甲子園日記(8月10日)

貴重な前売り券も残すところ今日1枚のみ。なのに今日の席はこれまでより前めで段差が緩く(陽当たりも良く)、私の眼とホームベースを結ぶ線上に斜め前のお兄さんの頭が!!隣の人が来ていないのが不幸中の幸い、できるだけ身体を斜めにして見ることに。

第1試合;○木更津総合10-1敦賀気比

木更津総合・野尻君、敦賀気比・木下君の両エースの投げ合いで前半は木更津総合が優位に試合を進めながらも緊迫した展開でしたが6回に木更津総合が連打に守備の乱れも絡んで一挙6点、裏に敦賀気比が1点を返すも、8回にも更に3点を追加した木更津総合の完勝。先発の野尻君も勿論ナイスピッチングだったのですが、8回途中から登板した背番号11の2年生・根本君の速球にはスタンドがどよどよっとどよめいていました。

余談ですが5回裏に敦賀気比死球でランナーが出たとき、敦賀気比スタンドから「痛いの痛いの飛んで行け~」と声がかかったのには思わず笑ってしましました。こういうのっていいな。

それと、この試合の途中で通り雨があって、結構激しく降る中、中断もなく試合続行されていたのですが(幸い、すぐに止んだ)、雨が激しくなったとき、ボールボーイ達がバックネット裏近くに来て、急いで雨合羽を羽織ってました。甲子園に限らず雨中の試合は幾つも見ているのに、こういう場面を見るのは初めてだったので何か新鮮でした。

第2試合:○日大三16-3折尾愛真

バックネット裏の上の方で立ち上がって「折尾愛真高校の勝利を祈って乾杯!」している人がいた(このときは熱心だなーパチパチ…だったんだけどこの人、第3試合では「奈良大付属の勝利を祈ってカンパーイ!」って…アンタ折尾愛真だけの応援というわけじゃなかったのね…)。

試合の方は、初回に折尾愛真がちょっと制球の定まらない感のある三高の中村君から四球とヒット、犠牲フライで1点を先制。どうなることかと思いましたが、その裏。それ以上に制球の定まらない折尾愛真の先発・小野君から一挙7点を奪い、その後も着実に点を重ね、折尾愛真の反撃は二番手で登場した河村君から2番・斉藤君が打った2ランのみ。16-3の大勝でした。三高も15安打だからもちろん打ってはいるのですが、それ以上に四死球が多過ぎた…

第3試合:羽黒1-4奈良大附

初めて聴きましたが奈良大附の校歌って良い歌ですね。奈良のイメージにピッタリ。

初回に奈良大附が1番宮川君の2ベースとバントヒット&送球エラーで1点を先制、5回にも宮川君の2ランで2点を追加、更に8回にも1点を加え、、羽黒の反撃を5回裏の1点のみに抑えて快勝。ヒット数は奈良大附12に対して羽黒は8でシングルヒットのみですから、打力の差がそのまま点差に現れたということなのでしょうが、9回2死まで投げた羽黒の2年生エース篠木君もナイスピッチングでした。

次第に夕暮れが近づき、既に一塁側の銀傘の縁の照明が灯された9回表の攻防。試合の趨勢を動かすことはできませんでしたが、失点を阻止したセンターからのバックホームや2アウトから交代した金子君がフルカウントから最後の1人を討ち取ったところなど、心に迫るものがありました。お疲れ様でした。篠田君はじめ新チームに期待です。

【今日、気になったこと】

1 ピーポーピーポーが2回ほど聞こえた(熱中症で呼ばれたとは限りませんが)。明日は更に厳しい気候になりそうですし、混雑して観戦環境も過酷になりそうなので、皆様くれぐれもご注意ください…

2 第3試合の途中、バックネット裏下段にいた4~5人の若者が警備員に促されて退場していった。もちろん事情は推測するしかありませんが、気分の良いものではない。前売りの転売価格も凄く高騰しているみたいだし(梅田のチケットショップでチラ見したら8千円とか1万円とかになってた…)、何らかの改善が必要なことは確か。

明日はTV観戦です。