20231021秋季東京都大会3回戦 関東一×城西大城西

順延で月曜日となった2回戦から中4日、準々決勝進出をかけた城西大城西との一戦。城西大城西の安保監督は浦学でコーチや部長を務められた経験もあり、今夏は準決勝に導いている。

 

関東一は今日は後攻。ノックの様子を見ていると、ポジションにちょっと異動があるようで、そのせいなのかなんか…落ち着かない感じ…

 

先攻:城西大城西

1キャッチャー松本

2センター今江

3レフト笹野

4ファースト生明(あざみ)

5サード木谷

6セカンド森田→ピッチャー小川→吉崎→谷原

7ライト中村→ピッチャー海老塚→セカンド堰合→H坂田

8ピッチャー小池→H中山→ライト佐藤

9ショート両角

 

後攻:関東一

1センター飛田

2ショート市川

3レフト坂本

4サード高橋

5キャッチャー熊谷

6ファースト越後→R中里→ファースト

7ライト豊泉→R成井→ライト→H滝川→ライト藤田

8セカンド小島

9ピッチャー坂井

 

今日も先発は坂井君。前回は失点2とはいえ被安打11で満塁のピンチで交代と不本意な内容だったと思うので今日は立て直したところを見せて欲しい…

野手は、井田君に代えて背番号6の1年生越後君をファースト、石田君に代えて豊泉君をライトに起用。打撃のいい越後君と前の試合大活躍だった市川君を両方起用するため…?それとも体調とか調子の問題なのか、ちょっと気になりつつも、試合開始。

 

1回表を三者凡退に抑えたその裏、城西のマウンドには背番号11の小柄な左腕小池君。スリークウォーター気味かな?球速はそんなに速くないけど、フォームも独特な感じで打ちづらそう…

それでも1死から今日は2番に上がった市川君が期待に応えライト前ヒット、3番坂本君のショートゴロが2塁セーフ、更に1塁への転送が悪送球となり1死1・3塁、今日は4番に戻った高橋君のセカンドゴロ(強い打球でしたが)の間に3塁ランナーが還り1点を先制。

ところが直後の2回表、城西の4番生明君はレフトフェンス直撃の2ベース、5番木谷君の打球もライトの豊泉君が懸命に追ってグラブに触りますがキャッチはならず、しかしバックホームが良く2塁ランナーはホームタッチアウト。どちらも完全に捉えた当たりでした。続く5番森田君も1-2と追い込みながら高めの変化球をセンター前に運ばれ、この打球をセンターが後逸、早くも同点に追いつかれます。

更に7番中村君のセカンドゴロエラー(いやなバウンドではありましたが)が続く。へへへへ平常心!しかし後続は見逃し三振とフェンス際のキャッチャーファウルフライのナイスキャッチで凌ぎ、同点に留める。

3回4回はエラーや四球でランナーを出しながらも、送りバント阻止や2盗を刺したり守備の力でピンチの芽を摘み、2回は3連打を浴びた坂井君もここぞというところで4番の生明君をストレートで空振り三振に取ったりして何とか耐える。

そして4回裏。城西は早くも背番号10の右サイドスローの海老塚君にピッチャー交代。も…もう?先発の小池君は3回まででシングルヒット2,四球2の失点1という内容ですが、前の試合も4投手の継投だったと聞くので、これも計画的な交代なのでしょう。打線がとにかく早く捉えてくれることを祈るのみ。

その祈りが通じたのか。1死から6番越後君が右中間寄りに落ちるヒット。そしてここで代走に中里君が送られます。7番豊泉君はショートフライに倒れますが8番小島君はレフト前ヒットで1塁ランナーの中里君は3塁へ…!と思ったらホームに滑り込んでる…エラーはついてないようですが、返球に隙があったのか。とにかく再び1点リード。ナイスラン ♪ 

そして5回にも2死から3番坂本君が左中間に落ちるヒットで2塁を陥れ、4番高橋君のセンター前ヒットでもう1点、3-1とします。

しかし…前半終わって2点差が一番危ないってのは、あれはサッカーでしたかね。

グラウンド整備後の6回表。城西は先頭の2番今江君がセンター前ヒットで出ると、3番笹野君も右中間へのヒット、センターが打球を処理し損ねる間に1塁ランナーがホームをつき、3-2と1点差に追い上げられ、なおもノーアウト2塁、バッターボックスには4番の生明君。マウンド上の坂井君はファウルで粘られながらも生明君をセカンドゴロに討ち取り、1死3塁。そして5番木谷君はファーストゴロ、6番森田君も見逃し三振に取り、何とか1点でしのぐ。

その後は。6回裏にはエースの小川君(一番オーソドックスなタイプだと思いました)、7回は左スリークウォーターの吉崎君、8回には背番号8の小柄な力投派の谷原君が1イニングずつマウンドに上がり関一打線は捉え切れず、決定的なチャンスを作ることができない。

一方、坂井君もヒットやエラーでピンチを迎えながらも最後まで無失点で凌ぎ切り、3-2のまま関東一が勝利、準々決勝進出を決めました。おめでとう!

 

攻めては変則ピッチャーを中心とした小刻みな継投に、守っては味方エラーに苦しみましたが、ここぞというところでエラーを補って余りある守りがいくつも出て、それらに救われた試合だったと思います。本当にナイスプレーでした。エラー5の方はコンディションの問題なのか接戦のプレッシャー故なのか。いつもこう上手くは行かないと思うので次までに修正して欲しいですが…悪いところは今日出切ったと思うことにして、今後に期待。

そして坂井君は被安打7失点2の完投。連打される場面もありエラーも多く、球数も140球を超え、苦しかったと思いますが、3回や8回のピンチでの三振など、ここぞというところでの気迫は凄かった。公式戦でここまで苦しい勝利はこれまでなかったと思うので、良かったとこも反省点も、今後に活かして欲しいです。

 

準々決勝は菅生と。これからはこれまで以上に厳しい戦いが続きますが、次もガンバレ、関一!

 

【試合スコア】

城西大城西 010 001 000 2 H7E1

関 東 一 100 110 00x 3 H7E5

城西大城西:小池(3)、海老塚(2)、小川(1)、吉崎(1)、谷原(1)-松本

関 東 一:坂井ー熊谷