20141019 秋季東京都大会3回戦 関東一×国士舘

月曜日の保谷戦とは打って変わった快晴。ベスト8を賭けた3回戦は、久しぶりの国士舘との対戦です。国士舘はこの大会は2回戦からの登場ですが、初戦の中大杉並戦は6-3で勝利している。世田谷区が西に移ってからというもの、国士舘の試合は見る機会がなかったけど、今秋はどんなチームになっているのでしょうか。3塁側はブラバン&チアも出動し、華やいだ雰囲気の中、国士のシートノック。今日の関一は先攻です。しかし、見比べると国士舘のが落ち着いてるように見える…シートノックの守備と実際の試合が必ずしもイコールではないのはわかっているけど…そしてブルペンには田邉君、阿部君はシートノックのお手伝い、というわけで保谷戦に続いて、田邉君が先発です。

先攻:関東一

1ライト井橋

2センターオコエ 

3ショート伊藤

4セカンド森山(→ピッチャー小松原)

5ファースト五十嵐

6キャッチャー鈴木

7レフト桑名

8サード眞田(→H日原→H松永→サード)

9ピッチャー田邉(→H佐藤→ピッチャー阿部→セカンド黒田)

これまでスタメンだった長嶋君に代えて、今日は桑名君がレフトに。しかし…シートノックのときの感じに加えて、順番替えて田邉君の先発、オコエ君2番…まだ何か、しっくりきてない、模索中なのかもしれんけど、ちょっと不安な感じ。

後攻:国士舘

1サード中尾

2セカンド内峯

3レフト竹内

4ファースト忰田

5キャッチャー松澤

6ショート大平(→H長沢→ショート志村)

7ライト杉岡

8センター大内(→H久利は輪→R松本)

9ピッチャー百瀬(→H岩井→ピッチャー安陪)

1回表。国士舘の先発はエースナンバーの右腕。百瀬君。先頭の井橋君が幸先よく、サード強襲の内野安打で出塁。そして続くバッターは期待のオコエ君。しかしオコエ君は1-2からキャッチャーへのファウルフライを打ち上げ、1アウト。ここでオコエ君から何らかアピールがありますが(シチュエーション的にはたぶん、キャッチャーの打撃妨害)、審判協議の結果認められず、そのままバッターアウト。

それでも井橋君は続く伊藤君の打席で盗塁を決め、1死2塁としますが、後続は倒れ無得点。

1回裏。マウンドに上がった田邉は、投球練習を見るに、ちょっと球が高いような…すぐに落ち着いてくれるといいのですが。しかし田邉君は先頭の中尾君(体格良く、1番というより4番の風格がある…)にフルカウントからの四球、送りバントで2塁に行かれた後、3番竹内君の打席で3盗を決められ(ちょっと意表を突かれた…鈴木君、サードに投げることもできなかったもんな)、竹内君はきっちりライトフライを打ち上げ、ノーヒットであっさりと1点を先制される。

2回表、先頭の五十嵐君はストレートの四球。送りバントで2塁に進めますが、続く桑名君はライトフライ、眞田君も四球で1・2塁としますが、田邉君はショートゴロで無得点。

以後中盤まで、両投手の好投が続き、双方共に四球でランナーを出すものの、ノーヒット。スコアボードに0が並ぶ。うーんうーん…後半勝負なんだろうけど、こんなに打てなくていいんだろうか…国士舘ほどのチームになれば、エースと同じぐらいの力を持ったピッチャーに継投されるかもしれないし…

5回表も早くも2アウトランナーなしで、バッターボックスには9番田邉君。百瀬君は田邉君に対してボール先行、2-0となって、1球ファウル。田邉君は打撃はイマイチという印象だし、田邉君を出してしまえば打順は今日唯一ヒットを打ってる井橋君からの上位打線に繋がる。多少甘くても田邉君で打ち取った方がいいだろう…できればそういう気持ちで投げた甘い球を痛打して欲しかった…けど、まさか…

 ホームランとは!!

所謂神宮第二HRではなく、本当に良い当たりでした!!田邉君のまさかの(失礼)ソロホームランでようやく、同点に追いつく。噛みしめるようにゆっくりダイヤモンドを回ってましたね田邉君(笑)

そして打順はトップに還り、1番の井橋君。国士舘の百瀬君にも、まさか、という思いと動揺はあったでしょうか。井橋君にはストレートの四球。続くオコエ君・伊藤君もショートへの内野安打(どちらも良い当たりでしたが、ショート大平君の守備良すぎた…)で満塁とし、続く森山君は四球を選んで、押出しの1点が入り、バッターボックスには五十嵐君。しかし五十嵐君はサードへのファウルフライに倒れ、2-1のまま。でも、2アウトランナーなしから逆転できたのは良かった!!

