GW突入!@県営大宮公園球場

関一も春日部共栄も既に敗退し、まったりフリー観戦となったゴールデンウィーク。東京や神奈川も考えましたが移動時間や混雑具合も鑑み、やはり地元埼玉の春を満喫すべく、まず初日は大宮公園球場へ。今日は3回戦、夏のシードを確定させた、ベスト16同士の戦いです。

■第1試合 所沢商業×花咲徳栄

昨夏に埼玉県初の全国制覇を成し遂げ、新チームも未だ県内負けなしという徳栄ですが、初戦の川越東戦は4-3の接戦。対する所沢商は八潮南を4-1、朝霞西を7-0の7回コールドで降す順調な勝ち上がり。徳栄有利には違いないだろうけど、所商がどう立ち向かうのか。

しかし所商が1回の表の2死満塁のチャンスを逃すと、その裏に徳栄の猛攻が始まり、5点を先制。2回表にも所商は1死2・3塁のチャンスを迎えますがここもライナーゲッツーで無得点に終わり、その後もチャンスらしいチャンスを作れない。一方で徳栄の猛攻は初回の5点の後も6点、11点。7点と途切れることなく続き、結局29-0の5回コールドという大差で徳栄が勝利。

いやもう、25安打(うちHR4本)29得点ですからね(汗)予選や夏の大会の序盤なら30点近く入ってしまう試合もなくはなかったけど、ベスト16の試合でここまでの差がついた試合というのは記憶にない。所商はエラー4でバッテリーエラーもあったし、記録に残らない守りのミスも確かにあったけど、20点差が着いた3回までは四球は1個だけ(4回はさすがに4個出してたけど)。よくある四死球でランナー溜めまくって…という感じではなく、本当に打ちまくってました。4番の野村君は5打数5安打(2HR)の大活躍だし、他のバッターも交代が多かったピッチャーは別として、野手は先発全員安打、しかも捉えた当たりが多かった。打ち損じが少ないから、全然アウトになってくれないんですよね(泣)さすがです。所商も序盤のチャンスを逃したり、守りのミスが多かったのは勿体なかったけど…

■第2試合 西武台×市立川越

初回こそ双方ランナーを出しながら無失点でピンチを切り抜ける展開でしたが2回以降は市立川越が12安打を浴びせる猛攻で12得点、先発の左腕和田君が西武台打線を3安打完封の12-0と一方的な試合になってしまいました。こちらも3打数3安打(1HR)の1番羽田君をはじめ、市立川越の打力、そして毎回ランナーを背負いながらもそこから危なげなくゼロで抑えた和田君のピッチングが際立った試合でした。

第3試合 山村学園×聖望学園

1回裏に山村学園が木内君の先頭打者ホームランで先制、2番横田君にも右中間への2ベースを浴びた聖望の先発・背番号11の左サイドの安藤君は送りバントで1死3塁となったところ、打者3人で早くも降板。エースの廣瀬君は4番の長谷川君にレフトフェンス直撃の2ベースを打たれて1点を失うも、後続は抑える。しかし5回裏に2死から1番木内君のレフト前ヒットと2番横川君の死球でランナーふたりを置いて3番野邨君の2ベースで山村学園が2点を追加、4-0と突き放す。

まさか、この試合も一方的な試合になってしまうのか…そんな思いが脳裡をかすめますが、直後の6回表。

ヒットと死球で出たランナーがダブルスチールで2、3塁に進み、内野ゴロと犠牲フライで聖望が2点を返す。

そしてその裏からは背番号10ながらショートで先発していた坂本君が3番手のマウンドに上がり、それ以降は毎回ランナーを背負いながらも山村学園打線を無失点に抑える。

聖望は8回表にもエラーで貰ったランナーを四球とバッテリーエラーで進め、内野ゴロで1点をあげ、3-4と1点差に迫る。この頃になると山村学園の先発・エースの和田君も球数は120、ボール先行の苦しいピッチング。9回も2アウトから連続四死球でピンチを迎えますが、最後は1番内藤君をセンターフライに打ち取り4-3のまま山村学園が逃げ切り、準々決勝進出。聖望も後半意地を見せたけど、和田君の力投に4安打に抑えられ、一歩及ばず、という感じの試合でした。

打線は水物というし、本当の勝負は夏だし、短期集中の春季大会は投手のやりくりなどいろいろな要因もあって今の結果がすべでではない、とは思うけど、それでもやっぱり打線の強さは必要だよな(汗)と今更ながら感じた今日の3試合でした。

他球場でも順調に日程が消化され、準々決勝4試合は明後日30日。

県営大宮:(第1試合)徳栄×山村国際 (第2試合)浦学×市立川越

上尾  :(第1試合)ふじみ野×狭山ヶ丘 (第2試合)山村学園×埼玉栄

という組合せとなりました。うーんどっちに行こう…