ビッグイニング増えた?秋季都大会【2023.10.25追記・埼玉県大会との比較】

 

いやー、昨日も江戸球で都大会3回戦を観戦したのですが、凄かったですね国士館VS創価の一戦。創価は24安打22得点の留まるところを知らぬ攻撃、結果は創価のコールド勝ちでしたが国士館も決してやられっ放しではなく、12安打11得点(…ちょうど半分ですね今気づいた)。どっちもよく打つな~特に創価はどうなってんのよと思いながら観戦していて、そういえば今大会ビッグイニング多くないか?この日の第1試合の早大学院VS昭和にしても、初回に早大学院が一挙7点、2回以降中盤までは昭和も立ち直って抑えてはいたけど、これでほぼ試合が決まってしまっていたし…

 

というわけで、この感触が正しいのか、印象に過ぎないのかを確かめるべく、今年を含む過去3年の秋季都大会のデータを調べてみることにしました。

wikiによると一般的に1イニングに5点以上がビッグイニングと言われるそうなので、5点以上でカウントしています。満塁HRでも4点ですから、5点取るにはワンチャンスではダメで、必ず得点機を2つ以上モノにしなければならないわけですね。

 

結果は以下のとおり。なお、東京都高野連のHPのイニングスコアを目視でカウントしておりますので、数え間違い等ありましたらご容赦ください。

やはり、かなり増えてる…それに加えて、内訳も高得点側に寄ってきています。

ちなみに、区切りを4点以上にしてみると、

今年が最も多いのは変わりませんが、5点以上で区切った場合に比べ、それほど顕著な差があるわけではない。昨年の数値を見ると、4点以上の試合は少なめなのに、5点以上の試合は一昨年より増えているのも面白いところです。

 

ついでにもうひとつ、双方が高得点をあげた試合について(得点数区分はビッグイニングで挙げた点数が少ない方でカウントしています)。

数は少ないですが、やはり徐々に高得点に寄っている傾向があります。

 

というわけで、ビッグイニング増えたな~という印象が間違いではなかったことは確認できました。準々決勝以降のビッグイニングについては、一昨年2試合、昨年1試合という結果でしたが、この傾向を踏まえると今年はもっと多く、あるいはもっと高得点のイニングが生まれる可能性もあるのかもしれません。こわっ

そして、この傾向が打撃技術の向上によるものか、戦術の変更(例えば送りバントよりヒッティングを選択するなど)によるものか、あるいは守備側含めて他に原因があるのか?は、気になる~私が見た試合だと、四死球でランナー貯めまくってというんじゃなくて、バカスカ連打でまくってる場面も結構あったので、単純にバッテリーの力を打撃が上回ってるてことなのかな…?

 

埼玉も見てみようと思ったけど、前年以前のイニングスコアは県高野連HPには残ってないみたい。残念。どこかに使いやすいデータがあれば調べてみたいと思います。

 

【2023.10.25追記】

一球速報.comに埼玉の過去分のデータがあったので比較してみました。総試合数が異なるので比率を入れています。ちなみに東京の加盟校数は272校(23年5月現在)埼玉は160校(23年4月1日現在)なので出場校は全体の1/4程度、レベル感としてはだいたい同じと言ってよいでしょう。

 

改めて見ると、今大会の比率、高いですね…残り7試合にビッグイニングが全く生まれなかったとしても、約40%になる計算です。

 

対する我が地元・埼玉。殆ど変わってない…一昨年の方が若干高めなくらいですね。

 

うーんこれでは何とも言いようがないな…

じゃあ千葉神奈川も見てみるか!と思ったのですが県高野連のHPにイニングスコアのデータがないみたいだし、一球速報.comもイニングスコアまで載っているのは一部の試合だけ…というところで力尽きたので今回はここまで。

更に過去のデータをちらっと見ると、コロナ禍の真っただ中だった20年秋は東京も埼玉も高い比率になってたので、コロナ禍前との比較もやってみたいと思ったのですが東京以外はデータ揃えるのが難しそう…

 

都大会が閉幕したら都大会のデータを更新して、今オフ余裕があったら&興味が続けば本腰入れて調べてみようと思います。