その後は、双方無得点が続き、試合は7回、終盤へ。

7回表、先頭の井橋君の、やや2塁ベース寄りのセカンドゴロが内野安打となり(さすが♪)ノーアウト1塁。2番オコエ君はエンドラン、ピッチャーゴロですが進塁には成功、1死2塁で3番伊藤君。ここで国士舘ベンチから伝令が走りますが、内野手はマウンドに集まらず、バッテリーと背番号8の伝令・キャプテンの堀君だけが打ち合わせた後、試合再開。ということは…外し気味のボールから始まった伊藤君の打席ですが、最後の方ははっきりとわかる敬遠で、1死1・2塁。そして続く4番の森山君はセカンドゴロで無得点。ノーアウトのランナーを活かせません。

7回裏。これまでノーヒットピッチングを続けてきた田邉君ですが、3番・4番に殆どストライクが入らず連続四球で1・2塁。送りバントは3塁封殺で1死1・2塁とするものの、6番の代打長沢君には初球を狙われレフト前ヒットで1死満塁。続く杉岡君のショートへの打球を伊藤君も良く止めましたが息も絶え絶えというか、2塁に送るのが精いっぱいで、2死1・3塁。そしえて8番松本君の3塁の頭上へのライナーを眞田君も飛びつきますが惜しくもグラブに当たり、レフトに抜けるヒット、2-3と逆転されます。

8回表。1死から、6番鈴木が詰まった当たりながらセカンドライトセンターの間に落ちるヒットで出塁、続く桑名君はセーうフティ気味の送りバントを1塁線に転がし、ファーストのタッチを掻い潜って1塁セーフに!!ここで8番眞田君に代打・日原君。日原君はファーストストライクから振っていき、1-1からの3球目を右中間へ!!この当たりが2ベースとなって、鈴木君が生還、同点に追いつき、尚も1死2・3塁のチャンス。ここで田邉君に代打が送られ、佐藤君がバッターボックスに。しかし佐藤君は三振、続く井橋君もショートゴロで同点止まり。

8回裏。8番の代打に代えて松永君がサード、9番の代打に代えて阿部君がピッチャーに。しかし、初戦の桜美林戦で久しぶりに好投を見せてくれた阿部君ですが、今日は球が浮いてる感じで、先頭の中尾君にストレートの四球、続く内峯君にも死球で、のっけからノーアウト1・2塁のピンチに(泣)しかし3番竹内君の送りバントが2回続けてファウルとなり、最後は空振りの三振に打ち取ると、後続も断って無失点でしのぐ。

9回表は2番のオコエ君からでしたがショートゴロ。続く伊藤君も大きな当たりでしたがセンターフライで早くも2アウト。4番の森山君は四球を選びますが五十嵐君はセカンドゴロで無得点。

9回裏。ここから先は、サヨナラ負けの恐怖が常につきまとう。

マウンド上の阿部君はやはり、生命線のコントロールが定まらないようで。常にボール先行、先頭の大平君にフルカウントからセンター前ヒットを浴びると、次の杉岡君にも四球でまたもやノーアウト1・2塁(泣)しかし再び送りバントを3塁封殺にすると、後続はショートゴロダブルプレーに打ち取り、ここも無失点で凌ぐ。

試合は延長に入り10回表。6番鈴木君から。国士舘は、9回に代打を送られた百瀬君に代わって、背番号10の右腕・安陪君がマウンドへ。

鈴木君は、代わったばかりの安陪君からセンターオーバーの2ベース!!更に送りバント処理でのピッチャーのエラーと四球で、ノーアウト満塁の大チャンスに!9番の安部君は内野フライに倒れるものの、井橋君のレフト前ヒットで1点を勝ち越し、尚も1死満塁のチャンス。しかし2番オコエ君、3番伊藤君と、最も期待のかかる二人が凡退に打ち取られ、1点止まり。うーん…ここで一気にいきたいとこでしたが…

10回裏の国士舘は打順よく1番の中尾君から。中尾君はこれまで4打席、四球3つに凡打1つという成績。ここは四球は出したくないところ。安部君はその中尾君に対し、変化球で1-2と追い込みますが、4球目はセンターの頭上を越えるホームラン…土壇場で試合を振り出しに戻します。少し勝負を焦ったかな…しかし阿部君も後続は凡退に打ちとり、同点のまま11回へ。

11回の表は、1死から五十嵐君が四球で出るも、後続はなく無得点。

11回の裏。この回から、阿部君に代わり、小松原君がマウンドへ(というのは不正確で、安部君のところにはセカンドで黒田君、小松原君は森山君の代わりに4番に入っているのですが)。うーん…0点で凌いでいるとはいえ、今日の阿部君、あまりにも調子が不安定だし、1点取られたら即サヨナラ負けだし、やむを得ないところ。

そして小松原君は期待に応え、危なげなく三者凡退に抑える。とにかく、低めに来ているのが有難い。

しかし国士舘の2番手安陪君も好投を続け、11回から13回まで関一打線はノーヒット。とにかく、魔法がかかったように打てない(泣)

一方の国士は、12回13回はヒットも出て、関一はやや押され気味ながら無失点に抑える。再試合も頭を過る14回表。先頭は10回に勝ち越しに繋がる2ベースを放っている6番の鈴木君。鈴木君は2ストライクと追い込まれましたが3球目は右中間を破る2ベース!!送りバントで3塁まで進めた後、8番松永君がセンターへの犠牲フライを放ち、鈴木君が生還、再び関東一が勝ち越す。

14回裏。先頭の大内君の代打・栗原君がセカンドへの内野安打で出ると、送りバントで1死2塁としたところで打順は1番の中尾君に…中尾君は3四球に10回の同点ソロ、12回にもレフト前ヒットを放っており、今日の国士舘打線で一番嫌なバッター。とはいえ、逆転サヨナラのランナーを出すわけにもいかず、ここは勝負!

中尾君は初球を叩いてショートへの強いゴロ。しかし2塁ランナーは3塁へ向かい、タッチアウト!!た、助かった…これで2死1塁。そして後続も抑え、5-4のままゲームセット、関東一が何とか国士舘を振り切り、逆転再逆転、追いつ追われつのシーソーゲームを制して、準々決勝進出を決めました。おめでとう!

いやー心臓に悪い試合でした。いろいろ感想はあるけど、また後日。とにかく、勝てて良かった…