9月16日 秋季東京都大会ブロック予選第7ブロック2回戦 豊南×関東一

雲が多めながら良く晴れた連休2日めは、関東一の初戦です。先週練習試合を観たばかりではありますが、朝からどきどき。私も、なんでこうなのかねぇ…関一には。困ったもんだ。昨日の遠出の疲れかあまり体調がよろしくないので屋根のあるバックネット裏後列で観戦。第1試合を終えた紅葉川の選手たちが近くにいました。暑いのは暑いけど、日陰にいれば強い風もあって心地よい。やっぱ明るい日差しの下で見る関一のユニはイイなあ。漂白剤使ってるような白が輝いて見える。

ブルペンへ向かうのは背番号1、長身の松本君。松本君に限らず、関東一の投手陣はこれが初めてのベンチ入りなので皆、公式戦経験はないのですが、まずは松本君、どんなピッチングを見せてくれるのでしょうか。

豊南はノックを見る限り、やや守備(ノッカーにも)に難があるように思えましたが、実戦ではどんなかな。

両チームのスタメンは、

【豊南】

1セカンド神宮(→ピッチャー)

2ショート小泉

3ファースト廣瀬

4ピッチャー石川(→ライト→センター→ピッチャー)

5レフト清水→セカンド ハヤシダ

6ライト佐藤(→ピッチャー→ライト)

7センター陣(→レフト)

8サード福山

2キャッチャー北久保

【関東一】

1センター泉澤→PH阿部

2セカンド田邉

3ライト広瀬

4サード江川

5レフト片岡

6キャッチャー中村

7ファースト猪本(→PH玉井)

8ピッチャー松本

9ショート土屋

*ブロック大会では選手名簿はありませんが、以前の大会の名簿で名前がわかる選手は漢字にしてあります(10月8日:本大会の名簿を入手したので追加修正しました)。

結構砂埃が立ってますが今日は散水は省略で、試合開始。ちなみに整列で先頭に立った主将は、関東一は広瀬君、豊南は背番号7の陣君でした。

松本君は右のオーバースロー。球は結構走っている感じ。これなら、自分から四死球与えまくったりしない限りはそんなに点取られることはないかな?豊南の打線がどうかというのもありますが…

さてその豊南、トップバッターは神宮(じんぐう!!)君。立ち上がりからいきなりボール先行しますが何とかフルカウントまでもっていき、最後は空振りの三振で1アウト。まずはホッとする。

2番小泉君にもボールが先行し、早くもブルペンに走る控え投手の姿が。が、頑張ってくれ~マツモト君。しかしここも最後は空振りの三振に仕留める。続く3番の廣瀬君は見逃しの三振!結果を見れば三者三振という上場の滑り出しですが、やっぱりちょっと心配。早めに援護してあげて欲しいところですが…

豊南のエース石川君は小柄な右のオーバースローですが、球威は相当ある(夏の大会も経験しているのは聞いていましたが、帰ってから調べてみたら、なんとキャッチャーだったんですね!四死球出しまくっても何となく落ち着いている辺りは、さもありなん、という感じ。)。

関東一のトップバッターは泉澤君。石川君も立ち上がり、ボールが続き、3球目は死球。早速ノーアウトのランナーが。しかし盗塁失敗で1アウトランナーなしになってしまいます。結局田辺君は四球だったし、ちょっと勿体なかったかな。3番は新キャプテンの広瀬君。旧チームからレギュラーだった広瀬君江川君には一際期待のかかるところですが、三球三振。4番江川君は四球、5番片岡君はセンターフライで無得点。四死球3つで0点はちょっとストレス溜まる…松本君も心配だし…

2回表、4番はエースの石川君。石川君の打球はセンター前へライナーで抜けるヒット。しかし続く5番清水君はショートゴロダブルプレーで2アウトランナーなし。6番佐藤君もファーストゴロ、3人で終わる。

2回裏も1回と似たような展開で四死球と三振の繰り返し、最後は外野フライで無得点。しかし石川君、コントロールは定まりませんが、球には本当に威力があります。でもここまで既に50球以上投げているのが救いかな(と、セコく球数を計算する私(汗))。

