5月20日 春季関東大会2回戦@保土ヶ谷球場 メモその1

日程変更が幸い、春季関東大会で埼玉代表の試合を続けて見られることになった日曜日、江戸川区球場も凄く気になりましたが、やはり保土ヶ谷へ行って来ました。時間がなくて詳細は書けませんが、感想だけ書いておこう。

初めての保土ヶ谷球場は、両翼95・中堅120、グラウンドも客席の感じも、県営大宮を少し小ぶりにしたような懐かしい感じの球場です。売店が3~4箇所あり、店の脇にベンチがあるのでそこで食べることもできる。ゴミ箱がなく、空き容器は売店に返すか持って帰るしかないので、ベンチがないと困るわけです。ビールも売ってましたがビールにはまだちょっと涼しいかな。

第一試合は銚子商業と富士見の対戦。三塁側には銚子商の赤い旗がふたつ。強すぎもせず、弱過ぎもしない風は心地よく、旗のなびき方も実にイイ感じ。あつらえたよう。応援も多く、チームに送られる拍手も凄い。対する富士見もメガホンの波は負けてないし、ブラバンもついてる!

しかしシートノックを見ると、緊張もあるのかポロポロの初出場・富士見に対して、銚子商業はさすがに落ち着いているし上手い。しかも周りからは、先発のエース加瀬君は県大会ずっと無失点だったとか日大三との練習試合で好投してたとか、いろいろ聞こえて来るので気が気じゃありません。普段通りにやれば太田君はそんなに打たれないだろうけど、富士見はそんなに強打じゃないし…守備もこんな調子でポロポロされたらどうしよう…しかしそんな心配はまさに杞憂でした!

太田君は7回を投げて4安打無失点に抑えるナイスピッチング。特に、3番4番に連打され、5番に死球を与えてノーアウト満塁になってから、三者連続三振に仕留めたところではバックネット裏からも感嘆の声が。

1死2塁、2死3塁という場面は他にもありましたが、キッチリ抑えてくれてました。この程度ではあまりピンチを感じません。

でも一番驚いたのは富士見のバッティング。立ち上がり、コントロールに苦しむ銚子商業の先発加瀬君を落ち着いて攻め、四球でためたランナーをタイムリーできちっと帰して2回までで4点を先行、中盤は立ち直った加瀬君に抑えられましたが6回にも2点を加え、気がつけばコールド目前。7回にも1死から1番山崎君が右中間への3ベースを放ち、連続四死球の後、太田君の犠牲フライで1点を加え、富士見が銚子商業を破り、ベスト8に進出となりました。

安打数は7本でしたが、四球の後のタイムリーとか連打とか、長打の後の犠牲フライとか、非常に効率というかリズムの良い攻めになっていたと思います。浦学戦も4点は7回にまとめて取ったものだし、派手さはないけどしぶといな~。太田君もナイスピッチングでしたが、リードがあったから余裕を持って投げられたのでしょうし、投打が噛み合った、というのはまさにこういうのを言うんだろうと思いました。

*準々決勝の甲府商業戦には接戦の末、敗れてしまったようですが、きっとすごい良い経験になったと思います。いや、それはそれで困るけど…監督の采配も強気で少し変わっていて面白く、夏、どういう試合を見せてくれるのか、今から楽しみなチームです。