空はどんより、思ったより肌寒い八王子。春季都大会準々決勝の朝。バックネット裏はさほどでもありませんが、１・３塁側は応援でだいぶ埋まっている。
関一は後攻。
３回戦４回戦で２番レフトでスタメン起用されていた１年の坂本君に代えて、土田君が初スタメン。それ以外は５番６番の打順の入れ替えがあっただけ、菊地君の先発を含め、菅生戦とほぼ同じ布陣です。菅生戦ではノーヒットで２点を献上し、２イニングで降板してしまった菊地君、今日は納得のいくピッチングを！
と思うそばから１回表はヒットと死球でいきなりノーアウト１・２塁とされ、３番山下君にもセンター前ヒット、しかしホームを狙った２塁ランナーはセンター倉品君の好返球でタッチアウト！！その後も四球出したりフルカウントになったりしながらも、何とか後続は抑えて無失点でしのぐ。
この試合はやっぱこの、倉品君の好返球でホームアウトにできたのが大きかった。セーフだったら１失点してなおもノーアウト１・２塁、もし３塁で止まっていたらノーアウト満塁でしたからね💦もちろんまだ序盤も序盤なので即負けてただろうとは思いませんが、その後の展開に大きく影響したのは間違いない。
そして１回裏、２連続四球とヒットでノーアウト満塁となったところで４番高橋君の３塁線を抜く走者一掃タイムリー２ベースで３点を先制します。
共に不安定な立ち上がりだった両先発ですが、ピンチを防ぎ、好機を活かした関東一が３－０と優位な形を作ると、先発の菊地君も落ち着いてきて、２回は三者凡退、３回４回もランナーは出しますが無失点に抑える。５回からは坂本君が1 2/3 をノーヒット４三振、栗原君もランナーは出しますが1 1/3を無失点に抑える。
攻撃の方も２回４回と足を絡めた攻撃で１点ずつ追加、５回には２番手の宮川君からも４本の長短打にエラーや四球が絡んで４点をあげ、９－０の７回コールド勝ちで関東一が勝利、準決勝進出を決めました。おめでとう！
前回の菅生戦では悔いの残る内容だった菊地君や栗原君もランナー出しながらも粘って０封という結果を残せたし、坂本君は今までで一番安定したピッチングでした。攻撃の方は高橋君の２ベース３本や衛藤君も引き続き当たってるし、キャプテン大村の２安打や走りまくりの倉品君、それと明中戦のHR以降当たりのなかった西川君にも最後、ようやく２ベース打ってくれたのも嬉しかった。攻守ともに持ち味を発揮できた試合だったのではないでしょうか。ただ、前の試合から気になっていましたがエース坂井君の姿が見当たらず、試合終了後の校歌斉唱のとき、不在がハッキリ確認できてしまったのは心配ですが…大事ないことを祈ります。
日曜日の試合の結果、準決勝の相手は日大三高に決定。とてもきびしい相手ではありますが、それだけに得られるものも多いはず。楽しみにしてます。
【試合スコア】
聖パウロ 000 000 0 0 H5 E1
関東一 310 140 x 9 H9 E0
聖パウロ：原田(3 0/3)、宮川(3)ー関田
関東一 ：菊地(4)、坂本(1 2/3)、栗原(1 1/3)ー衛藤