3回表、7番の陣君に四球でノーアウトのランナーが出ますが、続く福山君・北久保君を連続三振、続く神宮君の打席では1塁ランナーの陣君の離塁大きくキャッチャーからのけん制でタッチアウト!このイイ感じを攻撃に繋げたいところ。

3回裏、3番広瀬君、4番江川君が連続四球。5番片岡君がライト前に抜けるヒットでノーアウト満塁。6番中村君もセンター前に落ちるヒットでようやく先制!しかしこのときの走塁にミスがあり、1死2・3塁。続く7番猪本君はセカンドゴロでホームタッチアウト2死2・3塁で、次は松本君。うーん何かリズムに乗れてない感じ。ちょっと、「弾幕薄いよ何やってんの!」とブライトさんしてみたくなる(笑)。

松本君も1点で終わるはヤバいと思ったのかどうか、1-0からの2球目はライト方向へ大きな当たり!捕られるか!?とも思いましたが追っていたライトのグラブを越えて、右中間へ抜けてくれました。これでランナー2人が還るタイムリー2ベ…えっその加速はまさか…………ナイスラン!この走塁には、ピッチャーなのに2アウトなのにそんなに走って大丈夫??とか余計な心配をしながらも、ちょっと痺れました。ナイス3塁打!

しかし9番土屋君はセカンドゴロで3点止まり。

4回表、先取点で気が楽になったのか、走ってうまい具合に力が抜けたのか、松本君の投球はだいぶテンポがよくなり、中盤は三者凡退が続きます。

一方の攻撃は、4回には四死球絡みで2点追加、5-0とするものの、豊南の投手の荒れ球に苦しみ続け、崩すことができません。それにしても豊南、先発の石川君が4回途中で降板し外野に回りますが、2番手は左腕の佐藤君、5回途中から3番手はセカンドから回った神宮君、7回裏の途中から再び石川君と、めまぐるしくピッチャーが交代します。それがまた皆荒れてて結構球威はあるのが困る…外野も肩が良く、特に5回、1アウトから江川君が打ち上げたライトフライ、好返球がでホームでタッチアウトになった場面ではスタンドも大いに湧き、近くで観ていた紅葉川の部員も「これで流れが変わるよ」などと言っていました(実際にはそうは問屋が卸さず、次もキッチリ三者凡退で抑えてくれていましたが)。

7回表、松本君は2アウトから3番廣瀬君にセンター前ヒットを打たれますが後続は討ち取りこの回も無失点。しかし、この展開だと完投することになるのかなぁ。

7回裏、四球で出た先頭の松本君がパスボール等で還り1点追加、8回にも右中間への2ベースで出塁した中村君が、四球→送りバントで2・3塁→満塁策の敬遠→押出の四球で7点目が入りコールド、といういささかあっけない幕切れでした。

【イニングスコア】

豊南 00000000  0

関東一00320011× 7

豊南は今年の夏のベンチ入りメンバーの半分以上が下級生だっただけあって、ピンチになっても落ち着いていて、試合前のシートノックではいろいろありましたが、バッテリーエラー以外のミスは少なかったように思います。でも四死球を20個以上貰ってこれでは、ちょっと打線が心配かなあ。まあ初戦だし、組し易い相手ではなかったと思うので、明日は調子が上向いてくれることを期待します。

松本君は8回投げて被安打2、奪三振11失点ゼロの好投を見せてくれました。豊南打線の力の問題もあるのでしょうが、立ち上がりちょっと危なっかしかったし、攻撃の方はなかなか思うような展開に持ち込めませんでしたが我慢強く投げていました。四死球も3回の1個だけ。ナイスピッチング(&ナイス三塁打)でした。

ともあれ新チームの公式戦初勝利、おめでとう!課題もたくさんあるし、今日はすっきりしない終わり方だったけど、修正すべきことは修正して、切り替えて明日に臨んでください。応援してます。