20161015 秋季東京都大会2回戦 武蔵丘×関東一

今週末は秋季東京都大会の2回戦。

三連休の予定だった1回戦が雨で流れた関係で、関東一は中3日、武蔵丘は中2日でこの試合を迎えている。今秋の天候ではやむを得ないことではありますが、想定よりちょっとキツいスケジュールになってしまったかな。しかし今日は、これまでの悪天候をすべて帳消しにするような素晴らしい青空。やっぱ秋季大会の空はこうでなくちゃ。

今日の関東一は後攻。ブルペンを見るとやはり高橋君先発の模様。

先攻:武蔵丘

1ファースト岡田→ピッチャー

2セカンド朝生

3サード津幡

4レフト戸田

5センター水島

6ショート吉田

7ピッチャー阿部→ファースト斉藤

8キャッチャー坂下

9ライト高橋

初戦の昭和戦で先発したエースナンバーの阿部君が今日も先発。岡田君との継投で昭和を完封している、ベンチも元気!(これは試合を通してもそうで、印象に残りました)

後攻

1ライト斎藤

2セカンド早坂

3サード溝淵

4レフト立﨑→R浅井

5キャッチャー石𣘺

6ショート宮田

7センター増田

8ピッチャー高橋

9ファースト石田→R別府

先発を高橋君、初戦の法政大高戦で3打数3安打1HRの立﨑君を4番に上げるなど若干の打順変更はありますが、基本的には同じオーダーです。初戦ではだいぶ選手交代がありましたが、今日はどうでしょうか。

1回表。高橋君は、初戦で最後リリーフしたときは無失点ながらいきなりヒット浴びるわ内野のエラーが出るわ四球出すわで今ひとつな感じでちょっと心配でしたが、今日の立ち上がりは危なげなく、三者凡退に抑える。

その裏、武蔵丘のマウンドには背番号1の右腕・阿部君。そんなスピードボールとかじゃないのですが、独特のフォーム。足を上げるとき、くの字型みたいになってる…独特。打ちづらくなければいいのですが。

そのせいもあるのかないのか、1番斎藤君はフルカウントから三振。

2番早坂君はセンターへ大きな飛球を放ちますがこれは武蔵丘のセンター水島君がキャッチ。2アウト。それにしても、武蔵丘の外野、かなり後ろだなあ…あれだと外野の越すのは難しそう。

続く溝淵君、立﨑君は四球を選びますが、石橋君はセンターフライに倒れ、無得点。

2回表、1死から5番水島君がライト前に抜けそうなゴロ…!しかしセカンド早坂君が抑えた!反転して送球♪が、ありゃ高い…!1死1塁。それほどギリギリのタイミングじゃなかったと思うし、落ち着いて投げていれば…

しかし6番吉田君の打席で盗塁を仕掛けてきた水島君を、石𣘺君のナイス送球!悠々のタイミングで見事刺し(さすが!)、吉田君もショートゴロに打ち取ってこの回も結局3人で終える。

2回裏。先頭の6番宮田君が内野安打で出ると、続く増田君は送りバント…なのですがボールの勢いを殺せずサードゴロのような打球になって、セカンドに送られ2塁アウト。それでも次の高橋君の打席で盗塁成功、1死2塁とします。

しかし高橋君のショートゴロで進塁しようとした増田君は武蔵丘の水島君は落ち着いてサード送球、タッチアウトで2死1塁。9番石田君も大きな当たりでしたがライトフライに倒れ、無得点。

うーん…バント失敗もだけど、あのショートゴロで3塁行って良かったのかなあ…バッターランナーも高橋君だったし…ちょっと心配。

3回表も三者凡退で、高橋君のピッチングの方は今のところまったく危なげないんだけど、いつ突然何が起こるかわからないし、早く先制点をあげておきたいところ。

3回裏。1死から2番早坂君がレフト前ヒットで出ますが、3番4番は外野フライに倒れ、ここも無得点。4番の立崎君も、こつんと当てたようなバッティングだった(ように見えた)のに、フェンス近くまで飛んでって、待ち構えてるレフトのグラブにイン、とか(汗)

4回表。武蔵丘も2巡目を迎え、1番の岡田君から。ここまでテンポよく投げ込んできた高橋君ですが、ここでははっきりしたボールが多くてストレートの四球であっさりと岡田君を歩かせてしまいます。

続く朝生君も綺麗に初球送りバントを決め、1死2塁。ここで3番津幡が初球をライト前に運び、2塁ランナーが生還、1点を先制される。その後も内野ゴロで送球が高くてゲッツーが取れなかったりとかしながらも、後続は抑えて1点で切り抜ける。四球でランナー出してから、ちょっと落ち着く間が取れずにばたばたっと行ってしまったかも。

すぐに取り返していきたい4回裏。5番の石𣘺君から。

初戦では4回に同点タイムリーを放っている石𣘺君、まずここは何とか出塁を…などと思いながら見ていると、なんと、左中間へ放ったライナーがどんどん伸びてスタンドへ!いきなり同点に追いつく。本当にすぐに取り返した…っていうか、なんともはや、すぐ過ぎ(笑)

と言ってもまだ同点。ここで終わりたくないところですが6番宮田君はショートゴロで1アウト。続く増田君も完全に当たり損ねでしたが打球が死んでいたのが幸い、1・2塁間に転がったバントのような打球にファーストセカンドピッチャーが集まり1塁ベースが空いてしまい、内野安打に。

8番高橋君もサードゴロでしたがゲッツーを焦ったサードの2塁送球が高く逸れるエラーで1死1・3塁。9番石田君の打球もピッチャーのグラブに当たって三遊間方向に転がる内野安打となって1点が入り2-1と逆点します。

打順はトップに還り斎藤君。斎藤君の打球はセカンドへのゴロ。打ち取られた打球に見えましたが、イレギュラーしたらしくライトに抜け、2塁ランナーが生還して3-1、打った斎藤君も2塁までいきます。

更にワイルドピッチで4-1、2番の早坂君も四球を選んで1死1・3塁としたところでバッターボックスには3番の溝淵君。溝淵君の当たりは文字通りピッチャー強襲、マウンドの阿部君はボールを見失ったのかやや反応が遅れ(打球が当たった衝撃もあったかも)、1塁送球も大きく逸れる。その間にランナー2人が還り6-1と更にリードを拡げ、溝淵君も3塁へ。正直、かなりラッキーに恵まれてた感がありますが…

 ここで、足に打球を受けた阿部君が降板、ファーストの岡田君がマウンドに上がります。阿部君は足にもろに当たってたし、その後の様子を見ても見るからに痛そうだったのでやむを得ないところでしょうか。大したことがなければいいのですが。

 代わってマウンドに上がった岡田君はサイドに近い(スリークォーター気味というか5/8くらい?)左腕。1死3塁のピンチからでしたが、ここは岡田君が後続を抑えて切り抜ける。

 4回には四球とタイムリーで先制を許した高橋君ですが、5回6回は再びナイスピッチングに戻り、三者凡退。打線も6回には岡田君を捉え、エラーも絡んで一挙5点をあげて11-1、6回サヨナラコールドで関東一が勝利、3回戦進出を決めました。おめでとう!

いろいろとデジャビュ感の漂う試合でしたが、これが今年のチームのカラーから来るものなのか、偶々なのか、あるいは修正されて変わっていくものなのか。よくわからないだけにこれからが楽しみです♪3回戦は10年ぶりの菅生との対戦。あの雨の試合の辛さは、今も覚えている、今度は、晴れてくれますように。