決勝のカードは健大高崎VS報徳学園。報徳学園は今朝丸君、健大高崎は石垣君、共に背番号10(といってもダブルエースの一翼ですが)の本格右腕の先発で始まった試合は、序盤こそ意外にも長短打が乱れ飛ぶ取って取られての展開でしたが、両投手がペースをつかんだ中盤以降はスコアボードにゼロが並ぶ投手戦に。
特に6回、1点ビハインドの報徳の5番安井君のフェンス直撃の2ベースに始まるノーアウト2・3塁の場面を健大高崎の石垣ー箱山のバッテリーが見事に切り抜けると、その後は双方ともランナーもなかなか出せなくなり、9回は石垣君からマウンドを引き継いだエース・左腕の佐藤君が1点のリードを守り切り、3-2で報徳学園を振り切り、学校として、そして群馬県としても初の優勝旗を手にしました。おめでとう!
報徳学園は2年連続準優勝ということで悔しさは測り知れないと思いますが、今朝丸君間木君のピッチング、堅すぎる内野陣など、忘れ難いチーム。また夏魅せてくれ!
新基準バットが初めて導入された今大会。いろいろ感じ、考えるところはあったけど、少なくとも低反発バットになったからつまらなくなった、とは全然思わなかった。そりゃあ、贔屓チームは開幕戦で負けてしまうし、前半は取れたのが見づらい席だったり、雨と低温に祟られしょんぼり辛い思いもしましたが、見応えのある試合が多かった。
もともと春から夏にかけては打力は上がっていくものだし、春の公式戦での打席を重ねることで、各チームの攻撃だどのように形作られていくのか、またそれに守備側がどう対応していくのか、今から楽しみです。