20230429 春季東京都大会準決勝 帝京×早実

この時期は乾燥&強風っておこりやすいのかな?春の埼玉県大会ではこういうのよくあったよな、すべてが砂ぼこりでザラザラってのが…神宮第二が健在なりし頃の東京大会では無縁だったなー。おおやっと散水だありがたい…というインターバルを経て、

 

第2試合は帝京VS早実の一戦。

まずマウンドには後攻・帝京の背番号11、左腕の安藤君。今大会、エース高橋君はリリーフに回ることが多かったようですが、今日もそうらしい。

安藤君は立ち上がりから変化球もよく決まり、三者凡退に抑える上々の立ち上がり。

1回裏、早実の先発はエース宮本君。小柄な右腕です。宮本君は難なく2アウトをとりますが、帝京の3番西崎君(2年生ショートだけど背番号10てことは投手兼任なのかな?)がライト前に綺麗に抜けるヒットで出ると、4番稲垣君がセンターオーバーの3ベースを放ち、1点を先制。5番奈良君は打ち取った当たりでしたがセンター前に落ち、2点目。6番大石君の打球は野手が譲り合う間に落ちるヒット、更に四球とタイムリーでこの回一挙4点。ちょっと勿体ない失点の仕方でした。

しかし早実もすぐに反撃、2回表に1死から5番高木君がレフトオーバーの3ベース、6番石原君のライトへの犠牲フライで1点を返す。しかし早実も飛ばしますね…アウトになった打球やファウルになった打球も大きい当たり多いです。こわい。

2回裏はヒット(といっても送球エラーに近いような?)や四球でランナーを出しながらも無失点に抑えた早実ですが、3回表には早くも宮本君に代打が送られる。

3回表の安藤君は四死球3つ出しながらもショートの好守備などもあって無失点で切り抜ける。

3回裏、早実のマウンドには背番号20の中島君。右のサイドかな?スリークォーターかな?という感じのフォームでこちらも四死球3つ出して2死満塁のピンチを迎えるも切り抜ける。

4回表。5番6番は連続ライトフライで2アウト。どちらも良い当たりなんですけどね…7番高崎君が内野安打で出ると、ここで2番手中島君にも早くも代打が送られバッターボックスには小西君。小西君はファーストの脇を抜くライト前ヒットで1・3塁のチャンスをつくりますが後続はなく、無得点。早実も良い当たりはしてると思うんだけど、打ちあげちゃうとな…この前試合見たときも思ったけど、今年の帝京の外野守備上手いし。

4回裏からは背番号10の齋藤君が登板。ていうか速っ。144とか145とか出てますが…コントロールはちょっと安定してないのか四球を出したりしますが3番からの好打順をノーヒットに抑え、無失点。

5回表。早実は1番山本君のヒットでノーアウトのランナーを出すと、送りバントは失敗しますが3番宇野君のレフト前に落ちるヒットで1・2塁のチャンスを作る。

ここで帝京は高橋君にピッチャー交代。レフト野村君のファインプレイなどもあって後続を打ち取り、無失点に抑える。

5回裏は代わったばかりの高橋君から。高橋君の打球はセンターへの大きな当たり。追いつけた打球のように見えましたが、太陽のせいなのか捕球はできず2ベースに。

このランナーを送りバントと犠牲フライでキッチリ返し、帝京が5点目をあげる。序盤の点の取り合いか以降やや試合が落ち着いて3点差のまま来ていただけに、帝京がエースに交代してピンチを切り抜け逆に追加点とれたのは大きい。

6回以降は双方ランナーは出しますが無得点におわり、5-1のまま帝京が勝利、決勝進出&関東大会出場を決めました。

帝京の攻守の充実、特に安藤君高橋君の好投と守備の堅さが印象に残った試合でした。早実は初回の4失点も8安打で1点というのも勿体なかったけど、実力を感じさせる内容だったと思います。初回の失点が1,2点で終わっていたら、中盤までにもう1点返せていたら、また違った展開があったかもしれません。序盤で4~5点先行されたとき、好投手継投前提の相手に対してどう攻めていけばいいのかな…他人事ではない

 

【試合スコア】

早実: 010 000 000 1 H8 E0

帝京: 400 010 00x 5 H10 E0

早実:宮本(2)、中島(1)、齋藤(5)ー江崎

帝京:安藤(4 1/3)、高橋(4 2/3)ー生井澤