20130407 春季東京都大会3回戦 日本学園×関東一

強風が吹き荒れる空は青く、日差しはむしろ暑いくらい。雨の心配はなさそうですが、フライが怖い一日になりそう。3連戦の2日目、今日勝てば夏のシード権を獲得となる3回戦。

春季大会で大田スタジアムに来るのはひょっとして初めてかも。スタンドに出ると、後攻の関東一のシートノックが始まるところ。ブルペンはグラウンド脇にはないので、誰が先発かはまだわからないけど、醍醐君は昨日先発したし、中村君かな。上原君や羽毛田君もノックのお手伝いだし。

ぼーっと見てると、雲が落とす影が目まぐるしくグラウンドを通り過ぎていく。本当にフライは大変そうだなー。

日本学園は一昨日5日の2回戦で、延長13回の末、桜美林を3-2で破っている。そのときのピッチャーはエースの伴(絃希)君。今日は背番号11の丸山君が先発です。1塁側スタンドを見やると、日本学園のチームカラーも紫色なんですね。しかも関一の紫に色合いがよく似てる…

先攻:日本学園

1センター中山

2ファースト伴(結希)

3レフト伊藤

4サード水野

5キャッチャー神田

6ショート宮本

7ライト菅野

8セカンド見上

9ピッチャー丸山

後攻:関東一

1センター熊井

2セカンド中里

3ファースト井橋

4レフト山口(→R工藤)

5ピッチャー中村

6ライト上田

7ショート岸田

8サード山崎

9キャッチャー福島

先発の中村君が5番に入り、上田君が6番に下がった以外は、昨日と同じオーダー。

ホームプレートを挟んで挨拶のあと、グラウンドに散る関東一。マウンドには中村君…がいません……ど、どーしたんだと焦りますが、しばらくすると走り出てきて投球練習を開始(汗)まあ、とりあえずほっとする。

初回。中村君の立ち上がりは上々で、3者三振!いずれも最後は空振りで、調子よかった頃の球威が戻りつつあるように見える。

1回裏、日本学園の先発・丸山君は右のオーバースロー

1死から2番中里君がセンター前に抜けるヒット、続く井橋君の打席で打撃妨害(バットにキャッチャーミットが当たった?)があったらしく1死1・2塁となりますが後続はなく、無得点。

2回表、中村君は先頭の4番・水野君を簡単に2ナッシングと追い込みますが、3球目がわずかに外れてボール。その後も連続ボールでフルカウントとなり、ライト前ヒットを浴びる。続く5番神田君の送りバントがピッチャー正面に転がったのが幸い、2塁送球でフォースアウト、1死1塁としますが、6番宮本君のショートゴロをゲッツーを焦ったせいか連携が乱れ、1死1・2塁。しかし後続は断って無失点でしのぐ。

2回裏は3者凡退。やっぱりフライが多いかな…うーん…

しかし3回表はこちらも3者凡退。結構いい当たりもされてますが。

3回裏、先頭の9番・福島君がセンター前に落ちるヒットで出ると、熊井君がライト前で続き、送りバントで2・3塁としてバッターボックスには3番井橋君。井橋君の打球は平凡なフライ…のはずが流れて野手の間に落ちる2ベース!!1点を先制します。続く山口君もライトへの犠牲フライを放ち、更に1点。風に助けられた感強しとはいえ、とにかく2-0とします。でも福島君のセンター前は落としたいとこに落とした感じのヒット♪

4回表、日本学園は打順よく3番伊藤君から。中村君は前の回とは打って変わって

ボール球が増え、伊藤君はフルカウントからファーストフライに打ち取ったものの、前の打席でヒットを打たれている水野君には四球。続く神田君の打席で盗塁を決められ、神田君は三振にとり2死としたものの、次の宮本君はライト前ヒット、1・3塁とされます。ううっやっぱ水野君のところからリズムが悪くなってるような気がする…

次の菅野君のファーストゴロもちょっとヒヤっとしましたがベースカバーが間に合いここも無失点でしのぐ。

4回裏、こちらもボール球が増えてきた感じのする日本学園の先発・丸山君。先頭の上田君が四球を選ぶと、次の岸田君は送りバント失敗からヒッティングに出て内野ゴロ…ですが1塁ランナーのスタートが良かったのか2塁封殺は免れ、1塁のみアウト。続く山崎君のファーストゴロで2死ながら3塁として、9番福島君。福島君の打球も普通だったらただのフライだったと思いますが、風に流されてラッキーなヒットに。これで1点を追加し、3-0。

5回の中村君は、2者連続三振の後、四球を1つ出すものの、後続は抑える。

5回裏、先頭の中里君が四球、送りバントで1死2塁とした後山口君のセンター前ヒット!やや浅かったので3塁コーチの金君が止めますが、センターからの返球をキャッチャーが止められず、ボールはバックネット方向へ…それを見た中里君がホームをつき、1点を追加、返球の間に2塁目がけて走っていた山口君は3塁へ!

ここで日本学園はピッチャー交代。背番号17の右腕・佐藤慶昭君がマウンドに上がります。6番上田君をフルカウントから三振に打ち取られますが、続く岸田君は左中間を破る大きな当たり!しかも外野が打球処理にややもたつく間に一気にホームに生還!!(後で都高野連の記録を見ると、三塁打となっておりました)

その後は連続四球や盗塁で、2死ながら2・3塁のチャンスを作りますが後続はなく、7-0で5回を終了。

6回表、先頭の3番伊藤君は空振り三振。4番の水野君も今度はレフトライナーに打ち取り2死として、5番の神田君。1ボールからの2球目が頭に当たってしまいます。大丈夫か!?速球ではなく、緩いカーブだったけど、場所が後頭部なのが心配…もちろん神田君はいったんベンチへ。臨時代走が送られて試合再開されますが、6番宮本君は見逃し三振に取り、ここも無失点。

6回裏、「選手の交代をお知らせします」というアナウンスにギクっとしますが、投手交代を告げるもので、神田君は大事なかった模様でとりあえずホッとする。マウンドには、背番号10の佐藤慶君が上がります。

関東一は2番の中里君から。中里君が四球を選ぶと、3番井橋君のライト前に抜けるヒット、山口君の右中間を大きく破る3ベース、最後は中村君の犠牲フライで3点をあげて10-0、6回コールドが成立し、関東一が4回戦進出&夏のシード権を獲得しました。おめでとう!

昨日今日と見ていて、プレー以外のとこでもちょっとしたところに、昨秋とは変わった、あるいは変えようとしている、そんな印象を受けました。自然となのか、意識してなのか、はたまた私の思い過ごしなのかはわからないけど、この春、そして夏、どんなチームになったのか、なっていくのか、楽しみです。明日、ていうかもう今日(おつかれさまです…)も強敵ですが、頑張ってください。応援してます。