20181020 秋季東京都大会3回戦@神宮第二

今日明日はここ神宮第二と上柚木の2球場で、ベスト8進出を賭けた3回戦が行われます。いずれの球場も2試合とも好カード、どっちに行くべきか迷いましたが実に11年ぶりとなった帝京VS早実の対戦もあるし…というわけで、今日のところはゴルフ場を選択。同じ考えの人が結構いたらしく、スタンドはかなりの混雑。

◆第1試合 帝京×早実

初回、帝京のエース・長身右腕の田代君が立ち上がりの制球に苦しみ二者連続四球でランナーを出すと、早実の4番生沼君がセンターオーバーのエンタイトル2ベース(フェンス上に落ちたように見えたのでHRかと思ってしまった。すんなり試合が進んだのでたぶん間違いなくエンタイトルだったのでしょう)で1点を先制。帝京も2回裏に6番加田君のライト線への3ベースからスクイズですぐに同点に追いつく。お互いヒットや四死球でランナーも出ていて点の取り合いを予想していたので、スクイズは意外な感じがしたのですが、結局試合は意外にもロースコアのゲームになりました。それも、予想外の展開で。

両チームとも四死球やエラーもあってランナーは出すのですが、早実送りバント失敗や走塁ミスなどが目立ち、帝京はあと一本というところを早実エース伊藤君の粘りのピッチングに抑え込まれてしまう。結局その後の得点は、4回表の2死1・3塁からのサードゴロエラーと7回表の早実の1番茅野君のソロHRのみ。残塁早実8、帝京は16かな?ヒット数も早実6に対して帝京10ですから、帝京の方が攻めてはいたのですが…それだけ伊藤君のピンチでの投球が素晴らしかったということなのでしょう。終盤に来てもここぞというところのアウトは三振ばかりだったし。ナイスピッチングでした♪(死球4つはちょっと多かったけど)。

【試合スコア】

早実 100 100 100 3

帝京 010 000 000 1

◆第2試合 日体大荏原×文京

第2試合は文京のブラバンが参戦。しかし荏原のアカペラ応援も迫力ある。

荏原はバスター打法の打者が多く、来る人来る人バントの構えからのヒッティングで目がチカチカしますがそれがいいのかどうなのか、文京のエース長身右腕の中亀君の立ち上がりを攻め、四球と2ベースで出たランナーを内野ゴロとエラーで還して2点を先制。しかしその裏、文京もヒットで出たランナーがエラーで還り1点をあげ1点差に詰め寄る。

その後も荏原は売ったり四球やエラーでもらったランナーをエンドランや盗塁を仕掛けたりして進め、2回と4回に2点ずつをあげる。一方の文京も追い縋り、2回と4回に1点ずつ。これで4回終わって6-3。

しかし5回6回は3回途中にセンターから直接マウンドに上がった背番号8の青木君が、ノーアウトのランナーを背負いながらも0点で切り抜ける間に、文京打線が1点ずつをあげ、6-5と1点差に迫る。

すると貯金を減らした荏原はすかさず7回表に先頭打者四球でもらったランナーを1番赤塚君のタイムリー2ベースで還して7-5とする。ところがその裏には文京も、四球で先頭打者を出し、1番青木君のタイムリーで1点返して7-6。

どうなるんだろうこの試合…といった感じの8回表。

1死から四球で出たランナーを1塁において、7番平瀬君への投球がヘルメットにもろに当たる死球となり、1・2塁。ひやりとしますが臨時代走が送られて試合再開となり、続くバッターの打球はセカンドゴロ…ゲッツー行けるか??と思った瞬間、セカンドが打球を後逸、しかもセンターライトのちょうど真ん中だったため、カバーも間に合わず打球がライトフェンスまで転がる間に走者一掃、9-6。ちょっとゲッツー焦ってしまったかな…頭部死球の直後で重苦しい雰囲気もあって、それが微妙に影響していたのかもしれませんが…文京としてはちょっと悔やまれる展開でした。

しかし文京はあきらめず8回裏、1死からヒット2本と死球で満塁とすると、押出し四球と内野ゴロで2点。1ばかりだったスコアボードにようやく複数得点が刻まれる。これで再び1点差。

そして9回。表の荏原の攻撃で、1死2塁から4番中村君のセンターへの素晴らしい当たり!完全に抜けたかと思いましたが、この回から背番号10の古坊君にマウンドを譲り、

再びセンターに戻っていた青木君がナイスキャッチ!!素晴らしいプレーでした♪

そして1点差のまま迎えた9回裏は1番・青木君から。気合十分の青木君でしたが、荏原の2番手・背番号11の星野君も怯まず、すぐに2ストライクに追い込み、最後はファーストゴロに打ち取る。先頭、しかも直前回でナイスプレイの青木君が討ち取られたことで文京の勢いも少し削がれたかもしれません。そして後続も凡退に終わり、3回以来の双方ゼロがスコアボードに刻まれ、9-8のままゲームセット。荏原が何とか文京を振り切り、準々決勝へ。

四死球やミスも多くて、見てる方も時にはくらくらしたけど、最初から最後まで追いつ追われつ、あきらめずへこまず、高校野球っていいなと思う試合でした。両チームの皆さんお疲れ様でした。荏原は脚つってる選手が何人かいたけど、大丈夫かな。暑さはさほどではない日でしたが、試合時間は3時間近かったし、攻守に動きの激しい試合でしたしね…そういえば、ショートの選手が脚つったとき、文京の選手に給水してもらったことに対してなのか、荏原の応援団から文京のスタンドに、ありがとうございました!とその場で言ってたのも気持ち良かった♪

【試合スコア】

荏原 220 200 120 9

文京 110 111 120 8