦 明大中野×関東一

昨日の東都二部で6時間も座ってたせいかちょっと腰痛があって、今日は遅めのの出動。球場に着くと、もう第2試合前の練習が始まっていた。シートノックを見ると、初戦よりはすこし硬さが取れたような気もする。

今日の関一は先攻。明大中野の中村君が評判の好投手なだけに、後攻が良かったんだけどな~と言っても始まらないので両チームのスタメンは

 

先攻:関東一

1セカンド西川

2ショート小島→H豊泉→ショート市川→H大村→ショート

3ライト松山→ピッチャー畠中

4キャッチャー衛藤

5サード佐々木

6ファースト高橋

7センター倉品

8レフト成井

9ピッチャー坂井→H松本→ライト

 

後攻:明大中野

1センター高岡

2キャッチャー牧田

3ショート吉田

4レフト片桐

6ファースト岩原

7サード茂木

8ピッチャー中村→H岡→ピッチャー小林

9セカンド鈴木

 

初回。マウンドに上がった明大中野のエース中村君は188㎝95キロというがっしりした長身右腕。見た目に違わず球威もあり、初回の攻撃は三者凡退。詰まった当たりが多く、捉えるのに時間かかるかも…という予感。

1回裏、関東一のマウンドにはこちらもエース右腕の坂井君。初戦では1イニング登板しているけど、公式戦初先発です。

坂井君も球が走ってる感じで難なく2アウト、3番吉田君も1-2と追い込み、エース同士投手戦になりそう…と思いかけた4球目、インコースのボール球だと思いますが吉田君のバットが回り、なぜか球審が手を押さえてじっと固まってしまう…球審にボールが当たったのです。もろに。驚いたのもあってか、こぼれたボールに対する衛藤君の反応が遅れ、その隙に吉田君は1塁へ。

3塁コーチャー(だったと思います)がスプレーをかけてあげて幸い痛みはおさまったようで、それは良かったのですが……ランナー1塁。

衛藤君から球審に確認(おそらく、ファウルではないか?という確認)が入り、球審が吉田君に確認(おそらく、君のバットや身体に当たったかね?という確認)した結果、「空振りストライク、振り逃げでランナー1塁」というアナウンス。

つまり判定は、空振りしたボールがバットや打者に触れずにそのまま審判に当たったため、ボールデッドにはなってなかった、ということ。空振りしたボールがワンバンとかでもないのにバッター&キャッチャーの後ろにいる球審の手にもろに当たるの見た(いや、厳密には私には見えてないけど)のは初めて。かなーーり珍しいケースなんじゃないかと思います。

アクシデントに動じず切り替えていきたいところでしたがやはり動揺はあったのか、坂井君の投球はボール先行になり、4番5番の連打で1点を先制される。このアクシデントから試合再開されるとき、「振り逃げはいいんだよ~」という声がベンチから上がりましたが、グラウンドでも間をとっても良かったかなという気はする。初回なのでタイムを取るのは躊躇われただろうけど、誰かがマウンド行くとか牽制入れるとか。

すぐに取り返したい2回表。先頭の衛藤君が四球で出ると、2死ながら2塁となったところで7番倉品君がライト前ヒット!浅い位置でしたが3塁ストップはかからず余裕でホームタッチアウト。2アウトとはいえ明らかに無理だったから、止めて1・3塁の形をつくるべきだったんじゃないかな…相手にとってはそれがピンチの形になってプレッシャーを与えられるんだし。

2回の裏。攻守の悪い流れが影響したのか、先頭の7番茂木君のセンター前ヒットでノーアウトのランナーを出すと、バント処理のミスが2つ出て、さらに2点を失う。さらに2番牧田君のライト前ヒットでもライトがボールをはじいたりしてもうなんかみんな平常心を失ってる(私もですが)。

ここでベンチから伝令が走り、少し落ち着いたのか3番吉田君はフルカウントから何とか三振、4番高橋君もキャッチャーフライ(これもマウンド付近に上がった打球でちょっとヒヤッとした)で2失点にとどめる。

3点差ですがまだ序盤、少しずつでも返していきたいところでしたが3回4回5回とすべて三者凡退、しかし坂井君も立ち直り、同じく3回4回を三者凡退、5回もヒット2本を打たれながらも無失点で切り抜ける。

6回表、先頭の成井君がストレートの四球で出ると、9番坂井君に代えて松本君が代打に送られ、追い込まれながらも放ったサードへの打球がエラーとなりノーアウト1・2塁。西川君のセカンドゴロの間に2・3塁、、さらに代打豊泉君のボテボテのピッチャーゴロが内野安打となる間に3塁ランナーが生還、ようやく1点を返し、なおも1死1・3塁。一気に追いつきたいところでしたが中村君も踏ん張り、3番4番は凡退に終り、1点どまり、されど1点。クリーンヒットは一つもないけど、もらったチャンスを繋いでもぎ取った1点。

6回裏からは畠中君がリリーフ。畠中君はストライク先行の安定したピッチングで7番8番は連続三振、9番鈴木君にはセンター前ヒットを打たれますが1番高岡君も三振に取り無失点。

そして7回表。先頭の5番佐々木君がセンター前ヒットで出ると、送りバントと内野ゴロで2死3塁としたところ8番成井君が見事!レフト前タイムリーで2-3と1点差に詰め寄る。さらに四球で2死ながら1・2塁としたところで1番西川君がレフトスタンドへの3ランを放ち、5ー3と逆転!!やったー

その後は9回からリリーフした背番号10の小林君からも7番倉品君のソロで1点をあげ6点目、守っては畠中君が毎回のようにヒットを浴びながらも得点は許さず、6-3で試合終了、関東一が3回戦進出を決めました。おめでとう!

 

相手が好投手の中村君なのでそんなに点取れないのは仕方ないにしても、ミス連発で序盤から3点ビハインドというのはチームとしても想定の範囲外だったのではないでしょうか。ボロボロの序盤に愕然とし、立て直してからも中村君を攻略できずに進む前半。接戦で競り負け、ビハインドを跳ね返せない、というのは最近よく見てきた展開だったので、どうにかしてここを乗り越えてくれ!という思いとまたダメなんじゃないかと弱気な気持ちがずっと交錯していました。どんな形であれ勝てて、今日も攻守にてんこ盛りだったであろう反省点も、それを乗り越えて勝利をつかんだ自信も、次に活かすことができてよかった。

応援してます。ガンバレ関一!

 

【試合スコア】

関東一 000 001 401 6 H7 E4

明大中野120 000 000 3 H9 E1

関東一 :坂井(5)、畠中(4)ー衛藤

明大中野:中村(8)、小林(1)ー牧田