梅雨の只中、やぐらの季節

先週土曜の東西東京大会に続き、昨日20日は南北埼玉大会の抽選日でした。

例によって埼玉は3回戦~準々決勝までは日程だけで時間・球場は未定ですが、これでうやく、7月の全貌が見えてきました。

贔屓チームが何処と、いつ当たるかという組合せ面での心配は別として、今回一番心配していたのが東東京の球場不足。

ただでさえ球場事情のよろしくない東東京なのに、今回は大田も駒沢も改修中で使えない。おまけに神二と明大球場は照明がないし、1日4試合開催実績のある神宮球場もヤクルトの試合その他で(今回は乃木坂46のライブもある模様)毎日フルに使えるわけじゃない。どうするのかな?府中市民あたり、西東京の球場を借りたりするのかな?と思っていたのですが、都高野連が編み出した苦肉の策はまさかの早朝ゴルフ…じゃなかった、開始時間前倒しの神二3試合方式。確かに8時半開始なら、仮に3試合とも3時間ゲームになったとしても、19時の日没の前には終わる計算になる。そして雨天順延など、いざというときは江戸球に4試合・明大球場に3試合を押し込むのか…?そうだとしてもギチギチな日程に変わりないので、とにかくお天気が保ってくれることを祈ります。でもそうならなかったとき、日程を優先するあまり、悔いを残すような試合運営だけはしないでいただきたいと思うのです。大変だとは思いますが…それにしても、ゴルフ場3試合というのは初めてなので、一度は1日どっぷり浸かってみたい…と候補日を捜す私でありました。

というのは置いといて、櫓の中身。関東一の日程は以下のとおり。球場はすべて神宮球場です。

3回戦 14日(土)9時 VS攻玉社、早稲田、大東文化一の勝者

4回戦 18日(水)9時

5回戦 20日(金)9時

準々決勝24日(火)10時

準決勝 27日(金)9時

決 勝 29日(日)10時

東東京は春季大会ではベスト8に関一、帝京、小山台の3校、ベスト16に上野学園、錦城学園(『ホームラン』読んで初めて知ったのですが、島崎藤村尾崎紅葉の母校だったんですね!)、城東、二松の4校という成績で並んでいるので最初から櫓上の位置が決まっているチームはなく、すべて抽選。

その結果、左上に関一、右上に帝京、右下に小山台が入り、左下には二松と城東、錦城学園は帝京、上野学園は小山台のヤマに振り分けられました。関一からすれば帝京以下右側のチームとは当たるとすれば決勝、二松や城東とは準決勝、ということになる。シードが7校しかないので関一のヤマにはシード校は入っていませんが、修徳や岩倉(この初戦のカードは楽しみ♪)、豊山や雪谷をはじめ実力校が多くやっぱり心配…とはいえ勝ち抜かなくては甲子園もないのだし、今夏はやってくれるはず!!という期待と不安。この2年間たぶんずっと、(勝敗とか甲子園行ける行けないとかは別に)掴めずにいたものを掴めるか。いつものことだけど、今年は特に強く感じる。

翻って埼玉の方を見ると、共栄は北埼玉。北埼玉のシードはわずか3校でAシードは春季県大会準優勝の徳栄。コールド勝ち連発だった徳栄に対して、Bシードの栄北と上尾でさえベスト16だった春季大会を観る限り、北のチームが徳栄を破るのはかなり難しそうに思えてしまいますが、「男子、三日会わざれば刮目して見よ」とも言いますし、どのチームも夏にこれまでのすべてをぶつけて欲しい。

共栄の位置はAシード徳栄の反対側、栄北の方のブロック。当たるとしたら栄北とは準々決勝、上尾とは準決勝、徳栄とは決勝ということになります。日程は、

2回戦 13日 第3試合 市営大宮 VS昌平、深谷の勝者

以後は時間・球場未定で3回戦15日、4回戦16日、準々決勝18日と続き、

準決勝 22日 第2試合、決勝24日10時となっている。

これまた初戦から厳しい戦いになりそうだけど、春が不本意な結果だっただけに、巻き返しに期待です。打線の援護で勝った試合も、たまには見せてくれ!

それにしても気になるのは日程のタイトさ。せっかく1試合減っているのに、試合間隔を拡げることはせず、単純にお尻をちょん切ったというか、従来の決勝の日を削っただけの日程になってる。余り遅くなるとまずいというのもわかるけど、3回戦4回戦が連戦というのはちょっとヒドい。複数の投手を養成しておけばいいと言われても、選手層が薄くギリギリというチームも少なくないだろう。序盤戦であれば尚のこと。ここを1日2日空けても例年並みの26~27日頃には終わるんだからさあ…

南埼玉は準々決勝は北と同じ18日ですが、準決勝21日、決勝23日と、北と互い違いに組まれています。

カード的には、13校のシード校が南に固まっただけあって、どこを取ってもひしめいてる感が。Aシード浦学のブロック、同じ側にCシードの埼玉栄狭山ヶ丘のブロック、反対側のBシード山村学園ブロックにはCシードの市立川越が入り(ちなみに、春の初戦で徳栄と接戦の末敗れた川越東もこのブロック)、同じくBシードのふじみ野ブロックにはCシードの山村国際。いろいろあり過ぎて目移りしてしまいますね。

雑誌の展望号や新聞記事なども出てきたし、甲子園チケット争奪戦「梅雨の陣」も終わり(負けました…)。楽しみながら予習したり、その他自分のすべきことをきちんとやりながら、夏を待ちたいと思います。