20231016秋季東京都大会2回戦 関東一×日体大荏原

月曜日。雨で1日順延となり、球場も駒沢から江戸球に変更になった2回戦です。

 

今日は先攻。場内アナウンスに沿ってスコアボードに選手名が次々と表示されていく。都大会は選手名表示には基本シブくて、トーナメントの上の方に行かないと選手名が表示されないことが多かったのだけど、方針が変わったのだとしたら有難い。土曜日に来たときは球速表示まで出てた。驚きの大サービスです。

先攻:関東一

1センター飛田

2レフト坂本→成井

3サード高橋

4キャッチャー熊谷

5ファースト井田→中里

6ライト石田→R藤田→ライト

7セカンド小島

8ショート市川

9ピッチャー坂井→畠中

先発は右腕の坂井君。野手は打順も含め初戦の駒大戦と同じスタメン。

 

後攻:日体大荏原

1ライト山本

2レフト小海老澤

3サード星

4ピッチャー吉田

5ファースト中村→R大野→ファースト細川

6キャッチャー木村

7セカンド鈴木

8ショート中島

9センター平塚

 

荏原の先発は長身右腕の吉田君(エースで4番!)。

1回表は2死から3番高橋君を四球で出ますが4番熊谷君はセカンドフライに倒れ無得点。吉田君は130キロ前半~中盤はラクに出る感じ。土曜日や今日の第1試合で投げた投手は速くて130行くか行かないかだったから相当に速い。守備も良い感じだし打ち崩せるだろうか。あるいは投手戦になるのかも…

1回裏。1死から2番小海老澤君にレフト前ヒットを打たれ、3番星君の当たりはレフト前に落ちるか!?といういやらしい当たりでしたがこれをレフトの坂本君が懸命に前進キャッチ、すかさずファーストに送球して帰塁が遅かった1塁ランナーも刺し、無失点で凌ぐ。

2回表は三者凡退、みんなちょっと詰まってるかな…裏には先頭の4番吉田君のレフト前ヒットでノーアウトのランナーを出すも、後続は抑えて無失点。

そんな感じでちょっと押され気味な感じで迎えた3回表、先頭の8番市川君がファウルで粘った末に右中間に落ちるヒット、送りバントで2塁に進めたところで1番飛田君のレフト前タイムリーで1点を先制。後続は倒れ1点止まりでしたが捉えた当たりだったし、これなら…

しかし4回裏。2死から5番中村君に右中間をやぶる2ベース、6番木村君にも左中間へのヒットを打たれて1・3塁のピンチ。それでも7番鈴木君はサードゴロに討ち取り、なんとか無失点でしのぐ。うーん…

5回表。1死から8番市川君がライト前ヒット、送りバントで2死2塁とし、1番飛田君の打席で市川君が3盗に成功、飛田君の内野安打で1点を追加します。やったー

5回裏は、1死から9番平塚君にセンター前ヒットを打たれますが1番山本君はセカンドゴロゲッツーに討ち取り、ここも無失点。

とはいえ…ここまで坂井君は被安打6、守備の力もあって抑えてはいるけど、怖すぎる。球速表示は130キロ後半に140超もちらほら混じる速さだし、四球もないし、そんなにコントロールに苦しんでる感じでもないのですが、ちょっと球が高いのか、でも、それにしても…

そういうわけで追加点欲しい欲しい欲しい6回表。先頭の3番高橋君がレフトスタンドへのソロHRを放ち、早速1点を追加。しかし荏原の守りもよく、ヒットになりそうな打球は捌かれ、ランナーが出たと思ったら牽制タッチアウトで、ホームランの1点止まり。

そして6回裏。1死から3番星君にレフト前ヒット、4番吉田君はセンターフライで2死とするものの、5番中村君のレフト線2ベースを皮切りに4連打で2失点、1点差に迫られ、なおも2死ながら満塁。

ここで関東一は畠中君にピッチャー交代。畠中君はこの第ピンチを、9番平塚君を初球ライトフライに討ち取って凌ぎます。やばかった…

何としても再び突き放したい7回表。先頭の7番小島君、8番市川君が連打でノーアウト1・2塁。9番畠中君の送りバントは強すぎて3塁フォースアウトになりますが、1番飛田君のレフトオーバーの2ベースでまず1点、2番坂本君もレフト前タイムリーで更に2点。坂本君は次の高橋君の打席ですかさず2盗を決め、高橋君のセンターフライで3塁にタッチアップ、タッチアップされると思っていなくて焦ったのでしょう、センターからの返球が逸れる間にホームも陥れ、この回4点目。ナイスラン ♪ これで7-2。

しかし荏原もあきらめる気配はまったくなく、7回裏には先頭の1番山本君がライト前ヒットで出ると、送りバント(セーフティ狙いだったのでしょうが)で1死2塁として3番4番の連打で1点を返し、7-3。後続はピッチャーゴロダブルプレーで凌ぐ。

8回は双方死球のランナーを出すも無得点。8回裏の守りは途中からファーストに入った中里君含め内野の好守連発でした。

9回表には先頭の飛田君のライトへのソロホームランで1点を加え、その裏を無失点に抑えて8-3で関東一が勝利、3回戦進出を決めました。おめでとう!

 

安打数12、被安打15という数字そのままに、点差以上に苦しい試合でしたが、苦しい場面を守備の力で防ぎ、攻撃では着実に得点を重ねて一番危ないところで4点取って投手陣援護できたのは本当に良かった!ホームランあり脚で稼いだ点ありと、関一らしさを感じる攻めが見られたのも嬉しかった。

7回以外は得点後のチャンスで凌がれてしまって追加点取れなかったこととか投手陣の打たれ方とか反省点もあると思いますが、修正できるところは修正して、貴重な経験として今後に活かして欲しいなと思います。次もガンバレ関東一!

それにしても荏原強かった。ナイスバッティングだったし一人で投げ抜いた吉田君もナイスピッチングでした。球数が多くなってきた終盤継投されてたら、また違った展開になっていたかも…と正直思いました。

 

【試合スコア】

関 東 一 001 011 401 8 H12E0 

日体大荏原 000 002 100 3 H15E1

関 東 一:坂井(6 2/3)、畠中(2 1/3)ー熊谷

日体大荏原:吉田ー木村